霍乱+ [猫]
さて、膀胱炎が小康状態になったかな、と思われたマリン君でしたが、木曜日にうちに一番近い動物病院で診ていただいたのが、日曜日にはまたちょっとイレギュラーなところでCをして、しかもぽたぽたと垂らしてうまくいかないようなので、もう少し遠いところにある(それでも歩いて5分くらいですが)動物病院に至急予約を入れて、連れて行きました。
すると、前のところの尿検査では見られなかった細菌や、ストルバイトの小さいのが発見され、すぐにカテーテルを入れて生理食塩水を流し、遮蔽物を取り除いてCの通りをよくしてもらいました。消炎剤などの注射もし、サプリではなくちゃんとお薬もいただきました。そして、こんな素敵な診察券をいただきました。
こちらも先生も優しいし、看護師さん(若い!)にもだいぶ声をかけてもらって、カテーテルを入れる施術は痛いでしょうに、マリン君、ほとんど泣かずによく頑張りました。えらかったね。残念ながら、一番近い、這ってでも行ける動物病院よりもこちらのほうが良かったみたいです……まあ、こちらに越してきて初めての動物病院通いだったので、いいところが見つかってよかった!
毎日お薬を飲んで、1週間後に尿を見せてください、と言われましたが……うまくとれるかなあ。そこだけは心配なのですが、今のところ何度もトイレに行くこともなくなったので、経過は良いようです。まずは、一安心。食欲もあり、みんなと一緒に、ごく普通に元気に過ごしています。
親ばか写真を載せてしまった……だって、海ちゃんはアイドルなんだもの……
すると、前のところの尿検査では見られなかった細菌や、ストルバイトの小さいのが発見され、すぐにカテーテルを入れて生理食塩水を流し、遮蔽物を取り除いてCの通りをよくしてもらいました。消炎剤などの注射もし、サプリではなくちゃんとお薬もいただきました。そして、こんな素敵な診察券をいただきました。
個人情報・個猫情報にかかわるところは消しています
こちらも先生も優しいし、看護師さん(若い!)にもだいぶ声をかけてもらって、カテーテルを入れる施術は痛いでしょうに、マリン君、ほとんど泣かずによく頑張りました。えらかったね。残念ながら、一番近い、這ってでも行ける動物病院よりもこちらのほうが良かったみたいです……まあ、こちらに越してきて初めての動物病院通いだったので、いいところが見つかってよかった!
翌日のマリン君。ライチやルビーちゃんと一緒にいます
いやあ、早く診てもらってよかったですよ(ラ)
そうだねえ
マリン兄たん、お薬もちゃんと飲めるしね(ル)
そこはルビーちゃんも見習わないとね
いつも食いしん坊で元気なマリン君が元気がないと、本当にかわいそうなのです……
毎日お薬を飲んで、1週間後に尿を見せてください、と言われましたが……うまくとれるかなあ。そこだけは心配なのですが、今のところ何度もトイレに行くこともなくなったので、経過は良いようです。まずは、一安心。食欲もあり、みんなと一緒に、ごく普通に元気に過ごしています。
おまけ
強くてカワイイ~、くどくてあざとい~(海)
無敵のアイ~ド~ル~(海)
親ばか写真を載せてしまった……だって、海ちゃんはアイドルなんだもの……
タイムスリップ [本]
朝井まかて『福袋』読了。
短編集。なんというか、当然何も知らない昔の話なのに、この江戸の町にタイムスリップしたような気持になるのが、不思議。まるで自分が生きた世界のような……大した腕です。どれも粒ぞろい!
短編集。なんというか、当然何も知らない昔の話なのに、この江戸の町にタイムスリップしたような気持になるのが、不思議。まるで自分が生きた世界のような……大した腕です。どれも粒ぞろい!
霍乱 [猫]
マリン君、どうしたの?
