東インド紀行-その7 カリンポンへ [旅行]
翌日は8:30の乗り合いジープに乗って、今回訪ねる最後の町、カリンポンへ。昨日のタクシーのお兄さんに、最後にチケット売り場に寄ってもらって買っておきました。
ところで私は不覚にも、カリンポンはシッキム州の町だと思いこんでいたのですが、ここってもう西ベンガル州なのねー。そうすると、今回シッキム州で行けたのはガントクとルムテック(村)だけ。あーあ、最初に1日損しなければ、もう一カ所ペリンまで行ってみられたのになあ……と、後の祭りですが。
若くきれいなお母さんです。シッキム州境のチェックポストに外国人の私ひとりだけが呼ばれている間に、近くのお店でポテトチップをたくさん買って、あとで私にも分けてくれました。小さな携帯電話で歌の入った動画を赤ちゃんに見せながら、きれいな声でとても上手に歌っていました。ガントク→カリンポンのがたぼこ道の約3時間の間、赤ちゃん達はむずかりもせず、温和しくしていてくれました。
ガントクから一緒だった地元のおじさんが、心配してチェックポストまで様子を見に来てくれました。「もうシッキムには戻らないのか?」と言われ、「YES」というと、パーミットはそこで取られちゃいました。
さて、カリンポンの小さなジープステーションに到着し、目的の「DEKI LODGE」というホテルを目指して歩き出します。「タクシーいらない?」と声をかけてきたドライバーさんに道を尋ねると、すぐに教えてくれました。ステーションから歩いて15分ほど(但し、全部上り坂ですが)。
小さな町なので、荷物を降ろしてカメラ片手にぶらぶらと徒歩でお散歩に出かけます。
お経の間、若い白人男性二人(チベット仏教を勉強しているらしい)と私、それから地元の檀家みたいなチベット系の親子連れが聞いていましたが、途中でいろいろ食べ物や飲み物を持ったお坊さんが回ってきて、少しずつ掌に入れてくれます。ラム酒のようなしずくや、麦こがしを丸めたもの、袋に入った果物やパン(さすがに悪いので辞退しました)。ところでこのお経を読む中程の二人、お経の合間にラッパを鳴らすのですが、何度かタイミングを間違いそうになって、「おーっと!」「うわ! やべー」みたいな顔をするので、ちょっとはらはらです。ブラバンのピンチヒッターじゃないんだから。
その後どんどん歩いていくと、けっこうな規模の市場に出くわしました。いろんなものを売っていて、見ているだけで楽しい。
なんか、得体の知れないものもあります。なんとなく沖縄の農連市場を思い出しました。
また、この市場の裏のような屋根のある空間には、なぜか男子だけが集まっています。
この後は、お店がたくさんある通りに行って、安いストールを何枚か買いました。毛布みたいなやつです。1枚250ルピーやそこらなのに、値切ってしまいました。何しろカリンポンのお店は夜閉めるのが早いというので、日没も間近になるとちょっと焦ってしまいます。
年齢、半分以下だったらどうしよう。なかなかいい子だったのです。
カリンポンは田舎の小さな町で、ちゃんとしたレストランはあまりありませんが、その数少ない中の一つがこの「金泰レストラン」。アバウトな中華料理を出しますが、けっこう美味しかった。
店を出ると、商店街の真ん中で、何やら公開録画的なことをやっています。「KTV」って書いてあるけど、カラオケのこと? いや、まさか……そういうテレビ局かなあ。
演奏者の服装といい、曲調といい、インドというよりは明らかにネパールの雰囲気です。これ、どこで公開されるのかなあ。
後ろのほうで頑張って伸び上がって写真を撮っていたら、ちょいちょい、と肩を叩かれ、「撮影するならこっちに来いよ」と言われて、みんなの脚の合間を通して一番前に出してくれました。もう、何でそんなによくしてくださるんでしょうか、こっちの人たち!
