出張のまとめ 寧夏回族自治区その2 [旅行]
寧夏3日目は朝から車をぶっ飛ばしても3時間はかかるところまで行きました。
日本の自治体が作ったらどんだけどやされるかわからない、とんでもなく広いテーマパークです。それも、ただ偉大なる黄河をたたえるためだけの! 最初の門から一番上の段まで1,000メートル以上あるのですが、最初のところにでかいトイレがあるだけで、その後は水もなければトイレもない……故宮の向こうを張るスケールなのに、よそへ抜けられる抜け道一つない。未だ拡張中とのことですが、建設費用も維持費用もどれだけかかるのか想像もつかない途方もない場所です。ただもう、あきれかえるばかり。
観光客もまばらです。どうすんだよ、これ。
案内をしてくれた方は現地文化庁の方なので、あんまり悪口も言えず……「ちょっと大きすぎませんか。維持費がたくさんかかりますよねえ」と感想を述べるにとどめましたが、彼女からは「黄河は当地の大事な観光資源なので」という答え。そりゃそうだけどさー。
午後から行った「中衛沙坡頭」も、前日行った沙湖同様、砂漠と黄河を組み合わせたテーマパークでしたが、こっちはなかなか面白かった!
ご存じの人も多いでしょうが、羊の皮をぱんぱんに膨らませた浮き袋を敷いた筏のことです。これで黄河の激流を下る。
モーターボートの波をくらって、着ていた服がびっちゃびちゃになりましたが、悔いなし! すぐ乾くし。
そり滑りはしたけれど、黄河を渡るやつは怖くてとても……昔見た『天菩薩』という中国映画に、現地の少数民族が長いロープを滑車で滑って渡っていくシーンがあったのを思い出します。ヒロインのイ族の娘が三田寛子そっくりだったっけ。
最終日は文化庁芸術処の処長さん、副処長さん、役所でインターンをやっている民族大学の学生さん(貴州出身のトン族の人)が来られて、一緒に昼食でした。処長さんは回族だそうです。副処長さんは今年日本に観光旅行に行ったとのことで、話が弾みます。
このあと、向こうの人の撮影で、寧夏の感想を中国語で述べさせられました。
寧夏はイスラム教徒が多いこともあり、羊の肉が美味しいので知られていますが、この前夜に現地で人気の庶民のイスラム料理レストランに連れて行っていただきました。
翌日からは北京。いよいよ授業が始まります!
というわけで、つづく。
黄河を眺めるために作った場所らしい
まだ未完成なので上れません
閑散とした場所を歩く犬
次にいったのも黄河のテーマパーク(?)
偉大なる中華文明の歴史を刻んだ壁はまあいい
まさかその壁の後ろにまだまだ続くとは……
……だから、でけーよ……
売りは見下ろす黄河
ひたすら黄河
青銅を模したオブジェ群は妙に作り込まれていて……
広いからって何を作ってもいいのか
日本の自治体が作ったらどんだけどやされるかわからない、とんでもなく広いテーマパークです。それも、ただ偉大なる黄河をたたえるためだけの! 最初の門から一番上の段まで1,000メートル以上あるのですが、最初のところにでかいトイレがあるだけで、その後は水もなければトイレもない……故宮の向こうを張るスケールなのに、よそへ抜けられる抜け道一つない。未だ拡張中とのことですが、建設費用も維持費用もどれだけかかるのか想像もつかない途方もない場所です。ただもう、あきれかえるばかり。
観光客もまばらです。どうすんだよ、これ。
案内をしてくれた方は現地文化庁の方なので、あんまり悪口も言えず……「ちょっと大きすぎませんか。維持費がたくさんかかりますよねえ」と感想を述べるにとどめましたが、彼女からは「黄河は当地の大事な観光資源なので」という答え。そりゃそうだけどさー。
午後から行った「中衛沙坡頭」も、前日行った沙湖同様、砂漠と黄河を組み合わせたテーマパークでしたが、こっちはなかなか面白かった!
何しろ憧れの羊皮筏子(ヤンピーファーズ)に乗れるし!
ご存じの人も多いでしょうが、羊の皮をぱんぱんに膨らませた浮き袋を敷いた筏のことです。これで黄河の激流を下る。
むかーしNHKが『大黄河』やったときに見て、すごいと思ったんだよね
モーターボートの波をくらって、着ていた服がびっちゃびちゃになりましたが、悔いなし! すぐ乾くし。
砂山を使っていろいろな遊びができます。そり滑りとか
ターザンみたいに黄河を渡る……すごいスピードです! こえー
そり滑りはしたけれど、黄河を渡るやつは怖くてとても……昔見た『天菩薩』という中国映画に、現地の少数民族が長いロープを滑車で滑って渡っていくシーンがあったのを思い出します。ヒロインのイ族の娘が三田寛子そっくりだったっけ。
最終日は文化庁芸術処の処長さん、副処長さん、役所でインターンをやっている民族大学の学生さん(貴州出身のトン族の人)が来られて、一緒に昼食でした。処長さんは回族だそうです。副処長さんは今年日本に観光旅行に行ったとのことで、話が弾みます。
名物の一つは鯉。これも辛いです
最後は記念撮影
このあと、向こうの人の撮影で、寧夏の感想を中国語で述べさせられました。
寧夏はイスラム教徒が多いこともあり、羊の肉が美味しいので知られていますが、この前夜に現地で人気の庶民のイスラム料理レストランに連れて行っていただきました。
ドナドナドーナードーナー
回族のパンも名物だといいます
あとはヨーグルトも名産。美味しいです
空港には礼拝コーナーがありました
翌日からは北京。いよいよ授業が始まります!
というわけで、つづく。
2013-09-02 13:00
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コメント(4)
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スゴイテーマパークですね^^;
何も無さそう...
中衛沙坡頭、砂漠と黄河を組み合わせたテーマパーク!?
エコと言うか、低コストと言うか...
やはり一味違いますねぇ^^;
by ひでぷに (2013-09-02 16:01)
工業団地とお寺の旅行で中国には2回訪れましたが・・・
やっぱり、淡水魚が必ず出て来ました・・・何ででしょう^^;Aアセアセ
あちらには、格安の高アルコール焼酎(蒸留酒)が有ると思いますが
・・・今回は、召し上がりませんでしたか(^^)
by kontenten (2013-09-02 16:44)
ひゃー、広いというか壮大な風景というか、すごいですねぇ(@_@。
by ChatBleu (2013-09-02 19:50)
ひでぷにさん
砂漠の方はなかなか楽しかったですよ。もっとも、鳥取砂丘のスケールだと(行ったことないけど)実現できないかもしれませんが。ここはいいアイディアだと思いました。
kontentenさん
中国は海岸線も長いけれども、圧倒的に内陸国ですからねえ。仕事だと、さんざん白酒での乾杯合戦を経験していますが、今回はお勉強だし。
ChatBleuさん
何を見てもでかいです、中国は。
これで上海をはじめとする江南地区に行けばもうちょっとヒューマンスケールになるのですけどねえ。
by あーる (2013-09-03 07:51)