なんか、ちょっと最近Cが……(マ)
マリン君、最近になってちょっとトイレで踏ん張ったり、トイレ以外のところで踏ん張ったりして、Cがちょろっとしか出ていないようなことがあったので、猫マスターが近所の獣医さんに連れて行きました(おねえさん、ちょっと用事があっていけませんでした)。
今度越した家は、ほぼはす向かいくらいに獣医さんが開業しているので、ありがたいです。這ってでも行ける距離。猫マスターによると、今の先生は二代目で、お父さまの代に開業したような感じらしい。受付と看護師さんは先代の頃からの方(?)みたいで、スピードがのろいようですが、先生は優しかったとのこと。
尿検査などもしましたが、特に細菌なども発見されず……ただ、症状としては明らかに膀胱炎なので、薬に準じるサプリを出してもらいました。
ご心配をおかけしちゃって……(マ)
その後は特にあまりトイレに頻繁に行くこともなくなったようで、ちょっと安心。いつも元気な子なので、心配しちゃったよー。
ねえ、ルーちゃん
そうねえ、それはそうと……(ル)
あたしもちょっと痒いんだけど(ル)
ルーちゃん、どうもノミみたいなのが1匹いるようで、おねえさんがなかなか捕まえられなかったのを、猫マスターが捕まえてつぶしました。ただ、今後のことや、ほかの子のことも考えて、一度みんなでフロントラインをやってみることにしました。ずーっと家にいるから、あまりノミやダニがつくことは心配していなかったのですが、マンションよりも戸建てのほうが虫が入ってきやすいのかな。用心しないとね。
おまけ
シャインマスカット! 食べやすくておいしい!
先日ブドウ狩りツアー(日帰り)の添乗をしてきました。まあ、ブドウ狩りって言っても、ひと房取ったら食べきらなくちゃいけないから、そんなにたくさん食べられるものじゃないけどさ……ただ、きれいなブドウがたわわに実った棚の下で、自分で収穫したブドウを味わうのはなかなか楽しい。今回はベリーAとシャインマスカットの2種類の畑に行きましたが、種と皮をとって食べるブドウと、種なしで皮ごとOKなブドウでは、食べ進み方がだいぶ違います。バスの中でお客様に説明するために、シャインマスカットの誕生秘話などだいぶ勉強しましたが、知れば知るほど面白い! まあ何でもべらべら喋ればいいってもんでもないし、お客様同士の楽しいおしゃべりの邪魔になってはいけないので調べた内容の半分も話しませんでしたが、米国種と欧州種の違い、その両方のいいとこどりをしようと頑張った明治末からの日本の育種家たちの苦労など、人に話したくなるような内容ばかりです。また、種なしブドウってそうやって作るの? みたいな驚きの発見もあり、まあ、ネットで見ればわかることばかりではありますが、こんな機会でもないと調べないしね。日本におけるブドウの歴史、なかなか奥深いものがありました。
読み返してもいいけれど [本]
こういうことがないようにこのブログを備忘録代わりにしているのに、2冊も前読んだのとダブってしまった。
高殿円『トッカン―特別国税徴収官―』読了。
2016年に読んでいた! まあ面白かったからいいけどさ。お仕事ものは、いろいろ勉強になるし。
池井戸潤『鉄の骨』読了。
wowowドラマかなんかでちょっと見たときは、面白くなくて最後まで見られなかったが、本は面白かった。談合のいろいろな問題はわかったが……なかなか、なくしちゃうのも大変だよな。
安藤桃子『0.5ミリ』読了。
これも二度目。映画も見ているのに! まあ、これも面白いので後悔はなし。映画ももう一度見たいし。長いけど。
高殿円『トッカン―特別国税徴収官―』読了。
2016年に読んでいた! まあ面白かったからいいけどさ。お仕事ものは、いろいろ勉強になるし。
池井戸潤『鉄の骨』読了。
