東インド紀行-その1 デリー到着 [旅行]
11月17日(月)~のインド旅行から、今朝無事に帰ってきました。8日間ほどの留守の間は、猫マスターの友人が毎日来てにゃんずの様子を見てくれたので、安心して行ってくることが出来ました。いつも苦労をかけるねえ……
これから数回にわたり、今回の旅のハイライトとかどうでもいい部分とかを紹介していきたいと思います。あまり今時こういう旅をする人は多くはないようなので、ご参考になるかどうかは保証の限りではありませんが、まーこういうスタイルもあるということで……
マイレージで取ったJAL便は11:50成田発です。
機内に乗り込んだら、私の窓際の席にインド人の若造がちゃっかり座っている。「ぼくの席、ここだもん」と言い張るので、「いーから、ボーディングパスを私とスチュワーデスのおねえさんに見せてみなさい!」と確かめると、やっぱり本来は通路側。今回の旅の間に、何度もこんなことがありました。別に飛行機に乗り慣れていない人たちではないように思うのですが、何とかして窓際に座ろうとする傾向がある。もちろん、絶対許しませんが。
お隣に座ったヒゲのおじちゃん(50くらい?)は、韓国の人でした。趣味の写真グループでラジャスターンだかに行くらしい。英語はいま一つでしたが、ヘタ同士、言いたいことの30%くらいの会話をしつつ時間を潰します。さすがにすごいカメラをお持ちで、機内のインド人のかわいい子供なんかにお願いしてばしばし撮らせてもらっています。そのうち、「皆様、当機右手前方にヒマラヤ山脈が見えてまいりました」なんてアナウンスがあったので外を見ると、
ここはターミナル3というわりあい新しい空港で、国際便と一部国内便がこちらから飛んでいるのですが、私がこれを「国際空港だ!」と思いこんだために翌日思いもがけない悲劇が起こるのですが……ま、それは後ほど。
インドの入国審査はとてもあっさりでした。外に出て、ニューデリー駅と空港がつながったという噂のメトロに乗ろうと入り口をお巡りさんに尋ねたところ、「not working」と軽くかまされました。え? そうなの? じゃ、バスは? と聞くと、「そこの柱の陰から出ている。75ルピー(1INR=1.5~1.6JPY程度)」と教えてくれました。
バスはけっこうなスピードでぶっ飛ばしているのですが、案外市内までは距離があります。途中不安になったので、前の席にいたお兄さんに、「ねえ、ニューデリー駅ってまだ?」と聞いたら、「ごめん、おれ今日カシミールから出てきたばっかりでさ、よくわかんない」と言われてしまいました。でも、二人で手に汗握りつつ一所懸命外を見ていたら、切符売りのお兄さんがちゃんと大声で教えてくれました。
「よかったなあ、ニューデリー駅だぞ!」「ここかあ! ありがとう!」「気をつけてなー」なんて、カシミールのお兄さんに手を振りつつバスを降ります。
ただし、そこから安宿街のパハールガンジまで行くには、ニューデリー駅の上を越えていかなければなりません。これが、実際に列車に乗る人もただ越えていく人も同じ高架橋を渡っていくので、知らないとえらく不安です。ここでもカーキ色の制服を着た強そうなお巡りさんに聞いたら、「あー、こっち、こっち」と、長い警棒みたいなのでがんがん列に割り込ませてくれました。
と、ここまではよかったのですが、ネットで予約した宿がなかなか見つからず、ずいぶんうろうろしてしまいました。いろいろなところで道を聞いていたら、「アラカシャ・ロードなら、そっちに行くから連れて行ってやる」と言ってくださるおじいさんがいて、相当長い道のりを案内していただきました。
そして、とうとう……
辺りはすでに薄暗いけれども、町はまだまだ活気があるのでちょっと出かけてみました。
周囲は生鮮食料品やら何やらを売る小さな店に溢れ、いかにも下町という風情。犬とかヘンなものは踏みたくないけれど、カメラをぶら下げて歩いていても、なんら危険な感じを受けません。パハールガンジに来るような外国人はたいしてお金がないとわかっているからかも知れませんが、それにしてもみんな、会う人会う人すごく親切です。Rの発音の強いインド英語は、日本人にはちょっと聞き取りづらいけれど、聞いたことは(知っている限り)ちゃーんと教えてくれます。
