何でも書けばいいってもんじゃないが [本]
古野まほろ『女警』読了。
元警察キャリアだった作者ということで、本当にこういう社会なんだろうなとは思うが、何でも全部書かなくてもいいんじゃないか、という感じがするのと、何とも読後感が悪くて……資料としてはおもしろいが、リピはしなそう。
吉川トリコ『マリー・アントワネットの日記Blue』読了。
なんだかこれ、Amazonではラノベのカテゴリに入っているようだが、断じてそんなものではない。これは相当な傑作だし、言葉の意味の理解度はともかく、大人の読書に十分耐えうる傑作だと思う。たくさんの想像力を動員した結果であるかもしれないが(かなりの資料は当たっているけれど)、この世界一の嫌われ女と言われるマリー・アントワネットをこれほどに身近に感じられたのはベルばら以来。
元警察キャリアだった作者ということで、本当にこういう社会なんだろうなとは思うが、何でも全部書かなくてもいいんじゃないか、という感じがするのと、何とも読後感が悪くて……資料としてはおもしろいが、リピはしなそう。
吉川トリコ『マリー・アントワネットの日記Blue』読了。
なんだかこれ、Amazonではラノベのカテゴリに入っているようだが、断じてそんなものではない。これは相当な傑作だし、言葉の意味の理解度はともかく、大人の読書に十分耐えうる傑作だと思う。たくさんの想像力を動員した結果であるかもしれないが(かなりの資料は当たっているけれど)、この世界一の嫌われ女と言われるマリー・アントワネットをこれほどに身近に感じられたのはベルばら以来。