次に待っている人がいるのでどんどん読んだ4冊 [本]
清田隆之(桃山商事)『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』読了。
男でも女でもひとくくりにして言ってしまうのは間違いだと思う。ここでは「ごく一般的」といわれる男性の赤裸々な自ら語りが出てきているが……へー、そんなこと考えてるんだー、というほど意外でもない。が、あんまりこういう人たちとは深くかかわったことはないかもな、とも思った。それにしても桃山商事=「恋バナ収集ユニット」って、なんだそりゃ。
宮部みゆき『さよならの儀式』読了。
SF宮部みゆき。ダークファンタジー宮部みゆきと同様、なんとなく違和感があるんだよなあ。不思議な(そして少し暗い)未来があるのだけれど、好き嫌いの分かれる短編集。
新川帆立『倒産続きの彼女』読了。
表紙は紛れもなくラノベで、中身もちょいと軽い感じではあるが……ちゃんと作者も弁護士さんだし、リーガルミステリーと言えるのかも。あくまでエンタメとしては面白いが、ミステリとしては若干突っ込みどころもあるかも。
中島京子『ムーンライト・イン』読了。
感動した。元ペンション「ムーンライト・イン」に集って暮らす年齢も経歴もばらばらな男女の織り成す物語。一見幸せそうな波風のない日常が、一人一人の抱える秘密のために、だんだんと崩れ、変わっていく。いつかは崩れ、起こるべき変化ではあるけれど。フィリピン人の女の子のキャラが秀逸だった。
男でも女でもひとくくりにして言ってしまうのは間違いだと思う。ここでは「ごく一般的」といわれる男性の赤裸々な自ら語りが出てきているが……へー、そんなこと考えてるんだー、というほど意外でもない。が、あんまりこういう人たちとは深くかかわったことはないかもな、とも思った。それにしても桃山商事=「恋バナ収集ユニット」って、なんだそりゃ。
宮部みゆき『さよならの儀式』読了。
SF宮部みゆき。ダークファンタジー宮部みゆきと同様、なんとなく違和感があるんだよなあ。不思議な(そして少し暗い)未来があるのだけれど、好き嫌いの分かれる短編集。
新川帆立『倒産続きの彼女』読了。
表紙は紛れもなくラノベで、中身もちょいと軽い感じではあるが……ちゃんと作者も弁護士さんだし、リーガルミステリーと言えるのかも。あくまでエンタメとしては面白いが、ミステリとしては若干突っ込みどころもあるかも。
中島京子『ムーンライト・イン』読了。
感動した。元ペンション「ムーンライト・イン」に集って暮らす年齢も経歴もばらばらな男女の織り成す物語。一見幸せそうな波風のない日常が、一人一人の抱える秘密のために、だんだんと崩れ、変わっていく。いつかは崩れ、起こるべき変化ではあるけれど。フィリピン人の女の子のキャラが秀逸だった。
代休活用で早めの夏休み 憧れの温泉へ ーその3ー [旅行]
さて、最後の夏休みも最終日です。まずは田川伊田駅舎ホテルの地の利を生かし、平成筑豊鉄道の始発(この駅だと5:45発)に乗ります。
朝食は、パントリーにパンが置いてあるのを、一人2個まで食べられるし、インスタントコーヒーやオレンジジュースもあるので、これで軽く腹ごしらえをして、電車に乗ります。
平成筑豊鉄道、手が足りな過ぎて(?)、当初鉄印はこの金田駅で土日しか売っていなかったらしいのですが、さすがにそれでは厳しすぎると、苦肉の策で自販機売りにしたらしい。ちょっと味気ないけど、仕方ないかな。
「パン好きの牛乳」、初めて飲みましたが、ご飯好きの私にはよくわかりませんでした。
まあ、でかいっちゃでかい。佐世保バーガーの定義はよくわからないのですが、米軍がこの地にハンバーガーを持ってきた、ということだけなのかな。ちょっとしょっぱめでしたが、腹が減っていたので冷たいコーラで流し込みました。まずまず。佐世保だと、他に「トルコライス」なんていう名物もありますが、あまりに暑くてあんなもったりした男子高校生の食い物みたいなものはとても食えない。
佐世保まで来たらさすがに暑い! のであまり遠出はできません。荷物はコインロッカーに預けたものの、危険な暑さであまり歩き回る気も起きないので、駅の近所をぶらぶらするにとどめました。
こうして少しばかりウロチョロしましたが、暑くて挫折。駅前のSEATLE COFFEEでフラッペみたいなのを食べて体を冷やし、長崎空港行きのバスに乗り込みました。
羽田行きの最終便は22時過ぎ。2019年の出張の後で食べた五島うどんのお店が美味しかったのでそこに行きたかったのですが、お店自体が変わってしまっていました……。あの時は、出張中、自分で言うのも何ですが獅子奮迅の働きをしたこともあり、冷やしうどんが格別のおいしさだったのですが……
今回は九州の鉄印2つゲット、憧れの藤森照信先生のラムネ温泉館、坂茂先生の大分県立美術館も見て、田川伊田駅舎ホテルにも泊まり、佐世保バーガーを食べた(おまけ)ので、所期の目的はすべて果たした旅でした。終了です!
