昔の動物とのふれ合い方

　幸田文『どうぶつ帖』読了。

　文化勲章を取ったような父の元に生まれても、『みそっかす』等の本格的な文筆活動を始めたのは四十歳を過ぎてからだとは、初めて知った。どのエッセイも、かなりお歳がいってからの作品。昭和二十九年あたりから猫との付き合いが始まっているようだが、この時代、完全室内飼いの猫なんているはずもなくて、そのせいか、ちょっと悲しい別れの話が多くて悲しくなってしまう。でも、猫も人もけっこう自由に生きていたんだろうな、なんて気もしたり。今時、特に都会では、こんなふうな動物とのふれあいはとても望めないかな。

外猫って、たいへんらしいわね（コ）

あたしはもう……（コ）

ストリートには戻れないわね（コ）

　ココアちゃん、捨てられてものの１分くらいでおねえさんに拾われたもんね。ストリート経験はないのと一緒。でも、あのときは、一生懸命泣いてたよね。怖かったんだね。
　ところで、どうしてそんなソファの後ろの狭いところに寝っ転がっているのかしら？

タグ：随筆 どうぶつ帖 幸田文

コメント 8

こんばんは

ココアちゃんはアールさまにすぐに拾われたなんて良かったですね（=^･^=)v

by 溺愛猫的女人 (2010-08-09 22:28) 

１分間だけのストリートかぁ
うちのチャコは、あと1日遅かったら死んでたよって、保護した妹が言っていました。これもある意味幸運なのかもしれませんね。
by チャコ＆ミニ (2010-08-09 23:06) 

ココアちゃん、強運の猫です。
一度腫瘍が大きくなって手術したこともあり、お医者さんには「再発率がとても高いですからね」と脅されましたが、すっかり元気になりました。
ココアを捨てた人は、若干微妙な障害のある人のようで、目立つので、時々近所で見かけます。
捨てるときに、「おまえ、うるさいからもうダメだ」と声を掛けていたのを今でも覚えています。
チャコちゃんも強運だね。今はつやつやのふくふくで、大きな弟分も出来て幸せですね。
by あーる (2010-08-09 23:30) 

ココアちゃん気持ち良さそうに伸びしてますね♪
ココアちゃん、あーるさんのようないい方に
拾われて良かったですね！
私の実家のうーぽんも捨て猫だったんです。
ものすごい小さくて、一晩中泣いているけど
何処で泣いているかわからなくて、家に来てからは
ほとんど鳴かない猫になりました。ココアちゃんと
同じくかなり体が小さいですが、元気で16歳になりました。
捨て猫が減ってみんな楽しく幸せな世の中になって
ほしいものです=^_^=
by toraco (2010-08-10 00:41) 

なるほど、ココアちゃんにもそんな過去が・・・・・・。
確かに、外ネコは大変そうです。
もっと人間と外ネコが、自由に触れ合える日がくればいいと、心から思います。
by JUNJUN (2010-08-10 01:56) 

確かにその時代、猫は外に遊びに行くものとして飼われてたんですもんね。
昭和40年代だってそうでした。
今考えると恐ろしいです・・。
ココアちゃん、幸せに成ってよかったね。
この猛暑、外猫さんは過酷ですね（TT)
by ブルームーン (2010-08-10 12:43) 

この本読んでみたいと思ってます。
でも泣けちゃう話が多いのね。
電車じゃなくおうちで読まなきゃ。
ココアちゃん、ほんとよかったねー。
実家のにゃんも捨てられて数十分～数時間だろう、
と言われたコでした。
まったくヒトにこびない、女王様に育ちましたよー(^_^;)
by タッジーマッジー (2010-08-10 13:12) 

みんな、長短はともかく、ストリート上がりの子は苦労してますね。
あんまり贅沢はさせられませんが、うちに来れば、とりあえず食べる苦労はないから安心してほしいのです。
泣けちゃう本、うっかり電車で読むとたいへんですよね。
最近で言うと、浅田次郎は、かなりきついです。
by あーる (2010-08-10 21:49)