10年くらい前にデリーに来たときは、もうちょっといろいろやっかいな人がまとわりついてきたような気がしますが、今回そういう「なんとなく怪しい人」にはまったくと言っていいほど会っていません。
インドが変わったのか、それとも自分が変わったのか(更に貧相になった? それともオババは騙しづらいと思われた?)。わかりませんが、なんかうれしいなあ。
これから数回にわたり、今回の旅のハイライトとかどうでもいい部分とかを紹介していきたいと思います。あまり今時こういう旅をする人は多くはないようなので、ご参考になるかどうかは保証の限りではありませんが、まーこういうスタイルもあるということで……
マイレージで取ったJAL便は11:50成田発です。
成田は、雨。そんなに寒くはないけれど
機内に乗り込んだら、私の窓際の席にインド人の若造がちゃっかり座っている。「ぼくの席、ここだもん」と言い張るので、「いーから、ボーディングパスを私とスチュワーデスのおねえさんに見せてみなさい!」と確かめると、やっぱり本来は通路側。今回の旅の間に、何度もこんなことがありました。別に飛行機に乗り慣れていない人たちではないように思うのですが、何とかして窓際に座ろうとする傾向がある。もちろん、絶対許しませんが。
乗ってからは、ま、軽くね
機内食のお時間。Yクラスならこんなもんだろうぜ
お隣に座ったヒゲのおじちゃん(50くらい?)は、韓国の人でした。趣味の写真グループでラジャスターンだかに行くらしい。英語はいま一つでしたが、ヘタ同士、言いたいことの30%くらいの会話をしつつ時間を潰します。さすがにすごいカメラをお持ちで、機内のインド人のかわいい子供なんかにお願いしてばしばし撮らせてもらっています。そのうち、「皆様、当機右手前方にヒマラヤ山脈が見えてまいりました」なんてアナウンスがあったので外を見ると、
あ、ホントだ。これから近くまでお邪魔するからね
デリー空港
砂絵みたいな……誰か、踏んだね?
ここはターミナル3というわりあい新しい空港で、国際便と一部国内便がこちらから飛んでいるのですが、私がこれを「国際空港だ!」と思いこんだために翌日思いもがけない悲劇が起こるのですが……ま、それは後ほど。
インドの入国審査はとてもあっさりでした。外に出て、ニューデリー駅と空港がつながったという噂のメトロに乗ろうと入り口をお巡りさんに尋ねたところ、「not working」と軽くかまされました。え? そうなの? じゃ、バスは? と聞くと、「そこの柱の陰から出ている。75ルピー(1INR=1.5~1.6JPY程度)」と教えてくれました。
なぜか乗客はでかいお兄さんばかり
こんなつり革
バスはけっこうなスピードでぶっ飛ばしているのですが、案外市内までは距離があります。途中不安になったので、前の席にいたお兄さんに、「ねえ、ニューデリー駅ってまだ?」と聞いたら、「ごめん、おれ今日カシミールから出てきたばっかりでさ、よくわかんない」と言われてしまいました。でも、二人で手に汗握りつつ一所懸命外を見ていたら、切符売りのお兄さんがちゃんと大声で教えてくれました。
「よかったなあ、ニューデリー駅だぞ!」「ここかあ! ありがとう!」「気をつけてなー」なんて、カシミールのお兄さんに手を振りつつバスを降ります。
ただし、そこから安宿街のパハールガンジまで行くには、ニューデリー駅の上を越えていかなければなりません。これが、実際に列車に乗る人もただ越えていく人も同じ高架橋を渡っていくので、知らないとえらく不安です。ここでもカーキ色の制服を着た強そうなお巡りさんに聞いたら、「あー、こっち、こっち」と、長い警棒みたいなのでがんがん列に割り込ませてくれました。
無事に駅の上を越えて……
パハールガンジのメインバザール
と、ここまではよかったのですが、ネットで予約した宿がなかなか見つからず、ずいぶんうろうろしてしまいました。いろいろなところで道を聞いていたら、「アラカシャ・ロードなら、そっちに行くから連れて行ってやる」と言ってくださるおじいさんがいて、相当長い道のりを案内していただきました。
そして、とうとう……
あったー!!
なんなの、騒々しい()
いや、その……嬉しくて……
600ルピーほどもする高級宿なのです
ホットシャワーに
携帯充電し放題だし
ルームサービスも取れるんだぜ!