いつ果てるとも知れない歌と踊りでしたが、すでに周囲は真っ暗なので、足元に気をつけてホテルまで引き揚げました。ホテルではドイツ人(?)のおばさま方が、「明日バグドグラ(空港のある場所)まで行くんならあたしらとジープをシェアしない?」と誘ってくださいました。14時20分のデリー行きに乗るなら、8時半に出れば十分よ、とおっしゃいます。しかし、「すんません、自分、最初の日にいっぺんフライトミスっちゃったもんで、無駄かも知れないけど朝一で出たいんです」と言ったところ、「あー、それは気持ちわかるわ」みたいなことで納得してくれました。
バグドグラ→デリー→成田のフライトが同日なので、ここでミスったら最悪なのです。
さあ、ちゃんと帰るには、明日が勝負だ! と、更にビールを頼んだりはせずに、温和しくチャイを飲んで寝ました。
ところで私は不覚にも、カリンポンはシッキム州の町だと思いこんでいたのですが、ここってもう西ベンガル州なのねー。そうすると、今回シッキム州で行けたのはガントクとルムテック(村)だけ。あーあ、最初に1日損しなければ、もう一カ所ペリンまで行ってみられたのになあ……と、後の祭りですが。
今日はいつもの車に「14人のる!」(しつこい)
今回はこんなちびさん連れのお母さんが3人乗りました(大人11+子供3)
若くきれいなお母さんです。シッキム州境のチェックポストに外国人の私ひとりだけが呼ばれている間に、近くのお店でポテトチップをたくさん買って、あとで私にも分けてくれました。小さな携帯電話で歌の入った動画を赤ちゃんに見せながら、きれいな声でとても上手に歌っていました。ガントク→カリンポンのがたぼこ道の約3時間の間、赤ちゃん達はむずかりもせず、温和しくしていてくれました。
チェックポストを出て橋を渡る。前を行く同乗者のおじさん
ガントクから一緒だった地元のおじさんが、心配してチェックポストまで様子を見に来てくれました。「もうシッキムには戻らないのか?」と言われ、「YES」というと、パーミットはそこで取られちゃいました。
パスポートにスタンプ+手書きで出入境管理
さて、カリンポンの小さなジープステーションに到着し、目的の「DEKI LODGE」というホテルを目指して歩き出します。「タクシーいらない?」と声をかけてきたドライバーさんに道を尋ねると、すぐに教えてくれました。ステーションから歩いて15分ほど(但し、全部上り坂ですが)。
途中会った小学生たち。何だそのポーズは
うほほーい! と、そのまま逃亡
ホテルはお庭をとてもきれいにしています
最初はこの犬が怖くて入れなかった……
ホテルの部屋。犬好きだなあ、ここんち。450ルピー/泊
小さな町なので、荷物を降ろしてカメラ片手にぶらぶらと徒歩でお散歩に出かけます。
以上、道ばたの風景
あ、猫!
ジャパニ、ナマステー()
猫、ナマステー
真っ赤なのがいろんなところで干してある。プチトマトかと思いましたが
商店街にこんなお店が。唐辛子なんだね
町外れに大木があって、その足元には
こんなかわいいお嬢ちゃん
インドのトラックはなんか、顔になっている
タルパ・チョリン・ゴンパ
お庭でモルモットを飼っています
若いお坊さんが鍵を開けてくれて、中の写真もOK
次に行ったトンサ・ゴンパはブータン派の寺院らしい
みんなでお経を唱えていました
言っちゃなんだが、中程の2人が若干怪しい
お経の間、若い白人男性二人(チベット仏教を勉強しているらしい)と私、それから地元の檀家みたいなチベット系の親子連れが聞いていましたが、途中でいろいろ食べ物や飲み物を持ったお坊さんが回ってきて、少しずつ掌に入れてくれます。ラム酒のようなしずくや、麦こがしを丸めたもの、袋に入った果物やパン(さすがに悪いので辞退しました)。ところでこのお経を読む中程の二人、お経の合間にラッパを鳴らすのですが、何度かタイミングを間違いそうになって、「おーっと!」「うわ! やべー」みたいな顔をするので、ちょっとはらはらです。ブラバンのピンチヒッターじゃないんだから。
最後はお米を撒きます
ここにも素晴らしい壁画や仏像があります
ちょっとなあ、寛ぎすぎだろ
人も犬も、のんびり
その後どんどん歩いていくと、けっこうな規模の市場に出くわしました。いろんなものを売っていて、見ているだけで楽しい。
なんか、得体の知れないものもあります。なんとなく沖縄の農連市場を思い出しました。
また、この市場の裏のような屋根のある空間には、なぜか男子だけが集まっています。
これは丁半博打みたいでしたが
老いも若きも、男の子達はゲームに夢中です
だーかーらー……でもまあ、人気の裏返しだよな
この後は、お店がたくさんある通りに行って、安いストールを何枚か買いました。毛布みたいなやつです。1枚250ルピーやそこらなのに、値切ってしまいました。何しろカリンポンのお店は夜閉めるのが早いというので、日没も間近になるとちょっと焦ってしまいます。
土産も買ったし、さあビールビール!(これはライトタイプ)
これが春巻き……なんか思ったのと違うんだけど
「シンガポールチキン」は原型を知らないので何とも言えない
ボーイさんと。メアド交換しちゃった!