朝食は、パントリーにパンが置いてあるのを、一人2個まで食べられるし、インスタントコーヒーやオレンジジュースもあるので、これで軽く腹ごしらえをして、電車に乗ります。
金田駅で途中下車して
自販機で
鉄印ゲット
平成筑豊鉄道、手が足りな過ぎて(?)、当初鉄印はこの金田駅で土日しか売っていなかったらしいのですが、さすがにそれでは厳しすぎると、苦肉の策で自販機売りにしたらしい。ちょっと味気ないけど、仕方ないかな。
終点・直方は、言わずと知れた「魁皇関」(浅香山親方)の故郷。かっこいいな
福北ゆたか線に乗って博多へ
その後、電車の時間の関係で、鳥栖で途中下車
やっぱ、九州はクマゼミだなあ
乗り換えの待ち時間で美味しい菓子パンをいただきました
「パン好きの牛乳」、初めて飲みましたが、ご飯好きの私にはよくわかりませんでした。
ここからは特急みどりに乗りましたが……オレンジじゃん
中の椅子はヒョウ柄。派手だなー
有田からは松浦鉄道に乗ります
1時間半ほども乗るのですが、海がきれいで、本を読んだり転寝したりでのんびり過ごせば退屈しません
佐世保駅で
鉄印ゲット
駅構内に巨大コマ
そうそう、ここは佐世保バーガーだよね
駅裏の「ヒカリバーガー」という素朴なお店で食べました。安いし
まあ、でかいっちゃでかい。佐世保バーガーの定義はよくわからないのですが、米軍がこの地にハンバーガーを持ってきた、ということだけなのかな。ちょっとしょっぱめでしたが、腹が減っていたので冷たいコーラで流し込みました。まずまず。佐世保だと、他に「トルコライス」なんていう名物もありますが、あまりに暑くてあんなもったりした男子高校生の食い物みたいなものはとても食えない。
この辺も、あんまり惹かれなかったな
佐世保まで来たらさすがに暑い! のであまり遠出はできません。荷物はコインロッカーに預けたものの、危険な暑さであまり歩き回る気も起きないので、駅の近所をぶらぶらするにとどめました。
カトリック三浦町教会は駅から徒歩3分
この日は中には入れませんでした
さらに少し足をのばしてアーケード街へ
広いし、割と寂れてない
今、こういうレコード屋少ないよな。氷川君推しのようです。靴も売ってるけど
こうして少しばかりウロチョロしましたが、暑くて挫折。駅前のSEATLE COFFEEでフラッペみたいなのを食べて体を冷やし、長崎空港行きのバスに乗り込みました。
羽田行きの最終便は22時過ぎ。2019年の出張の後で食べた五島うどんのお店が美味しかったのでそこに行きたかったのですが、お店自体が変わってしまっていました……。あの時は、出張中、自分で言うのも何ですが獅子奮迅の働きをしたこともあり、冷やしうどんが格別のおいしさだったのですが……
ま、いいか。今回の〆はちゃんぽんで
今回は九州の鉄印2つゲット、憧れの藤森照信先生のラムネ温泉館、坂茂先生の大分県立美術館も見て、田川伊田駅舎ホテルにも泊まり、佐世保バーガーを食べた(おまけ)ので、所期の目的はすべて果たした旅でした。終了です!