wowowドラマかなんかでちょっと見たときは、面白くなくて最後まで見られなかったが、本は面白かった。談合のいろいろな問題はわかったが……なかなか、なくしちゃうのも大変だよな。
安藤桃子『0.5ミリ』読了。
これも二度目。映画も見ているのに! まあ、これも面白いので後悔はなし。映画ももう一度見たいし。長いけど。
ン十年ぶりで [酒]
連休、特に予定もなかったので、格闘技の後輩(大学は違うけど)が、二つ先の駅で開いているというワインスタンドを急襲してみました。
注文のボードに「店主にも1~2杯」なんて書いてあるし、まあ一緒に飲みました。一緒に稽古したり、酒飲んだりなんて、もうそれこそ30年も前の話ですが、割とよく覚えているんだよね。そういえば、みんなでわんこそばなんかもやったなあ。この子がその時記録を樹立したのは覚えてなかったけど。
厳選したワインもおつまみもおいしくて、特にこの鴨のローストはめちゃめちゃ美味しかった! チーズもちょっと面白いのをセレクトして盛ってくれて、最後は(自分用の)日本酒も少し飲ませてくれました。
一度は会社員をやったけれども、あまりに忙しくてウ〇になり、辞めて和歌山の山奥に一時期は住んで猟師の手伝いをし……など、紆余曲折あって6年ほど前に開いたお店のようです。あんたも苦労したんだねえ。 今彼の住んでいる実家も、我々が1月末に引っ越した家にほど近いことがわかって、びっくり。またそのうち寄らせてもらいましょう。
ちゃんと覚えていてくれていた
イサキのタルタル
合鴨のロースト+きのこソース
チーズ盛り合わせ
注文のボードに「店主にも1~2杯」なんて書いてあるし、まあ一緒に飲みました。一緒に稽古したり、酒飲んだりなんて、もうそれこそ30年も前の話ですが、割とよく覚えているんだよね。そういえば、みんなでわんこそばなんかもやったなあ。この子がその時記録を樹立したのは覚えてなかったけど。
厳選したワインもおつまみもおいしくて、特にこの鴨のローストはめちゃめちゃ美味しかった! チーズもちょっと面白いのをセレクトして盛ってくれて、最後は(自分用の)日本酒も少し飲ませてくれました。
一度は会社員をやったけれども、あまりに忙しくてウ〇になり、辞めて和歌山の山奥に一時期は住んで猟師の手伝いをし……など、紆余曲折あって6年ほど前に開いたお店のようです。あんたも苦労したんだねえ。 今彼の住んでいる実家も、我々が1月末に引っ越した家にほど近いことがわかって、びっくり。またそのうち寄らせてもらいましょう。
おまけ
びし!(海) (ラ)
ここをとられたら、動けまい(海)
不覚! やられたあ~!!(ラ)
なんて顔してんの、ライチ
感心したり、かわいかったり [本]
南木桂士『トラや』読了。
お医者さんで作家の人が必ずしもうつ病になるわけではないと思うが、北杜夫とか、あるよねえ、けっこう。病気のせいでともすればバラバラになりそうな家族をつないでくれていた愛猫への思いがよく伝わって、泣ける。
逢坂剛『平蔵の首』読了。
先に『平蔵狩り』を読んだが、こちらも面白かった。長谷川平蔵が誰にも素顔を知られまいとしていたのかどうかという史実があるのかどうか知らんが、もう誰が誰に化けているんだかよくわからなくなってくる。面白かったけど。しかし、素顔を知ったものはみんな獄門台に送られているんだったら、テレビみたいな活躍はできないなあ。
西加奈子、せきしろ『ダイオウイカは知らないでしょう』読了。
天才二人による短歌創作と、それに様々な人がお題を出したり自らも参加したりという面白い本。最初のほうはもう字余りで何が何だかわからなかったけれども、だんだんちゃんと歌になっていく。せきしろさんのほうはあまり存じませんが面白いなあ、この人たち。西さんはまだ独身だった時代だな。
くさかみなこ著、はしもとみお絵『きみがいるから』読了。
