憧れようにも

　島崎今日子『安井かずみがいた時代』読了。

　
　全部読んだら結構面白かったが、途中だれた。憧れようのないほどのたいへんなお嬢様で、大金持ちの美人。そんな人の話をだらだらと読んだところで仕方がないかと思ってしまった。が、おんなじ人物に対する評価が人によっていろいろなのがまたリアリティがある。それにしても、キャンティってすごい店だったんだな。

　下川耿史『混浴と日本史』読了。
　

　面白かった。最後は唯一入ったことのある混浴の青森の酸ヶ湯が出てきたし。
　混浴を見た外国人たちの評価が真っ二つに分かれているのが興味深い。ひいてはこれが各文化の裸体観につながっているという見方も面白い。　

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タグ：ノンフィクション 島崎今日子 下川耿史 安井かずみがいた時代 混浴と日本史