トネ・コーケン『スーパーカブ(7)』読了。
本来(6)の主人公の高校卒業で終わる予定だったのを、無理に1巻付け足したような……単なる楽しいDIY小説になってしまったような感じ。新キャラも特に面白い人がいるわけでもないし、必然性もない。少しがっかり。
李琴美『彼岸花が咲く島』読了。
作者は台湾生まれの通訳者。中国語の素養がないとちょっととっつきにくい内容に思えたが、どうなのかわからない。この小説らしい世界観は好きだと思う。それに、読んだ時期もタイムリーだったかも。今いる世界(あるいは楽園)自体がどうなっていくのか、という不安な時期。