家庭内別居

　猫村福（左）・猫村紋次郎の義理の親子が、フリースの端切れの上で仲良く寝ている。
　縁あって埼玉から当家で引き取ることになった親子だが、お母さんの福さんが、なかなかどうしてなついてくれない。妊娠・出産にまつわる忌まわしい過去があるため、人間に心を開かないということは聞いているが、7月26日に初めて拙宅を訪れて2ヶ月あまり、そろそろ指のにおいくらいは嗅いでほしいと思う。
　もっとも、来た当初は一生四畳半から出てこないかと心配したほどであったのが、今ではこのように堂々と姿を現して、曲がりなりにもくつろいでくれているので、もう少しか、と思う。
　ただ、拙宅初の長毛種でもあり、爪も伸びているようなので、一日も早くブラッシング及び爪切りを行いたいものである。ね、福ちゃん。

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