優しいライチ

　まあ不器用さにおいては女・高倉健の異名をとるおねえさんではありますが、下手の横好きで、ついつい毛糸なんかに手を出してしまうわけで……

？？？　何スか、これ(ラ)

もともとはスヌードのつもりだったんだけどね

へー、スヌード。おねえさんの？(ラ)

の、つもりだったんだけどつけてみたら闘犬の化粧まわしみたいな……

　というので、もともと猫用にベッドを作ろうと思って失敗していた手編みのバスケットと組み合わせ、試しに置いてみたところ……

なかなかいいですよ、これ(ラ)

イケてる、イケてる(ラ)

ライチ、あんたって子は

　なんて親孝行なのでしょうか。もうこうなれば化粧まわしみたいなスヌードなんていりません。出たすきに底のバスケット部分と側面をうまくつなぎ合わせてしまって、最初っからこういう猫ベッドを作るつもりでした！　と言い張ることにしました。

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戦う女

　西條奈加『九十九藤』読了。

　生きるために戦う女、働く女が痛快に描かれていて、でもいろいろな行く手を阻む障碍は今と通じるところもあって、面白く読めた。ラストもなんか、ほっとした。

　宮内悠介『遠い他国でひょんと死ぬるや』読了せず。

　フィリピンの戦火に消えた詩人を追って……という導入はとても面白そうだったのに、途中からどうにもこうにも乗れなくなり、長いなーと思い始めたので、やめました。

　早乙女かな子『パンツははいておけ　中卒フリーターが大学進学した話』読了。

　毒親から離れるのにはどうしたらよいか……大きなテーマで、この人も大変だったなあと思うが、やっぱり悲劇のヒロインは自分だけ、みたいな顔をされたら周りもいじめたくなるだろうし。まあ周囲の人もたいがいひどい人が多いようだが。

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