33年前の声 [本]
沢木耕太郎『流星ひとつ』読了。
先ごろ自死した藤圭子の1979年の引退直前に取られたインタビュー。一度は封印された作品だったが、33年の時を経て出版された。とてもまじめで、一所懸命な人、という印象。そしてこの28歳の時は、またずいぶんとキレイだったんだろうなあ。まじめすぎるほどまじめで、そのためにいろいろな苦労をしょい込んでいるところがあるけれども(もちろん元々の家庭・家族の問題もあるが)、それで精神のバランスを崩すような予兆は、このインタビューからはまったく見受けられないのだけれども。そうかあ、「面影平野」、そんなに本人として気に入っていなかったんだ……私としては「はしご酒」が好きでしたが。
先ごろ自死した藤圭子の1979年の引退直前に取られたインタビュー。一度は封印された作品だったが、33年の時を経て出版された。とてもまじめで、一所懸命な人、という印象。そしてこの28歳の時は、またずいぶんとキレイだったんだろうなあ。まじめすぎるほどまじめで、そのためにいろいろな苦労をしょい込んでいるところがあるけれども(もちろん元々の家庭・家族の問題もあるが)、それで精神のバランスを崩すような予兆は、このインタビューからはまったく見受けられないのだけれども。そうかあ、「面影平野」、そんなに本人として気に入っていなかったんだ……私としては「はしご酒」が好きでしたが。
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