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江戸っ子だったんだ…… [本]

 荒俣宏『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』読了。

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 東京下町育ち……とは思っていなかった。ここは素直にへー。結婚のことなどは一言も書かれていないけれど、まあ70超えた人の、しかも博覧強記荒俣宏の自伝だから長いのは仕方がないが、この情報量を二段組で一冊で読ませるのはちょっと苦しい。ちょうど角川武蔵野ミュージアムを見に行くタイミングだったので、最後の方は「なるほど」の連続だったけれど。


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青春18きっぷ2021夏の陣 その1ー何もかもが朽ちていく場所ー [旅行]

 会社側が、連続5日で休暇を取るのを推奨しているので、今年はがっさりとってやりました。が、しかーし! 同時に緊急事態宣言延長やらなんやらあって、もう一つ出かけづらい。でもなあ、宣言延長前に18きっぷだけは習慣的に抑えちゃったんだよねえ……今の見込みだと、使用期限の9月10日もまだ宣言下になりそうだけれども。
 つうことで、日帰りでちょびちょび鉄印[電車]でも集めましょうか……(やっぱり行くんかい! と、突っ込まれそうですが)。

 22日(日)、本来は真岡鉄道に乗りに行って、益子焼芸術館でバーナード・リーチの展覧会最終日を見ようと思っていたのですが、ちょっと調べたら、真岡鉄道、宣言を受けてSL館を休館するというではありませんか![がく~(落胆した顔)] がーん! ということで。

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まずまず早起きをしてJR[電車]に乗り


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JR宇都宮線の間々田で降りました。初めて降りたな、ここ

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とちぎの両生類店にも惹かれはしましたが

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今回は、チケットもらったので、ここに来てみました

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駅から歩いて[くつ]5分[時計]小山市立車屋美術館

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写真が撮れるのは、入り口にあった豆太だけ

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猫も撮っちゃいましたが[あせあせ(飛び散る汗)]


 さて、豆太のこのポーズですぐにピンとする人もいるかもしれませんが、見たのは、「生誕100年 滝平二郎展~ものがたりを描いた画家」展を見ました。
 豆太でよく知られる『モチモチの木』、『花さき山』、『ベロだしチョンマ』などで知られる切り絵の挿絵画家、滝平二郎さん。2009年に亡くなりましたが、だいたいどの絵も見覚えがあるんだよなあ。今回の展示は『モチモチの木』『花さき山』『八郎』『三コ』『ソメコとオニ』の原画が主でしたが、入り口のところに絵本も展示されていて、この中では『ソメコとオニ』を読んだことがなかったので、夢中で読んでしまいました。これ、すごく面白いなあ。オニ、立場弱し![わーい(嬉しい顔)] 『花さき山』は、ストーリーを知っているくせに、やっぱり泣けた[もうやだ~(悲しい顔)]。『ゆき』の原画とかも見たかったなあ。
 小規模な、展示面積からいったらちょっとしたギャラリーみたいな美術館でしたが、好きな作家なのに、グッズも図録もないのが残念。

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母屋の方も有料で見学できるようなのですが、今回は電車[電車]の時間[時計]の関係でパス


 展覧会鑑賞後はまた間々田から宇都宮線[電車]に乗って、到着したのは桐生。ここからはわたらせ渓谷鉄道[電車]に乗り換えます。
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相変わらずかわいい列車。ですが、コロナ禍で名物トロッコ列車は運休ですって[ふらふら]

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なので、もう相老駅で鉄印をゲットするだけ


 また桐生方面に戻る列車[電車](東武線)が来るまで一時間ほど。ちょうどおなかもすいてきたので、何もない駅前を出て昼食のとれるところを探しました。

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歩いて5~6分で、地元のチェーン店みたいなのを見つけた!

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この冷やしラーメン(700円)が大当たり! 美味しいしボリュームたっぷり!


 いつも思いますが、地方のお店でほかのお客さんに合わせて「大盛り!」なんて言った日にゃとんでもない目に遭います。これ、塩味と醤油味を選べ、塩にしたのですが、普通盛のはずなのにものすごーくお腹パンパン[がく~(落胆した顔)]になりました。

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その後相老駅から東武線に乗り

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藪塚駅で降ります


 目的地はそう遠くはないのですが、あまりに暑すぎたので駅前で客待ちをしていたタクシー[車(セダン)]に乗りました。
「三日月村お願いします」のリクエストに、「あ……はい」と、ちょっと間のあるお返事。いきなりの不安[がく~(落胆した顔)]。そして1メーターで着いたところは……

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「こっからは、歩きで行くしかないんですよー」(運)
「え……[たらーっ(汗)]


 こりゃー、とんでもなく蚊に刺されたり、下手すると蛭なんかいるんじゃなかろうか……と、ビビり[がく~(落胆した顔)]ながらも登っていきました。

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やる気ねえなあ

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この辺までくると、わかる人はわかるかなあ

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木枯らし紋次郎のテーマパーク「上州新田郡三日月村」です


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HPが全然更新されないので、どうなってるのかなあ、と思っていた

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かっこいい……


 木枯らし紋次郎ファンとしては一度は行かなければ、と思っていましたが、想像以上にボロボロでした。ほかにお客いないかなあと思ったら、案外いた。でも、小さい子供を連れた連中、木枯らし紋次郎自体知らないと思うんだけど……[たらーっ(汗)]
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笹沢先生の紋次郎シリーズはほぼ中学高校時代に読んだと思う

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そうそう、赦免花、赦免花……

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故・笹沢先生の執筆室などもある(本当にこれが再現なのか?)

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一応、足を運んで下すったんだねえ

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でも人形は、どっちかと言うと加藤剛に似てる[モバQ]

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宿場の飯盛女か

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一応ここでは両替したお金しか使えないのですが、買うほどのものは何にもない


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早々に出てくると、向かいのホテルでやってる藪塚温泉[いい気分(温泉)]の日帰り温泉へ

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これはヤマザキマリさんが描いた? それとも真似っこ?


 そしてまた藪塚から東武線[電車]に乗り、宇都宮でJR[電車]に乗り換えて、帰りました。

 このテーマパーク、いつまで続くのかなあ[ふらふら]。ほとんど建物は朽ちるに任せていて、新たにちょっと平衡感覚がおかしくなる建物などを作って有料アトラクションにしてはいるようなのですが……全然入る気しなかった。
 まあ、でも、ずーっとずーっと、一度見てみなければ、と思っていたので自分の検証欲は満たしました。よいものでも悪いもので、早く行かないといつの間にかなくなっちゃうものって、あるからね。
 幻滅[バッド(下向き矢印)][もうやだ~(悲しい顔)]でしたが、まあ、行けてよかった、と思っておこう。


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伯耆の牡丹 [本]

 宇江佐真理『深尾くれない』読了。

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 鳥取のコンプレックスの強い剣豪とその妻たち……なんというか、ちょっと暗いんだよなあ。女敵討ちを描いてももっと明るい作品もあるけれども、これは暗い。思いが入りづらい作品でした。でも、鳥取は牡丹が有名って、確かにテレビでもやってたなあ、なんて思いだした。

 朝倉かすみ『平場の月』読了。

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 50過ぎて病院の検査で再開という、のっけから不安を抱えた始まり。大人の恋愛譚としては悲しいなりに面白かったけれども、これは同年代以外の人には共感を得づらいかもしれない。


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