どれもちゃんと読んでいないのか? [本]
アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』読了。
作者が教えているナボコフもフィッツジェラルドもジェイムズもオースティンも、一応はどこかで読んでいるはずなのに、ちゃんと内容を思い出せないというのは、よほどいい加減に読み散らしているんだろうなあ、とまず反省。イランという国で、女性であり、また西洋的退廃とみなされる英文学を大学で教える(学ぶ)ということの命がけを思うとずずーん、と重くなる。が、過剰にウェットにならないドキュメントになっているのは、作者が欧米教育を受けたエリートだからか。とにかく、もう少しちゃんと読みなおさなければならない本が多いな、と思った。この本は間違いなく名著。
本屋図鑑編集部 (著), 得地 直美 (イラスト)『本屋図鑑』読了。
すっかり図書館派になってしまったが、街に書店は必ずや必要だと思う。出版不況はずーっとずーっと言われていて、紙の本が減ってきている昨今、街の小さな本屋さんには本当に冬の時代が長く続いている状態かもしれない。が、矜持をもって続けている本屋が全国にこんなにあるというのは大変頼もしいことだ。
作者が教えているナボコフもフィッツジェラルドもジェイムズもオースティンも、一応はどこかで読んでいるはずなのに、ちゃんと内容を思い出せないというのは、よほどいい加減に読み散らしているんだろうなあ、とまず反省。イランという国で、女性であり、また西洋的退廃とみなされる英文学を大学で教える(学ぶ)ということの命がけを思うとずずーん、と重くなる。が、過剰にウェットにならないドキュメントになっているのは、作者が欧米教育を受けたエリートだからか。とにかく、もう少しちゃんと読みなおさなければならない本が多いな、と思った。この本は間違いなく名著。
本屋図鑑編集部 (著), 得地 直美 (イラスト)『本屋図鑑』読了。
すっかり図書館派になってしまったが、街に書店は必ずや必要だと思う。出版不況はずーっとずーっと言われていて、紙の本が減ってきている昨今、街の小さな本屋さんには本当に冬の時代が長く続いている状態かもしれない。が、矜持をもって続けている本屋が全国にこんなにあるというのは大変頼もしいことだ。