沖縄ものだけじゃない [本]
池上永一『復活、へび女』読了。
ごく初期の短編集だというが、面白さに脱帽。この人は、生まれ故郷の沖縄・石垣関係の話だけを書くのかと思ったら、今回の短編集は、沖縄ものと都会ものが四編ずつ。表題作は都会もののカテゴリになるが、これもきっちり面白い。沖縄なら、このくらいの幻想的な話は、当たり前に書いて、当たり前に通せるんだな、と思っていたのだが、都会ものも面白い。ちくしょう。後書きに、自分の中で、「物語が暴走して停まらなくなった」というたいへんなことを書いていた。物語を作る人間は、そういうものなのか? それとも、彼が幼い頃育った国際通り近くのスラム(?)の環境によるものなのか?
ごく初期の短編集だというが、面白さに脱帽。この人は、生まれ故郷の沖縄・石垣関係の話だけを書くのかと思ったら、今回の短編集は、沖縄ものと都会ものが四編ずつ。表題作は都会もののカテゴリになるが、これもきっちり面白い。沖縄なら、このくらいの幻想的な話は、当たり前に書いて、当たり前に通せるんだな、と思っていたのだが、都会ものも面白い。ちくしょう。後書きに、自分の中で、「物語が暴走して停まらなくなった」というたいへんなことを書いていた。物語を作る人間は、そういうものなのか? それとも、彼が幼い頃育った国際通り近くのスラム(?)の環境によるものなのか?
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