ちょっと薄くなった [本]
宮部みゆき『魂手形 三島屋変調百物語七之続』読了。
これまでのシリーズより少し薄め。とはいえ、3つの長編が入っている。あまり怖く感じはしなかったが、おちかに代わり、聞いて聞き捨てする小旦那さんもがんばっているな、と応援したくなる。
山田清機『寿町のひとびと』読了。
山谷、釜ヶ崎と並ぶ一大ドヤ街寿町。同じ横浜に住んでいるので親しみはあるが、まあ、ちょっとなかなか近寄れない街。そこに流れ着いた人たちの自分語りが中心かなと思ったら、歴史や保育所的な共生コミュニケーションやそれにかかわる人々のことも書かれていて、盛沢山だった。取材、大変だったろうな。派生して読みたい本も出てきた。
黒川博行『雨に殺せば』読了。
『二度のお別れ』の続編だというが、黒豆コンビ、ちょっと設定を変えてある。相変わらずの軽妙なやり取りで、テンポよく進む楽しさ。美術の知識を駆使した部分もあって、とても面白い初期作品。やっぱり、すごいなあ。
これまでのシリーズより少し薄め。とはいえ、3つの長編が入っている。あまり怖く感じはしなかったが、おちかに代わり、聞いて聞き捨てする小旦那さんもがんばっているな、と応援したくなる。
山田清機『寿町のひとびと』読了。
山谷、釜ヶ崎と並ぶ一大ドヤ街寿町。同じ横浜に住んでいるので親しみはあるが、まあ、ちょっとなかなか近寄れない街。そこに流れ着いた人たちの自分語りが中心かなと思ったら、歴史や保育所的な共生コミュニケーションやそれにかかわる人々のことも書かれていて、盛沢山だった。取材、大変だったろうな。派生して読みたい本も出てきた。
黒川博行『雨に殺せば』読了。
『二度のお別れ』の続編だというが、黒豆コンビ、ちょっと設定を変えてある。相変わらずの軽妙なやり取りで、テンポよく進む楽しさ。美術の知識を駆使した部分もあって、とても面白い初期作品。やっぱり、すごいなあ。