ゴージャス鼎談 [本]
奥田英朗『泳いで帰れ』読了。
小説と思って借りたら、作者のアテネオリンピック観戦記。が、面白かった。写真を多用しているわけでもないのに、オリンピック開催期間中のアテネの雰囲気や、各国の観客の様子などが生き生きと描写されている。こんな感じだったら、行きたかったなあ、アテネ。北京はまあ想像つくから行かなくてもよかったけど。
タイトルの『泳いで帰れ』は、堂々と勝負せずに(?)負けた、ふがいない野球チーム「長嶋ジャパン」に対する叱責。そうだっけ。それに対し、女子柔道の塚田の優勝シーンに盛り上がったり、野口みずきがトップでゴールに走り込んできたり、いろいろ楽しいこともある。しかし、作者がどこに行っても感じたのは、日本がいわゆる「領土争い」に弱いこと、というのは非常によく分かる。日本人って、決められた席にしか座れないもの。で、それですむ環境で暮らしているもの。車も来ないのに、じーっと信号を守るのが日本人……。しかし、それはそれで観客同士険悪な関係になることもなく、楽しめてしまうのはラテン気質のギリシャでのオリンピックだからなのかな。
競技によって各国の注目度が全然違うし、スター選手も全然違って、「ひとにぎりの世界スターと圧倒的なローカルスター」によって構成されているという言葉も、目から鱗。やっぱり、見に行かないと分からないことってあるよな。
ところで、朝からえらく暑いので起きてしまってテレビをつけたら、フジテレビの『ぼくらの時代』で、女子柔道の谷本歩実×塚田真希×薪谷翠というどえらいゴージャスな鼎談をやっていた。こんなすごいカードを、なんで日曜の朝7時にやるんだ、ばか!! ものすごく面白かったのに!!!
小説と思って借りたら、作者のアテネオリンピック観戦記。が、面白かった。写真を多用しているわけでもないのに、オリンピック開催期間中のアテネの雰囲気や、各国の観客の様子などが生き生きと描写されている。こんな感じだったら、行きたかったなあ、アテネ。北京はまあ想像つくから行かなくてもよかったけど。
タイトルの『泳いで帰れ』は、堂々と勝負せずに(?)負けた、ふがいない野球チーム「長嶋ジャパン」に対する叱責。そうだっけ。それに対し、女子柔道の塚田の優勝シーンに盛り上がったり、野口みずきがトップでゴールに走り込んできたり、いろいろ楽しいこともある。しかし、作者がどこに行っても感じたのは、日本がいわゆる「領土争い」に弱いこと、というのは非常によく分かる。日本人って、決められた席にしか座れないもの。で、それですむ環境で暮らしているもの。車も来ないのに、じーっと信号を守るのが日本人……。しかし、それはそれで観客同士険悪な関係になることもなく、楽しめてしまうのはラテン気質のギリシャでのオリンピックだからなのかな。
競技によって各国の注目度が全然違うし、スター選手も全然違って、「ひとにぎりの世界スターと圧倒的なローカルスター」によって構成されているという言葉も、目から鱗。やっぱり、見に行かないと分からないことってあるよな。
ところで、朝からえらく暑いので起きてしまってテレビをつけたら、フジテレビの『ぼくらの時代』で、女子柔道の谷本歩実×塚田真希×薪谷翠というどえらいゴージャスな鼎談をやっていた。こんなすごいカードを、なんで日曜の朝7時にやるんだ、ばか!! ものすごく面白かったのに!!!
2010-09-12 07:48
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コメント(2)
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格闘技ファンにはよだれの出そうな顔合わせですね。
by チャコ&ミニ (2010-09-12 19:23)
話の内容も、すごく女の子女の子した内容から、今のJUDOと柔道の傾向についてまで、すごく多岐にわたっていて、面白かったのです。今日は、TVで柔道の世界選手権を見ましたが、やっぱり、何かを成し遂げた人たちってすごいなー、って当たり前に感心してしまいました。
by あーる (2010-09-12 22:06)