あの子供たち [本]
塩田武士『罪の声』読了。
あのグリコ事件をモチーフとして、あのテープの声を吹き込んだ(吹き込まされた)子供たちのその後を想像して書かれた長編。面白すぎて、真実のように思えてしまうが……あんな風な重大犯罪に子供を巻き込むおとなというのはどんな人たちなのか。実際、この物語のような感じだとかなり残酷だ。
ティエン・ユエン『ねことおばあさん』読了。
この絵本のテーマは、輪廻転生、ということなのだろうか。ちょっとわかりづらいけれども、絵はかわいいと思った。
あのグリコ事件をモチーフとして、あのテープの声を吹き込んだ(吹き込まされた)子供たちのその後を想像して書かれた長編。面白すぎて、真実のように思えてしまうが……あんな風な重大犯罪に子供を巻き込むおとなというのはどんな人たちなのか。実際、この物語のような感じだとかなり残酷だ。
ティエン・ユエン『ねことおばあさん』読了。
この絵本のテーマは、輪廻転生、ということなのだろうか。ちょっとわかりづらいけれども、絵はかわいいと思った。
代休活用で早めの夏休み 憧れの温泉へ ーその2ー [旅行]
静かな温泉地、聞こえるのは川の流れる音だけで、テレビのチャンネルもそうあるわけではなく、ものすごーくよく寝ました。ストレス、ぶっ飛ぶなあ。
というわけで、かなり早起きをして、近辺に遊びに行けるところがないかと調べてみると、「長湯温泉療養文化館 御前湯」というところは、なんと朝6時からお湯に入れるというので早速タオル一本持って出かけてみることに。
帰りのバスまでに少し時間があったので、宿近くの、地元の人が入る共同湯「しづ香の湯」に行きました。
いいお湯でした。ここもあまり熱くはなくて、気持ちいい。
お風呂から上がった後は、道の駅の前のバス停から豊後竹田行のバスに乗りました。
小学校の時からさんざん歌っていて、そう信じていたもんだから、今更ねえ。
今回、田川伊田ではこの駅舎にしか滞在しませんでしたが、この駅舎ホテルのレストランが街のおしゃれスポットになっているらしく(?)、宿泊者以外のお客さんがたくさん来ていてにぎわっているようでした。美味しいし、マスターが感じよかったしね(声は大きいけど)。
ここでもまた、ビールとハイボールで、気絶するように眠ってしまいました。
さらに、続く。
というわけで、かなり早起きをして、近辺に遊びに行けるところがないかと調べてみると、「長湯温泉療養文化館 御前湯」というところは、なんと朝6時からお湯に入れるというので早速タオル一本持って出かけてみることに。
あ、子猫ちゃんだ!
おばちゃん、どっから来たの?()
横浜だよ
へー、遠くからご苦労様()
いやあ、いいとこだね、ここ
おんせん市場のところを少し下ると
療養館が現れます。古いけれども立派な建物です
お風呂は2階でした
青いタイルがキレイ
女子一番乗り!
露天風呂もあるしサンルームもあります。県外者は500円で入れて、し・あ・わ・せ
なぜか近くでイノシシが飼われていました。食うのか?
朝の涼しい空気の中、黒猫ちゃんにも会いました
帰りのバスを調べましたが、ホンット―に、少ない! 帰れるのか……
カニの形をした川の露天風呂。もっともこちらでは「ガニ」というらしいですが
水があって、緑があって、きれいなところだなあ
宿に帰って美味しい朝ご飯を食べてチェックアウト
帰りのバスまでに少し時間があったので、宿近くの、地元の人が入る共同湯「しづ香の湯」に行きました。
入り口の料金箱に200円を入れればOK。ここもラッキーなことに、一人!
いいお湯でした。ここもあまり熱くはなくて、気持ちいい。
お風呂から上がった後は、道の駅の前のバス停から豊後竹田行のバスに乗りました。
豊後竹田では、瀧廉太郎記念館に行きました
瀧廉太郎は岡城址が「荒城の月」のモデルということのようですが
私は青葉城だと信じていました。ねえ、晩翠先生
小学校の時からさんざん歌っていて、そう信じていたもんだから、今更ねえ。
その後また豊肥本線で大分に帰ってお昼。このお店はイマイチ! でした
そして初のソニック乗車!