大好きなはしもとみおさんの絵がまあ、かわいいのなんのって。小さい時の海ちゃんみたい。こういう本は、借りずに、買う。
梅崎春生『カロや』読了できず。
何が愛猫作品集だ! 途中あんまり作者がひどいので、読了できず。猫好きは読んだらだめだと思う。
お医者さんで作家の人が必ずしもうつ病になるわけではないと思うが、北杜夫とか、あるよねえ、けっこう。病気のせいでともすればバラバラになりそうな家族をつないでくれていた愛猫への思いがよく伝わって、泣ける。
逢坂剛『平蔵の首』読了。
先に『平蔵狩り』を読んだが、こちらも面白かった。長谷川平蔵が誰にも素顔を知られまいとしていたのかどうかという史実があるのかどうか知らんが、もう誰が誰に化けているんだかよくわからなくなってくる。面白かったけど。しかし、素顔を知ったものはみんな獄門台に送られているんだったら、テレビみたいな活躍はできないなあ。
西加奈子、せきしろ『ダイオウイカは知らないでしょう』読了。
天才二人による短歌創作と、それに様々な人がお題を出したり自らも参加したりという面白い本。最初のほうはもう字余りで何が何だかわからなかったけれども、だんだんちゃんと歌になっていく。せきしろさんのほうはあまり存じませんが面白いなあ、この人たち。西さんはまだ独身だった時代だな。
くさかみなこ著、はしもとみお絵『きみがいるから』読了。
大好きなはしもとみおさんの絵がまあ、かわいいのなんのって。小さい時の海ちゃんみたい。こういう本は、借りずに、買う。
梅崎春生『カロや』読了できず。
何が愛猫作品集だ! 途中あんまり作者がひどいので、読了できず。猫好きは読んだらだめだと思う。
たまには [酒]
猫マスターのお母さんは、うちの隣の駅にほど近い物件にお住まいで、我々が出かけるときは猫の面倒なんかも見ていただきます。たまにはおいしいものでも一緒に食べましょうと、お母さんのおすすめのお店に行きました。うちから徒歩20分ほどの距離。ゆるゆる歩いていきましたが、まあまあ坂もあるので、汗びっしょり。乾杯の生ビールがおいしかった! が、うっかり刺し盛りの写真を撮り忘れました……
かろうじて撮ったお料理がこれ。もっとあったはずですが……日本酒は、これがおいしかった。
佐島の蛸など、地の魚介を出すお店のようで、美味しかったですが、お酒はちょっと高めの設定。酒飲みにはちょっと高くつくかな。
最初に出てきた3点セット。塩辛がおいしかった
アジのなめろう
鯖? だっけ……
太刀魚のてんぷら
かろうじて撮ったお料理がこれ。もっとあったはずですが……日本酒は、これがおいしかった。
アイスブレーカー。名前も夏向き
佐島の蛸など、地の魚介を出すお店のようで、美味しかったですが、お酒はちょっと高めの設定。酒飲みにはちょっと高くつくかな。
おかえり。いいご機嫌ですね(ラ)
ライチが変なところに挟まっている!
ひんやり~(ラ)
このテレビ台のスチールが冷たくて人気あるみたいなんだよね、ここ
怖かったり、辛かったり [本]
皆川博子『巫子:自選少女ホラー集』読了。
いつもながら背筋のぞくっとする話ばかり。スプラッタとかじゃないけど、じわじわいつも怖い。
申京淑『母をお願い』読了。
つらすぎる内容。自分も母とそう仲が良かったわけではないけれども、あまりに自己を犠牲にしすぎる韓国の母の失踪……あるようでないというか、ないほうがいいよなー、という話。もちろんフィクションだけれど。
有川浩『三匹のおっさん ふたたび』読了。
そのまんま『三匹のおっさん』の続編。面白かったが、この文庫本のあとがきを、清田清一をドラマで演じた北大路欣也が書いているというのがまたすごい。いい役者さんだけど、時代劇でもないドラマで竹刀で人をやっつけるにはいろいろ苦労もあるんだな。則夫役の役者さんが割合早く亡くなってしまったのが残念。
