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ちょっと静かめ [本]

 中山七里『死にゆく者の祈り』読了。

死にゆく者の祈り.jpg

 いつものこの作家の作品にしてはずいぶんとしんねりむっつりと静かに進んでいくと思ったが、最後のどんでん返しはさすが。でもなあ、こんなふうな動機になるかなあ。

 斎藤美奈子『挑発する少女小説』読了。

挑発する少女小説.jpg

『若草物語』『アルプスの少女ハイジ』『大草原の小さな家』『長くつ下のピッピ』『赤毛のアン』『小公女』『あしながおじさん』『秘密の花園』『ふたりのロッテ』、どれもこれも、今考えるとき恥ずかしいが何度も読んだ「少女小説」だが、分析してみると、ああ、そういうことかー、とか、ホントか? とか、いろいろ出てきて面白い。時代背景もいろいろだが、その時々、様々なメッセージ性をはらんだ作品ばかりだったのだな。だからこそ何度も読める小説だったのだろうが。ちょっと再読したくなった。
 

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コメント 4

溺愛猫的女人

秘密の花園がとても好きでした。読み返してみようかな。
by 溺愛猫的女人 (2023-02-14 13:22) 

あーる

溺愛猫的女人さん
このタイトルだと、『クローディアの秘密』あたりも入れてほしいと思っています(お読みになったかどうかわかりませんが)。女の子がメトロポリタン美術館に住み着く話。
by あーる (2023-02-15 12:23) 

sana

名作の少女小説、どれも読みました。
暗記するほど読んでたのもありますよ^m^
そうそう、メッセージ性はかなりあると思います。
お~斎藤美奈子さんですね、読んでみます。
「クローディアの秘密」も好きです^^
by sana (2023-02-15 21:59) 

あーる

sanaさん
子どものころは繰り返し同じ本を読みました、私も。
どれもよく知っている物語ですが、「え? そういう背景があったの?」みたいなものに気づかされました。
by あーる (2023-02-16 12:28) 

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