クジラの歌を聴け [本]
町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』読了。
この人は、魚や何か、泳ぐものをタイトルなり内容に取り上げるのが多いのかな。クジラの歌を聴いたことはないけれど……とてもいい話だが、あまり驚かされる部分はなかったかも。
又吉直樹『東京百景』読了。
面白かった。確かに最後の方に自分で書いているが、今はアメリカにいる相方の綾部の話は空くない。が、突き放した愛情があるし、なにしろこの1日1日の日記的な情景を飽きずに読ませる力(本人がどこまで意識して書いているのかはわからないが)は、すごい。
宮部みゆき『三鬼 三島屋変調百物語四之続』読了。
シリーズ四冊目。文庫本にしてもなかなかの厚さ。物の怪の恐ろしさというよりも、人間の様々な欲が異界を引き寄せるという雰囲気の作品が多い。が、その中で「ひだる神」はなかなかよかったな。本来、飢えて死んだ恨みを抱えた物の怪という意味では、かなり怖いもののはずなのだけれども。
町田康・いしいしんじ『人生を救え!』読了。
町田さんのパンクな人生相談から始まるが、どうかなあ、この手の人に本気で相談しようと思うかなあ……と、自分なら二の足を踏むが、案外面白い解決へのヒントをもらえているかも。その後が対談となっているが、この二人は想像以上にかなり変。
この人は、魚や何か、泳ぐものをタイトルなり内容に取り上げるのが多いのかな。クジラの歌を聴いたことはないけれど……とてもいい話だが、あまり驚かされる部分はなかったかも。
又吉直樹『東京百景』読了。
面白かった。確かに最後の方に自分で書いているが、今はアメリカにいる相方の綾部の話は空くない。が、突き放した愛情があるし、なにしろこの1日1日の日記的な情景を飽きずに読ませる力(本人がどこまで意識して書いているのかはわからないが)は、すごい。
宮部みゆき『三鬼 三島屋変調百物語四之続』読了。
シリーズ四冊目。文庫本にしてもなかなかの厚さ。物の怪の恐ろしさというよりも、人間の様々な欲が異界を引き寄せるという雰囲気の作品が多い。が、その中で「ひだる神」はなかなかよかったな。本来、飢えて死んだ恨みを抱えた物の怪という意味では、かなり怖いもののはずなのだけれども。
町田康・いしいしんじ『人生を救え!』読了。
町田さんのパンクな人生相談から始まるが、どうかなあ、この手の人に本気で相談しようと思うかなあ……と、自分なら二の足を踏むが、案外面白い解決へのヒントをもらえているかも。その後が対談となっているが、この二人は想像以上にかなり変。