意外と優しい

　田中慎弥『共喰い』読了。

　よかった。意外とよかった。ここ最近の芥川賞はよくわからん、と思っていたので、これはずいぶんよかったと思う。で、作家の人は受賞インタビューで結構突っ張っていたのでどうなのかなあ、と思ったけれど、同時収録の『第三紀層の魚』などを読むと、ああ、この人は本当に優しい人なのだな、と思える。いい人過ぎるから、突っ張らないと照れてしまうのかなあ。なんて、本人が見たら心外だろうか。

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タグ：芥川賞 共喰い 田中慎弥

コメント 2

芥川賞・・・私も、同じ姓の作家が『日蝕』ってお題で穫った時に
買って読んだのですが、３行でＫＯされました(><)
田中慎弥さん、例の毒舌家ですよね^^;Aｱｾｱｾ
・・・なるほど・・・面白い・・・参考にさせて頂きますφ(ﾟ-ﾟ=)ﾒﾓﾆｬﾝ
by kontenten (2013-06-05 10:01) 

kontentenさん
3行でKOとは……手ごわそうですね。文体だけでもう「あー、だめだこりゃ」みたいなのが芥川賞って多いと思う。
by あーる (2013-06-05 12:24)