いつもながら背筋のぞくっとする話ばかり。スプラッタとかじゃないけど、じわじわいつも怖い。
申京淑『母をお願い』読了。
つらすぎる内容。自分も母とそう仲が良かったわけではないけれども、あまりに自己を犠牲にしすぎる韓国の母の失踪……あるようでないというか、ないほうがいいよなー、という話。もちろんフィクションだけれど。
有川浩『三匹のおっさん ふたたび』読了。
そのまんま『三匹のおっさん』の続編。面白かったが、この文庫本のあとがきを、清田清一をドラマで演じた北大路欣也が書いているというのがまたすごい。いい役者さんだけど、時代劇でもないドラマで竹刀で人をやっつけるにはいろいろ苦労もあるんだな。則夫役の役者さんが割合早く亡くなってしまったのが残念。
なんとか行けました [旅行]
台風10号の無茶苦茶なスピード及び進路のせいで、直前まで相当にバタバタしたのですが、添乗のツアー、なんとか催行できました。
今回は、富山の越中八尾で行われる、おわら風の盆です。何しろ、ちょっとの雨でもすぐ中止だっていうから……下調べがものすごく中途半端になってしまい(ちゃんとやれよ)、不安なまま出発です。今回は2台口で、1号車がリーダーのベテランさんなので少し安心ではありますが。むしろ、そういうのが良くないんだよなあ、頼っちゃうから。
東京をお昼近くの新幹線で出発し、上野、大宮などの駅で途中乗車のお客様が乗り込んできて、本隊に合流するという流れなのですが……この日は台風の影響で東海道新幹線が運休したので、富山から直接合流のお客様もいました。
しかし、台風の影響はそればかりではなく、東回りで京都に行けないインバウンドツアーの大集団が我々の指定席列車に乗り込んできて、もう廊下は身動きならないほどに満員です。途中乗車のお客様のお迎え・確認もできません。むろん、車内で資料を配ることもできず……えらいこっちゃ!
直前のJRのアナウンスが間違っていたみたい。「失礼いたしました、自由席は1号車から3号車です」と言っていたのは聞こえたんだよなあ。インバウンドツアーの添乗員さん(?)、「だって、4号車まで自由席だって言われたから……」と必死で言い訳していましたが、おそらくアナウンスを聞いて、そのまんま焦って全員突っ込んじゃったんだろうなあ。慌て者の自分でもやりかねませんが。普通に指定をとっているツアーとしては、大迷惑でした。しかも、席が空いていると、みんないいと思って座っちゃうんだよね、外国人観光客の皆さん。しょうがないので、気合の英語で「おい、そこ指定席だかんな。こっちのお客が来たらさっさとどいてもらうよ!」等とできるだけ丁寧に言いながら切り込んでいって、人込みをかきわけかきわけ、なんとかツアーのお客様には指定の座席に着席してもらいました。まあ、外国の皆さんも、そこが本来自分たちのリザーブシートでないことはわかっていらして、「はーい! ごめんなさーい!」と快くどいてくれましたが、とにかく物理的に体はでかいしどうにも邪魔。あまりにもびっしり立っているので、お座席のお客様はトイレも我慢、私もおにぎりも食べる気になれず。当日、混雑緩和のためにJRも西回りの臨時列車を何便か出していたようですが、そっちに乗ってくれればいいのになあ。もしかするとそれは全席自由席だったのかも。
降りるひと駅前で外国の皆さんに、「うちら富山で下りるから、協力しろよな!」とお声掛けして、なんとか下車。「トイレに行きたい―!」とおっしゃるお客様をホームで何とかカウントして、改札に急ぎました。いやあ、きっついわ。
その後富山からのお客様とも無事合流でき、なんとかかんとかおわら風の盆会場へ。
