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テニスはぴんと来ないけど [本]

 深田祐介『さらば麗しきウィンブルドン』読了。

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 久々に深田先生のご著書を読みました。
 スポーツドキュメンタリーが三本納まった文庫本で、『さらば……』はマラッカ海峡に身を投げて亡くなった転載テニスプレーヤー佐藤次郎を、次の『銀輪きらめく日々―長義和の栄光と挫折』はモスクワ五輪ボイコットの悲劇に巻き込まれた自転車競技の長義和を、最後の『聖火まぼろしなり』はちょっとフィクションの形を取って、東京オリンピック開催(実現しなかったほうの)に努力した人々のことを描いた物語。どれも読み応えがあるが、テニスはやらないからいまひとつぴんと来ない。自転車のが一番面白かった。日本における(当時の)出前持ちの乗り物という自転車の地位と、ヨーロッパにおける地位があまりにも違いすぎる。いまだにそういうところはあるけれど。それにしても、こういう本を読むと、知られざる歴史・人っていろいろあるんだと思う。日本がそんなにテニスが強かったなんて……
 深田先生にお会いしたのはもう10年以上も前になるのかなあ。お元気でしょうか。



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