仙台の風景

　伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』読了。

　だいぶ流行を過ぎて、今頃ですが……時間が前後してちょっとよくわかりにくいところもあったけど、地理的には東二番丁やら富谷やら、いろいろと懐かしい地名が出て、自分には位置関係が目に浮かぶので、まあいいです。終わり方としては必ずしも読後感がいいわけではないけれど、とにかく主人公がどんな形であれ、逃げ延びてよかった！　しかしなあ、狭い仙台にセキュリティ・ポッドなんて張られたら、絶対逃げられないように思うけど。映画版にもちょっと興味。

　劇団ひとり『陰日向に咲く』読了。

　ちゃんと一応連絡短編になっている（と思う）。ところどころ面白いが、本人のキャラとその辺も似ている。爆発的に面白いわけではない。センスがないとは思わないけれど。なんか、強い印象が残らないのも、本人のキャラに似ている。

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