失われた世界

　熊谷達也『リアスの子』読了。

　確かに一昔前の話だと分かっているし、下手すると私なんかが中学生の頃の話だとも思うけれど……（作者や私よりも年が上だし）、なんだか古臭くない、というか、そう思いたくない。
　この架空の市のモデルは「気仙沼」だと思う。この世界、決して失われてはいないと信じたい。

　片瀬京子とラジオ福島『ラジオ福島の300日　ラジオ福島災害報道特別番組』読了。

　ラジオというマスコミの従事者がその時、いかに頑張ったか、いかに必死だったかのほかに、被災地支援・被災地報道、そして情報伝達がいかに困難だったかがひしひしと伝わってくる。みんな、辛かったんだ。

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タグ：リアスの子 熊谷達也 片瀬京子 ラジオ福島の300日

コメント 2

この2冊　借りて読んでみたいと思います。
あーるさん、いつもご紹介ありがとうございます。

by 溺愛猫的女人 (2014-07-25 22:36) 

溺愛猫的女人さん
この二冊は、面白かったです。特に『リアスの子』は、ひねりがあんまりなくて逆にいいというか……今の時代、新鮮です。
by あーる (2014-07-27 07:50)