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たまっちゃった [本]

 ジョン・ボイン『兄の名はジェシカ』読了。

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 児童文学? なのかどうか。イギリス文学でもなかなかLGBTQを受け入れるのは難しいのだな、と思った。特に、自分の家族の場合は。ただ、この本はとても面白く、いろいろ心情的に共感できた。

 くどうれいん『氷柱の声』読了。

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 被災地の人間だが、自分や家族には何も起こっていない……けれども、傷つくことを求められ、そこで頑張っている人の姿を求められる……その苦痛。なかなか人には言えないようなその感情を、94年生まれの若い作家がこんなに見事に描くとは! とびっくりしてしまった。

 堂場瞬一『十字の記憶』読了。

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 多作な作家さんで、これは96冊目とか。ただ、ほかの作品(1~2冊しか読んでいないと思うが)に比べ、動機面がちょっと弱すぎるような気がしたけれども……。


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