それでもまだ読む [本]
土曜日に美味しいお店で友人におごってもらって、もーちょっと飲むぞーなんて思っていたら、父の病院から「容態急変」の知らせ。その日のうちに新幹線で帰りました。
その晩と翌日は本当に熱も上がって、このままだと「心不全」とか「多臓器不全」とかでいけなくなる可能性が高い状態になり、親族をすべて面会させ、先生からの説明を私と弟で伝達し、本当に葬儀・お寺の心配までしました。が、翌日行くと、今度は「持ち直しました」との先生からの説明。土曜日の夜(というか朝方?)、夢の中に父らしい人がレインコートのフードのようなものをかぶって、取っ手のついたトランクを持って立っているのが出てきたのですが、何だったんだろう? でも、とにかくちょっとでもよくなったのなら何でもいいや!!
しかしまあ、母親の方はうまくいかず、昨日のデイサービスのお試し1日目は思い切り拒絶され、「あたしはここで一人でのたれ死にしてもいいんだから、ほっといて!」とまで言われる始末。
今日は、ヘルパーさんが来てもろくに会わず、結局私が台所の説明をしただけにとどまりました。ただ、別に彼女たちが(今日は二人体制で来てくれました)自分の行動を縛ろうとしているわけではなく、子供として最近もの忘れがひどくなった母が心配だから来てもらいたいんだよーということを説得したところ、昨日ほどこじれることはありませんでした。
昨日弟と一緒に母を説得しようとして手ひどい拒絶にあってショックを受け、最近同じような経験をされているgreen_blue_skyさんにメールで相談申し上げたところ、とても有益なアドバイスを下さいました。お仕事もお忙しいのに、本当にありがとうございます。やはり、私や弟の言い方に若干高圧的な上からのところがあったのかもしれません(「わがまま言わないでよ」的なところかなあ)。自分たちが心配していることをしっかりと伝え、諭すことが大事なのですね。今日来られたヘルパーさんも、「受け入れてくださるまでに1ヶ月かかるおうちもありますよ」とおっしゃっていました。その間、門前払いされても何度も訪問して、お顔を覚えていただいて、おうちに入れていただけるようになるのだと言います。たいへんなお仕事で、頭が下がります。私なら、相手が明らかに拒絶反応を見せているところに一人で入っていくなんて、怖くてできなそう 世の中いろいろな人のお仕事・努力で回っているんだなあ、と改めて思いました。
と、そんな中でもまあ、本は読む。まずは、篠田節子『聖域』読了。
あるいはこの本を読んだから、上記のような父の夢を見たのでしょうか。人の魂の通り道のような存在になってしまった女性作家と編集者の話。同作者の『ゴサインタン』とも通じるものがある。この『ゴサインタン』もインドのラダックの安宿というぴったりのシチュエーションで読んだし、この人の本はなぜか時機にはまってしまう。そういうつもりで本を手に取るのではないのに。
若林美佳『すぐに役立つ後悔しない老人ホーム選びと介護施設』読了。
役立ちそうなので、すぐAmazonに注文して買ってしまったけれど、結局すぐにはどうにもならないとおもわれます。
佐々木裕一『佐之介ぶらり道中』読了。
始まりのところは面白そうだったのだが、なんだか途中から不抜けてしまったし、キャラがよく分からない。何をさせたいのか? 何を書きたいのか? エンタメでもやっぱりテーマがないと……
と、次の二冊は父の蔵書。池波正太郎『仕掛け人・梅安 殺しの四人』と『鬼平犯科帳1』。
同じエンタメでも、テーマがあるのでちゃんと読める短編集。本所の銕、かっこいいぞ。それにしても梅安の女好き、すごいな。そして、二人ともいつもさりげなく美味しそうなものを食べているのだった。
その晩と翌日は本当に熱も上がって、このままだと「心不全」とか「多臓器不全」とかでいけなくなる可能性が高い状態になり、親族をすべて面会させ、先生からの説明を私と弟で伝達し、本当に葬儀・お寺の心配までしました。が、翌日行くと、今度は「持ち直しました」との先生からの説明。土曜日の夜(というか朝方?)、夢の中に父らしい人がレインコートのフードのようなものをかぶって、取っ手のついたトランクを持って立っているのが出てきたのですが、何だったんだろう? でも、とにかくちょっとでもよくなったのなら何でもいいや!!