年齢、半分以下だったらどうしよう。なかなかいい子だったのです。
カリンポンは田舎の小さな町で、ちゃんとしたレストランはあまりありませんが、その数少ない中の一つがこの「金泰レストラン」。アバウトな中華料理を出しますが、けっこう美味しかった。
店を出ると、商店街の真ん中で、何やら公開録画的なことをやっています。「KTV」って書いてあるけど、カラオケのこと? いや、まさか……そういうテレビ局かなあ。
演奏者の服装といい、曲調といい、インドというよりは明らかにネパールの雰囲気です。これ、どこで公開されるのかなあ。
後ろのほうで頑張って伸び上がって写真を撮っていたら、ちょいちょい、と肩を叩かれ、「撮影するならこっちに来いよ」と言われて、みんなの脚の合間を通して一番前に出してくれました。もう、何でそんなによくしてくださるんでしょうか、こっちの人たち!
いつ果てるとも知れない歌と踊りでしたが、すでに周囲は真っ暗なので、足元に気をつけてホテルまで引き揚げました。ホテルではドイツ人(?)のおばさま方が、「明日バグドグラ(空港のある場所)まで行くんならあたしらとジープをシェアしない?」と誘ってくださいました。14時20分のデリー行きに乗るなら、8時半に出れば十分よ、とおっしゃいます。しかし、「すんません、自分、最初の日にいっぺんフライトミスっちゃったもんで、無駄かも知れないけど朝一で出たいんです」と言ったところ、「あー、それは気持ちわかるわ」みたいなことで納得してくれました。
バグドグラ→デリー→成田のフライトが同日なので、ここでミスったら最悪なのです。
さあ、ちゃんと帰るには、明日が勝負だ! と、更にビールを頼んだりはせずに、温和しくチャイを飲んで寝ました。
なんと、乗り合いジープで・・・
ますますディープなインド満喫ですね~(@_@)
お寺のカラフルな色彩や、子供達の明るい表情が印象的♪
ボーイさんからのメールは、ナニ語でくるのでしょう~
by のらん (2012-12-01 16:35)
今日も盛りだくさん、変なガイド誌見るよりずっと充実して
こんなワクワク感、嬉しいです。この街は若干綺麗ですね。
市場活気がある、どこにも犬猫いるのね。お寺は色彩が凄すぎます、お参りには気が散るね。
でも、勇気あるな~~。絶対一人では行けない。
by OMOOMO (2012-12-01 17:24)
やっぱり色彩がカラフル。
市場はどの国でもわくわくしますね。
何かいいものが見つかりましたか?
by チャコ&ミニ (2012-12-01 18:47)
のらんさん
この地域では、乗り合いジープがごく普通の都市間交通手段のようです。道が細く、勾配がきついので、バスなんかよりも速いんですよね。ことさらに子供好きではないのですが、どこでも子供はかわいいです! ボーイさん、頼むから英語で送って!
OMOOMOさん
とにかく写真を撮りすぎちゃったので、絞って出すのが難しいですね。カリンポン、小さな町でしたがよかったです。勤め人はゆっくりできないのが悔しい。インド、一人だから逆にみんな気にしてくれたのもあるかもしれません。
by あーる (2012-12-01 18:48)
チャコ&ミニさん
スパイスの小さいパックをたくさん買って、会社へのお土産にしました。使いこなせるかどうかは不明ですが。何でも売っている市場で、活気があってとても楽しかったです。トマトが美味しそうな色をしていたなあ。
by あーる (2012-12-01 18:53)
色合いがインドって感じですねー。
私はインドの地理がわからないので(インドだけじゃないが。。。)
どこがどこだかさっぱり位置関係がわかってません(^_^;)
by ChatBleu (2012-12-01 21:23)
ChatBleuさん
もっと色鮮やかなサリーを着た人たちのいる場所もありますが……この辺は若干地味かしら。自分で計画して旅をするようになると、なんとなくちりが頭に入ってきますよ。今回行ったのはブータン、ネパールに近い山奥です。
by あーる (2012-12-01 22:44)
インドって、ほんと広いですね~。
こんなエリアがあったとは!!
私は初心者なので、ガンジス川やタージマハル、ラジャスターン州からいってみたいですが・・・。
しかし私もですが、あーるさんの旅行嗜好も、かなりマニアックですね(笑)。
by JUNJUN (2012-12-02 01:01)
うーむ、確かにキレイなおネエ…いやお母さん♥。
それを置いといても興味深い地域です。
フライト、逃がしちゃうとタイヘン!!
by TAKUMA (2012-12-02 08:49)
JUNJUNさん
広いですよねー。この辺りに行くと人の顔も日本人によく似ているし。涼しいので、むしろ初心者向きといえるかも知れませんよ? ラジャスターンは私も行きたいなあ。
マニアック……そ、そうかな。
TAKUMAさん
素敵な美人でしょう。山の写真等を撮られるにはすごくいいかもしれませんね。フライトを逃すなんて、未だかつてなかったことで……不覚でした!
by あーる (2012-12-02 19:56)