なんか九州の電車って面白いのが多いんだよなー
そして、行橋からは
平成筑豊鉄道に乗り込みます
そして到着した田川伊田駅。これが駅舎ホテルです
いいじゃん、部屋
シャワー、トイレは共用ですが
駅併設のレストラン(鉄板焼き)でお夕飯。デザート・コーヒー付きで美味しかったです
今回、田川伊田ではこの駅舎にしか滞在しませんでしたが、この駅舎ホテルのレストランが街のおしゃれスポットになっているらしく(?)、宿泊者以外のお客さんがたくさん来ていてにぎわっているようでした。美味しいし、マスターが感じよかったしね(声は大きいけど)。
ここでもまた、ビールとハイボールで、気絶するように眠ってしまいました。
さらに、続く。
電車でもりもり読んだ本 [本]
ピーター・トレメイン『修道女フィデルマの采配』読了。
アイルランドの王族の娘にして司法的にかなり高位の資格を持った修道女というなかなかにして複雑な(日本人からすると)感じのスーパー・ヒロインではあるが、なんというか、キャラが人間味にあふれ、親しみやすいことから楽しく読める。胸のすくような推理と裁定が気持ちいい。ただどうしても注釈は多くなるよなあ。
ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェア』(上・下)読了。
いつもながら面白い! 今回はアメリアもライムも相当なピンチだったが……犯人と思しき少年のキャラや、無理やりライムの助手に駆り出された海洋学を学ぶ学生さんがなかなかいい味を出していた。また当分はこのシリーズ、読むかな。
辻村深月『ツナグ』読了。
映画化しているようだが、見ていない。いったい、死んだ人一人に会えるとしたら自分はどうするか、そして、誰に選ばれるか……知りたいような、怖いような。
アイルランドの王族の娘にして司法的にかなり高位の資格を持った修道女というなかなかにして複雑な(日本人からすると)感じのスーパー・ヒロインではあるが、なんというか、キャラが人間味にあふれ、親しみやすいことから楽しく読める。胸のすくような推理と裁定が気持ちいい。ただどうしても注釈は多くなるよなあ。
ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェア』(上・下)読了。
いつもながら面白い! 今回はアメリアもライムも相当なピンチだったが……犯人と思しき少年のキャラや、無理やりライムの助手に駆り出された海洋学を学ぶ学生さんがなかなかいい味を出していた。また当分はこのシリーズ、読むかな。
辻村深月『ツナグ』読了。
映画化しているようだが、見ていない。いったい、死んだ人一人に会えるとしたら自分はどうするか、そして、誰に選ばれるか……知りたいような、怖いような。
代休活用で早めの夏休み 憧れの温泉へ ーその1ー [旅行]
ずいぶん前に取ったお休みの振り替え休日をとろうと思ったら、その日休めなくなって……と、2か月越しにようやくとった代休を活用し、ずーっと行きたかった温泉を訪ねることにしました。
まずは、マイルを使って羽田空港⇒大分空港、そしてその後バスで大分駅へ。
まずは駅からぶらぶらと歩いて大分県立美術館、通称OPAMへ。
羽田始発の便で出るために早起きをしたので、お腹がすいちゃって、ちょっと早いけれどもミュージアムカフェでお昼にすることにしました。豊後牛のハンバーグランチセットにしたのですが……
開催中の企画展は「国立国際美術館コレクション 現代アートの100年 ハロー、アート!世界に夢中になる方法」でした。大阪の国立国際美術館の所蔵品ということではありますが……
割引券の半券で大分市美術館の方も見られるというので、バスでそちらも行ってみました。
特別展・コレクション展「【サマー企画】アート・ワンダーランド2022 怖じぃ -こわ~い美術館-」は、ぜんぜん面白くありませんでした。子供向けなんだろうと思うけど、なんかなー。
この後豊肥本線にコトコト揺られて、豊後竹田駅へ。
ただ、私は「荒城の月」のモデルは青葉城と思っていますけれども……この駅からタクシーで20分ほどで、長湯温泉に向かいます。バスの数がとても少なかったもんで、とんだ散財(4250円もかかってしまった!)
まあ中くらいのランクの宿かな。日帰り湯もレストランもあって、便利。しかも、憧れのラムネ温泉館まで徒歩3分という地の利は抜群です!
温泉は、露天の32度の炭酸泉(本当にサイダーに浸っているみたいにシュワ―っと全身に泡がついてなんとも不思議な心持ち)と屋内の42度ほどの温泉の2種類があり、両方交互に入っていると、気持ちよくて無限ループになりそうです。
ここのところ、温泉津(島根県)とか飯坂(福島県)とか、我慢大会レベルの熱い温泉が多かったので、こういうのもいいなあ、と思いました。何しろ、いつまででも浸かっていられる
ギャラリーにいたおじさま(オーナー?)に、「起こさないでね」と言われましたが、もちろんですよー。こんなによく寝てる子、起こせるわけないじゃないですか!