初めて見ましたが、これまで見てきたような勇壮なお祭りとは一味違った、非常にエレガントなお祭りでした。越中八尾の街の中で、いろいろなところで自然発生的に歌と踊りが始まるという……確かに時折街中でアナウンスがあって、「〇時頃から〇×町で町流しをやります」という声が聞こえて、観光客はそれをめがけてどどーっと行くわけですが……。というわけで、「何時にどこでやるの?」と添乗員に聞かれても答えようがない。幸い、前に一度見に来られたお客様がいらして、「どこでもやっているところを追いかけて行って見るのよ」とおっしゃってくださったので、たいへん助かりましたが。
洗練された美しい歌と踊りで、それぞれ振り付けも11ある町によって少しずつ違うみたいで、女性の踊り手さんなんかは、笠で顔を隠していますが、とても妖艶です。ピンク色の衣装もきれいです。日本の「胡弓」という楽器も初めて見ました。三味線のような形の楽器の弦を馬の尾の弓で弾く日本唯一の擦弦楽器だという。弦は絹糸のようです。私が習っている二胡はスチール弦(絹糸もあるらしいけど)で、弓は馬の尾の毛だけれども、二本の弦の間に入れて弾くので、まったくの別物だな。音もだいぶ違うと思う。
個人的には「どっこいしょー!」の竿燈とか相馬野馬追等の気合入った系のお祭りのほうが好きではありますが、これはこれで魅力があるのだろうなあ、と思いました。
が、マップをお渡しして集合場所も示していたのですが、うちの号車でも4組ほどが道に迷われ、走って迎えに行って見たりして、帰りの時間は30分ほど後ろに倒れました。宇奈月温泉のホテルに到着したのは12時近く。お風呂は24時間入れるようにしてくれているし、翌日の出発も遅い時間なのですが、さすがにくたびれました。部屋で日報を書いたりなんだりして、風呂に入れたのは夜中の2時頃。いいお湯でしたが。
翌日は打って変わって朝から雨降りでしたが、「昨日準備されたカッパ・レインコートも無駄じゃなかったですね!」とかなんとか言いながら黒部峡谷トロッコ列車へ。
合羽を着て窓のないトロッコ列車への乗り込みでしたが、かえって涼しくてよかったかも。だんだんと雨も小やみになりましたし。終わって自由昼食をとり、あとはまたあまり遅くない便で東京へ。
帰りはいつも通りの指定席の状況で、「みんな、新幹線が広く感じる~!」なんて言いながら、乗車した途端席で「ぷし!」「ぷし!」といい音を立てていました。思わず「いいな~」と言ってしまった。
今回は十年以上やられているベテラン添乗員さんとご一緒させていただき、いろいろ話もしてかなり勉強になりました。あれもこれもたくさんやらなくちゃいけないことがあるのですが、それを素早く準備し、的確にお客様に伝えるタイミングが何より大事なんですよねえ……わかっちゃいるのですが。今回もだいぶもたついたり、とんちんかんなアナウンスをしてしまったりした部分がたくさんあったのですが、お客様がみんないい方で、大変助かりました。
まあ、おねえさんも、帰ってきてから飲んだけどね。
まー、ひどい写真ですけれども……
今回は、富山の越中八尾で行われる、おわら風の盆です。何しろ、ちょっとの雨でもすぐ中止だっていうから……下調べがものすごく中途半端になってしまい(ちゃんとやれよ)、不安なまま出発です。今回は2台口で、1号車がリーダーのベテランさんなので少し安心ではありますが。むしろ、そういうのが良くないんだよなあ、頼っちゃうから。
東京をお昼近くの新幹線で出発し、上野、大宮などの駅で途中乗車のお客様が乗り込んできて、本隊に合流するという流れなのですが……この日は台風の影響で東海道新幹線が運休したので、富山から直接合流のお客様もいました。
しかし、台風の影響はそればかりではなく、東回りで京都に行けないインバウンドツアーの大集団が我々の指定席列車に乗り込んできて、もう廊下は身動きならないほどに満員です。途中乗車のお客様のお迎え・確認もできません。むろん、車内で資料を配ることもできず……えらいこっちゃ!
