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この人が、ねえ [本]

 高木 佐保・響介『猫がゴロゴロよろこぶCDブック』読了。

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 結論から言うと、曲をかけてもあまりうちの猫たちは反応なし。ただ、不快な様子もなし。
 本は、猫飼いからすると「あーねー」的な内容だが、猫のゴロゴロ音と人の骨密度の関係などは初耳。かわいい猫も研究対象とするとそれはまたなかなか大変なのだな。気まぐれだし。

 星野源『そして生活はつづく』読了。

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 音楽、演技、文章とマルチな才能を持つうえあんなきれいなお嫁さんをもらった作者の初期のエッセイ集。面白い、確かに面白い。下ネタ多いけど。『逃げ恥』見てないのに何でよく知ってるのかな、と思ったら、後で見た『11人もいる!』で演技も歌も披露していたのだと判明。確かにねえ、別にかっこいい役者じゃないんだけどね。

 ブレイディみかこ『ワイルドサイドをほっつき歩け』読了。

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 イギリスの労働者階級とブレグジット等様々な問題……暮らしに密着した作者が、みんなのいろいろな考え方を生き生きと取り上げていて、会ったこともない人たちが非常に身近に感じる。が、イギリスのパブ文化が廃れ始めているというのにびっくり。日本と同じで皆健康志向になっていっている……いいことなんだと思うけれど、ちょっと寂しいし興ざめ。

 黒川博行『絵が殺した』読了。

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 面白いんだけど、絶対これ、一回読んでいるなあ。結末を忘れているし、それでも面白く読めるのがこの作家のすごいところだとは思うが。うーん。

 皆川博子『花闇』読了。

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 悲劇の女形・澤村田之助を描くミステリ?。なんかちょっと長い感じがして……江戸末期の退廃というか、爛熟の文化として性と死をおどろおどろしく描いてきた芝居が滅んでいく様子もまた同時に移していて、読みごたえはあったけれども。


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