しかしまあ、母親の方はうまくいかず、昨日のデイサービスのお試し1日目は思い切り拒絶され、「あたしはここで一人でのたれ死にしてもいいんだから、ほっといて!」とまで言われる始末。
今日は、ヘルパーさんが来てもろくに会わず、結局私が台所の説明をしただけにとどまりました。ただ、別に彼女たちが(今日は二人体制で来てくれました)自分の行動を縛ろうとしているわけではなく、子供として最近もの忘れがひどくなった母が心配だから来てもらいたいんだよーということを説得したところ、昨日ほどこじれることはありませんでした。
昨日弟と一緒に母を説得しようとして手ひどい拒絶にあってショックを受け、最近同じような経験をされているgreen_blue_skyさんにメールで相談申し上げたところ、とても有益なアドバイスを下さいました。お仕事もお忙しいのに、本当にありがとうございます。やはり、私や弟の言い方に若干高圧的な上からのところがあったのかもしれません(「わがまま言わないでよ」的なところかなあ)。自分たちが心配していることをしっかりと伝え、諭すことが大事なのですね。今日来られたヘルパーさんも、「受け入れてくださるまでに1ヶ月かかるおうちもありますよ」とおっしゃっていました。その間、門前払いされても何度も訪問して、お顔を覚えていただいて、おうちに入れていただけるようになるのだと言います。たいへんなお仕事で、頭が下がります。私なら、相手が明らかに拒絶反応を見せているところに一人で入っていくなんて、怖くてできなそう 世の中いろいろな人のお仕事・努力で回っているんだなあ、と改めて思いました。
と、そんな中でもまあ、本は読む。まずは、篠田節子『聖域』読了。
あるいはこの本を読んだから、上記のような父の夢を見たのでしょうか。人の魂の通り道のような存在になってしまった女性作家と編集者の話。同作者の『ゴサインタン』とも通じるものがある。この『ゴサインタン』もインドのラダックの安宿というぴったりのシチュエーションで読んだし、この人の本はなぜか時機にはまってしまう。そういうつもりで本を手に取るのではないのに。
若林美佳『すぐに役立つ後悔しない老人ホーム選びと介護施設』読了。
役立ちそうなので、すぐAmazonに注文して買ってしまったけれど、結局すぐにはどうにもならないとおもわれます。
佐々木裕一『佐之介ぶらり道中』読了。
始まりのところは面白そうだったのだが、なんだか途中から不抜けてしまったし、キャラがよく分からない。何をさせたいのか? 何を書きたいのか? エンタメでもやっぱりテーマがないと……
と、次の二冊は父の蔵書。池波正太郎『仕掛け人・梅安 殺しの四人』と『鬼平犯科帳1』。
同じエンタメでも、テーマがあるのでちゃんと読める短編集。本所の銕、かっこいいぞ。それにしても梅安の女好き、すごいな。そして、二人ともいつもさりげなく美味しそうなものを食べているのだった。
お疲れ様です。
お父様、持ち直してよかったですね☆
そんな夢を見た後じゃ、あせりますね(汗)。
お母様のことも、どうか気長に頑張ってください。
by JUNJUN (2011-09-07 22:45)
JUNJUNさん
ありがとうございます。あまり夢なんて覚えていないのに、明け方だったせいか妙に頭に残って……本当に焦りました。母親については、粘り強くやるしかないようです。
by あーる (2011-09-07 23:38)