直前のJRのアナウンスが間違っていたみたい。「失礼いたしました、自由席は1号車から3号車です」と言っていたのは聞こえたんだよなあ。インバウンドツアーの添乗員さん(?)、「だって、4号車まで自由席だって言われたから……」と必死で言い訳していましたが、おそらくアナウンスを聞いて、そのまんま焦って全員突っ込んじゃったんだろうなあ。慌て者の自分でもやりかねませんが。普通に指定をとっているツアーとしては、大迷惑でした。しかも、席が空いていると、みんないいと思って座っちゃうんだよね、外国人観光客の皆さん。しょうがないので、気合の英語で「おい、そこ指定席だかんな。こっちのお客が来たらさっさとどいてもらうよ!」等とできるだけ丁寧に言いながら切り込んでいって、人込みをかきわけかきわけ、なんとかツアーのお客様には指定の座席に着席してもらいました。まあ、外国の皆さんも、そこが本来自分たちのリザーブシートでないことはわかっていらして、「はーい! ごめんなさーい!」と快くどいてくれましたが、とにかく物理的に体はでかいしどうにも邪魔。あまりにもびっしり立っているので、お座席のお客様はトイレも我慢、私もおにぎりも食べる気になれず。当日、混雑緩和のためにJRも西回りの臨時列車を何便か出していたようですが、そっちに乗ってくれればいいのになあ。もしかするとそれは全席自由席だったのかも。
降りるひと駅前で外国の皆さんに、「うちら富山で下りるから、協力しろよな!」とお声掛けして、なんとか下車。「トイレに行きたい―!」とおっしゃるお客様をホームで何とかカウントして、改札に急ぎました。いやあ、きっついわ。
その後富山からのお客様とも無事合流でき、なんとかかんとかおわら風の盆会場へ。
また、ひどい写真……
初めて見ましたが、これまで見てきたような勇壮なお祭りとは一味違った、非常にエレガントなお祭りでした。越中八尾の街の中で、いろいろなところで自然発生的に歌と踊りが始まるという……確かに時折街中でアナウンスがあって、「〇時頃から〇×町で町流しをやります」という声が聞こえて、観光客はそれをめがけてどどーっと行くわけですが……。というわけで、「何時にどこでやるの?」と添乗員に聞かれても答えようがない。幸い、前に一度見に来られたお客様がいらして、「どこでもやっているところを追いかけて行って見るのよ」とおっしゃってくださったので、たいへん助かりましたが。
洗練された美しい歌と踊りで、それぞれ振り付けも11ある町によって少しずつ違うみたいで、女性の踊り手さんなんかは、笠で顔を隠していますが、とても妖艶です。ピンク色の衣装もきれいです。日本の「胡弓」という楽器も初めて見ました。三味線のような形の楽器の弦を馬の尾の弓で弾く日本唯一の擦弦楽器だという。弦は絹糸のようです。私が習っている二胡はスチール弦(絹糸もあるらしいけど)で、弓は馬の尾の毛だけれども、二本の弦の間に入れて弾くので、まったくの別物だな。音もだいぶ違うと思う。
個人的には「どっこいしょー!」の竿燈とか相馬野馬追等の気合入った系のお祭りのほうが好きではありますが、これはこれで魅力があるのだろうなあ、と思いました。
が、マップをお渡しして集合場所も示していたのですが、うちの号車でも4組ほどが道に迷われ、走って迎えに行って見たりして、帰りの時間は30分ほど後ろに倒れました。宇奈月温泉のホテルに到着したのは12時近く。お風呂は24時間入れるようにしてくれているし、翌日の出発も遅い時間なのですが、さすがにくたびれました。部屋で日報を書いたりなんだりして、風呂に入れたのは夜中の2時頃。いいお湯でしたが。
翌日は打って変わって朝から雨降りでしたが、「昨日準備されたカッパ・レインコートも無駄じゃなかったですね!」とかなんとか言いながら黒部峡谷トロッコ列車へ。
車窓からの景色を撮っている余裕はなかった……
合羽を着て窓のないトロッコ列車への乗り込みでしたが、かえって涼しくてよかったかも。だんだんと雨も小やみになりましたし。終わって自由昼食をとり、あとはまたあまり遅くない便で東京へ。
宇奈月駅で買ったお弁当。ますずしと白エビ天が入っていておいしかった
帰りはいつも通りの指定席の状況で、「みんな、新幹線が広く感じる~!」なんて言いながら、乗車した途端席で「ぷし!」「ぷし!」といい音を立てていました。思わず「いいな~」と言ってしまった。
今回は十年以上やられているベテラン添乗員さんとご一緒させていただき、いろいろ話もしてかなり勉強になりました。あれもこれもたくさんやらなくちゃいけないことがあるのですが、それを素早く準備し、的確にお客様に伝えるタイミングが何より大事なんですよねえ……わかっちゃいるのですが。今回もだいぶもたついたり、とんちんかんなアナウンスをしてしまったりした部分がたくさんあったのですが、お客様がみんないい方で、大変助かりました。
おかえりー(海)
まあ、おねえさんも、帰ってきてから飲んだけどね。