周りに何もないところなので、今回はちゃんと宿でご飯を食べました。
メインの食材も美味しいのですが、ここでも野菜類がまあ、本当に美味しい! いいんじゃない? 大分!
翌日に続く。
まずは、マイルを使って羽田空港⇒大分空港、そしてその後バスで大分駅へ。
立派な駅です
金の卵を産むニワトリ? とり天とか、そういうのが名物だからかな
まずは駅からぶらぶらと歩いて大分県立美術館、通称OPAMへ。
建築は世界のShigeru Banです
このオブジェ、バルーンみたいな素材で、ふるふる動かせます
塩田千春さんのも間もなく別府でやるんだよね。行けませんが
羽田始発の便で出るために早起きをしたので、お腹がすいちゃって、ちょっと早いけれどもミュージアムカフェでお昼にすることにしました。豊後牛のハンバーグランチセットにしたのですが……
セットのサラダが半端ない! 多い! うまい!
ハンバーグ(和風ソースを選択)も美味しかった! ただ、ほとんどつなぎを使っていないので少し食いづらい
坂茂さんの家具もふんだんに使われています。軽そうでいいんだよなー
開催中の企画展は「国立国際美術館コレクション 現代アートの100年 ハロー、アート!世界に夢中になる方法」でした。大阪の国立国際美術館の所蔵品ということではありますが……
ティルマンスとか塩田さんとか、いくつか撮影可の作品がありました
県立だけに規模も大きいし、よい美術館でした
割引券の半券で大分市美術館の方も見られるというので、バスでそちらも行ってみました。
建物や眺めはいいのですが(少し高台にあります)
特別展・コレクション展「【サマー企画】アート・ワンダーランド2022 怖じぃ -こわ~い美術館-」は、ぜんぜん面白くありませんでした。子供向けなんだろうと思うけど、なんかなー。
怖い絵や
怪獣もいますが
この後豊肥本線にコトコト揺られて、豊後竹田駅へ。
間違ってソリッドカラーにしてしまった……
ここには瀧廉太郎記念館があります
もう少し涼しかったら、岡城址見に行ったんだけどなあ
ただ、私は「荒城の月」のモデルは青葉城と思っていますけれども……この駅からタクシーで20分ほどで、長湯温泉に向かいます。バスの数がとても少なかったもんで、とんだ散財(4250円もかかってしまった!)
宿は、「かじか庵」
まあ中くらいのランクの宿かな。日帰り湯もレストランもあって、便利。しかも、憧れのラムネ温泉館まで徒歩3分という地の利は抜群です!
宿の向かいではこんな新鮮な野菜が激安!
田舎にはありがちな蜂の巣
そして……おお、ここじゃ! このマークもかわいいし
なんつっても藤森照信先生の建築がかわいい
庭には風に吹かれる粋な犬の像
飲泉所もあります。そんなに美味しくはない……
脱衣所手前の場所。撮影はここまで!
温泉は、露天の32度の炭酸泉(本当にサイダーに浸っているみたいにシュワ―っと全身に泡がついてなんとも不思議な心持ち)と屋内の42度ほどの温泉の2種類があり、両方交互に入っていると、気持ちよくて無限ループになりそうです。
ここのところ、温泉津(島根県)とか飯坂(福島県)とか、我慢大会レベルの熱い温泉が多かったので、こういうのもいいなあ、と思いました。何しろ、いつまででも浸かっていられる
あ、猫!
ここで飼われている子、「サーちゃん」だそうです
2階にはギャラリーが併設されていました
ここで寝ているのがもう一匹の「ウーちゃん」らしい
ギャラリーにいたおじさま(オーナー?)に、「起こさないでね」と言われましたが、もちろんですよー。こんなによく寝てる子、起こせるわけないじゃないですか!
それにしても、かわいいなあこのシンボル。ついついTシャツとかタオルとか買っちゃった!
周りに何もないところなので、今回はちゃんと宿でご飯を食べました。
豊後牛の陶板焼き
やっぱり九州は鶏刺しだよなあ
メインの食材も美味しいのですが、ここでも野菜類がまあ、本当に美味しい! いいんじゃない? 大分!
