入院はしたものの

計画停電のため予定通り明日手術できるかわからないとのこと。暇なので本を読みます。
金子雅臣『ホームレスになった　大都会を漂う』読了。

この間読んだホームレス100人の証言がジャーナリストの手によるものだったのに対し、こちらは都の職員で、賃金不払い等の相談を受けている人が実際に扱った案件からまとめられている。人は家がなくても案外暮らしていける、など目からウロコのところもあるが、それより、彼らの意識から「他人の目」が抜け落ち、すべてに無関心になっていくというのが非常に印象的。作者は、彼らと路上で酒盛りをすると通る人たちの視線が気になるが、一度路上生活を始めた人は全く気にしないのだという。

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