辺りはすでに薄暗いけれども、町はまだまだ活気があるのでちょっと出かけてみました。
犬が群がっているのはお肉屋さんの店先です
床屋さんがけっこうあります。インド人男性はおしゃれなのか
神様を祀った小さな祭壇。おじさんも絵になる
こんなかわいい神様の像に
ごついお兄さん達も祈りを捧げます
周囲は生鮮食料品やら何やらを売る小さな店に溢れ、いかにも下町という風情。犬とかヘンなものは踏みたくないけれど、カメラをぶら下げて歩いていても、なんら危険な感じを受けません。パハールガンジに来るような外国人はたいしてお金がないとわかっているからかも知れませんが、それにしてもみんな、会う人会う人すごく親切です。Rの発音の強いインド英語は、日本人にはちょっと聞き取りづらいけれど、聞いたことは(知っている限り)ちゃーんと教えてくれます。
10年くらい前にデリーに来たときは、もうちょっといろいろやっかいな人がまとわりついてきたような気がしますが、今回そういう「なんとなく怪しい人」にはまったくと言っていいほど会っていません。
インドが変わったのか、それとも自分が変わったのか(更に貧相になった? それともオババは騙しづらいと思われた?)。わかりませんが、なんかうれしいなあ。
2012-11-25 16:03
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おかえりなさーい。
そろそろお帰りで旅行記アップされるかな、と楽しみにしてました。
なにせ、私にはできないことだらけなのでーー(^_^;)
わくわくして読んじゃいました。
やっぱり語学ができると良いなー。
そうでないと、こんな旅行はできません。
この先も楽しみにしていまーす。
by ChatBleu (2012-11-25 19:56)
長い旅でしたね。どこへ行ったのかと思えば・・・
インド好きな人はいつもの場所にもいますよ^_^;
確か毎月、仕事で行っている人が。
カメラなどを持っていると怖そう。
無事帰宅されてよかった。
猫たちは皆元気?レオン君は大成長しているのでは??
by green_blue_sky (2012-11-25 21:19)
私のインド旅行はツアーだったので、あーるさんの旅は手に汗握って読ませていただきました。
食事の記事が楽しみです。
by チャコ&ミニ (2012-11-25 23:09)
お帰りなさい!
私は飼い猫と同様ビビりなもんで、
一人旅って憧れるのですが怖くて出来ません(>_<)
なので旅行記、楽しく読ませていただきました!
デリー空港の壁、スゲエ(@o@;)
お肉屋さんに群がるワンコ達、
いつも残り物をもらっているのかしら(^‐^;
by りる (2012-11-26 02:21)
憧れのインドから・・・お帰りなさい(^^)
国内でも同じですが、変な輩に付きまとわれないオーラって
あるのだと思います。
私なんぞ、高校生の時に秋葉原で体の良いカツアゲにあいました。
さて、デリー空港が国際空港でない件、気になります^^;Aアセアセ
お話しの続きが・・・早く聞きたい・・・♪
そうそう、先日タイランドでお世話になった方から、ガンジス川で
沐浴なんかしてはいけないって聞いたってお話ししましたが・・・
先日テレビで・・・光浦の相方の大久保女史が沐浴していました。
やれば・・・出来そうですね^^;Aアセアセ
by kontenten (2012-11-26 09:38)
機内食も美味しそう、旅はワクワク。私も大好きですが
一人でインドへ行く度胸がない。
痩せた犬が群がってたり、おしゃれな床屋さんがあったり。
楽しませていただきました。
by OMOOMO (2012-11-26 10:40)
ChatBleuさん
英語はできるに越したことはありませんが、ここではとにかく実用英語ですので、上手である必要はないようです。通じればいいんです、とにかく。写真を撮りすぎちゃったので、おそらくダラダラ続きます。
green_blue_skyさん
毎月行くというのはたいへんですね。デリーの空港で日本人サラリーマンの集団に会いましたが、別にスーツじゃなくてもいいのになあ、となんだか悲しくなりました。正露丸もあけずに帰って来れましたよ!
チャコ&ミニさん
この日は、二回も機内食を食べさせられてしまったので(二度目は写真を撮り忘れちゃったかな)、デリーについてもお腹いっぱいで食べられませんでした。翌日からはご飯も紹介します。たいしたものは食べていませんが。
りるさん
わんこはどこにでも寝ているので、多分お肉屋さんの前はご飯がもらえて人気なんだと思います。インドみたいなところだと、体調を崩したりすると集団行動を乱すので、逆に一人旅のほうがずんと気楽なような気がしています。案外怖くないですよ。
kontentenさん
『ガンジス川でバタフライ』はしませんが、クロールや平泳ぎなら20年も前にやりました。「絶対に向こう岸まで行くなよ」と言われましたが、誰が行くかい! ときどき火葬にできない赤ん坊などの遺体が浮いているのがかなり怖いし。空港の件は……次回です。
OMOOMOさん
JALの機内食、見た目ほど美味しいとも思いませんでしたよ。Yクラスはほんとうに、単価が安い客だし。写真を山ほど撮ってきたので、整理に苦労しています。いろいろおもしろいものがお見せできるといいなあ。
by あーる (2012-11-26 12:36)
お帰りなさい。いよいよインドレポート、楽しみです。
600ルピー…900円足らず?!、私らのベトナム3000円宿なんて超高級ですな。
機内で一眼レフ振り回すのってタイヘンそう。
私はいつもサイバーショット(^^;)
そて、空港でどんな事件が…???
by TAKUMA (2012-11-26 13:47)
JALのマイルで行かれたんですね~。
インド、意外に治安がいいんですね。
安心(?)しました。
by JUNJUN (2012-11-27 21:03)