翌日に続く。
力作! [本]
チョン・セラン『フィルティ・ピープル』読了。
50人のエピソードは一つ一つは短いながら、一気に読むとかなり疲れる。が、とても興味深くて、読み終わるころには、最初からちゃんと相関図とか作っておけばよかったなあと後悔。一つ一つに今の韓国が詰まっていて、隣の国の人たちが一人一人何を悩み、生きているのかがとても身近に伝わってくる。それにしても、韓国のお医者さん、大変だな(開業医は別なのか?)。『保健室の……』を読んだときはなんだかぴんと来なかった作家さんだが、これは力作。
村田喜代子『飛族』読了。
東シナ海に浮かぶ島に暮らす老・海女二人とその娘。単純に田舎に暮らす年寄り、というだけではない問題がたくさん詰まっているが、これもまたとても面白い小説だった。一人でも人間が住んでいればインフラ費用が莫大にかかる孤島だが、無人島になってしまえば無防備な場所が国境の最前線に残される……幻想的であり、現実的であり、いろいろと考えさせられた。
村田紗耶香『生命式』読了。
『コンビニ人間』の人。面白いけど、強烈な発想。確かに気持ち悪くなる人もいるだろうなあ、と思うけれども、ほんの二、三十年もあれば人の心も流行りも変わるのだから、こんな時代が来るかもしれないな、と少しだけ考えたりして。
50人のエピソードは一つ一つは短いながら、一気に読むとかなり疲れる。が、とても興味深くて、読み終わるころには、最初からちゃんと相関図とか作っておけばよかったなあと後悔。一つ一つに今の韓国が詰まっていて、隣の国の人たちが一人一人何を悩み、生きているのかがとても身近に伝わってくる。それにしても、韓国のお医者さん、大変だな(開業医は別なのか?)。『保健室の……』を読んだときはなんだかぴんと来なかった作家さんだが、これは力作。
村田喜代子『飛族』読了。
東シナ海に浮かぶ島に暮らす老・海女二人とその娘。単純に田舎に暮らす年寄り、というだけではない問題がたくさん詰まっているが、これもまたとても面白い小説だった。一人でも人間が住んでいればインフラ費用が莫大にかかる孤島だが、無人島になってしまえば無防備な場所が国境の最前線に残される……幻想的であり、現実的であり、いろいろと考えさせられた。
村田紗耶香『生命式』読了。
『コンビニ人間』の人。面白いけど、強烈な発想。確かに気持ち悪くなる人もいるだろうなあ、と思うけれども、ほんの二、三十年もあれば人の心も流行りも変わるのだから、こんな時代が来るかもしれないな、と少しだけ考えたりして。
やぐら [猫]
梅雨はすでにあけたのに、なんだか今週は雨ばかり……洗濯物も部屋干しをしがちです。
ようやく乾いたね……あれ?
何となく楽しそうな海ちゃんでした。
ようやく乾いたね……あれ?
海ちゃん?
ん?(海)
気に入ってるね
あたしのやぐらよ(海)
何となく楽しそうな海ちゃんでした。
犯罪×2 [本]
高橋ユキ『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』読了。
山口県の限界集落で起こった、住人による住人に対する放火殺人……「つけびして 煙愉しむ 田舎者」という、なんとなく衝撃的な句とともに現代八墓村なんて言われて、すごく興味があったけれども、このレポはちょっと拍子抜け。真実はもうひとつわからないし……。
奥田英朗『沈黙の町で』読了。
大長編で、こんなに引っ張るとは思っていなかったけれど、最後の真相解明の部分で背筋が寒くなった。少年犯罪の恐ろしさというか、子供も嘘をつくことなんてわかってはいるけれども……。
山口県の限界集落で起こった、住人による住人に対する放火殺人……「つけびして 煙愉しむ 田舎者」という、なんとなく衝撃的な句とともに現代八墓村なんて言われて、すごく興味があったけれども、このレポはちょっと拍子抜け。真実はもうひとつわからないし……。
奥田英朗『沈黙の町で』読了。
大長編で、こんなに引っ張るとは思っていなかったけれど、最後の真相解明の部分で背筋が寒くなった。少年犯罪の恐ろしさというか、子供も嘘をつくことなんてわかってはいるけれども……。