再び田代島へ(その1) [旅行]
5月1日(金)は会社をお休みして、朝早くから新幹線で仙台へ。仙台駅からは宮城交通の長距離バスに乗り換え、石巻に向かいます。まだ仙石線が完全復旧していないため、今のところ乗り換えなしに行ける交通手段はバスなのです。
石巻駅前からタクシーに乗り換え、離島に行く網地島ラインの乗り場に向かいます。
石巻を12時に出港して、田代島にある二か所の港のうち、われわれの目指す大泊に着くのは12時53分。ゆっくりした船です。さして揺れもせず、お天気も最高でした。
さて、猫の楽園・田代島を訪れるのは我々は2回目です。最初の時は2009年の夏で、その時は仁斗田の民宿に泊まって、美味しいものをたくさん食べ、猫と戯れてさんざんいい思いをしましたが、なにしろあの震災の前。震災では牡蠣の筏がひどく被害を受けたという田代島、どうなっているのかちょっと心配でしたが……
船の発着所は、一部損傷した箇所が残っているようでしたが、ちゃんと直っています。
民宿の方が迎えに来てくださっていたのですが、その場所は本当に大泊港の目と鼻の先……
まだ時間も早く、奥様が石巻の方に買出しに行っていて部屋が片付かないとのことで、荷物だけ置いて島をお散歩することにしました。
小さな島で、大泊からもう一つの港の仁斗田までは、緩やかな坂道を歩いても2キロ程度です。
ちなみにロッジのデザインやペインティングは、里中満智子、ちばてつや、志賀君江、御茶漬海苔、木村直己の諸先生方だそうです。窓から中をのぞくことができましたが、建物は古くても、十分使用に耐えるロッジのよう。ロッジ群の真ん中には共用設備としてのセンター棟が置かれていて、そこにシャワーがあったり、貸出用の調理器具等があったりするようです。電気自動車の充電設備もありました。
仁斗田の港まで行って引き返し、山道を歩いていたら、大泊の港で会ったお兄さんがトラックに乗ってやってきて、「はま屋まで戻るんでしたら、荷台に載せていきましょうか?」と言ってくれました。夕食の7時まではまだけっこうあったので、ありがたいお申し出でしたがお断りしました。やさしいなあ。
歩いている途中で中国語が聞こえました。女子二人連れで、熱心に花や猫の写真を撮る二人。話しかけてみると、北京出身と福建出身の二人連れの若い女の子。北京の子は日本は初めて、福建の子は今横浜の研究所に勤めているという。「なんでこの島の子と知ったの?」と聞くと、北京の子が「ネットで調べたの」とのこと。彼女は立派なデジ一を持っていて、撮った猫写真をたくさん見せてくれました。「猫好きなの?」と尋ねると、「ううん、写真が好きなの」ときっぱり言われましたが……にしても、初めての来日で田代島とは、マニアックな!
宿に帰ると、奥様が最終の船で帰ってこられたところでした。お部屋の片づけをやっていただいている間に、旦那さんが飼い猫たちにご飯をあげるというので、見学。
とはいえ、この子たちもちゃんとお相伴にあずかっていたようですが。
さて、にゃんこのお食事タイムが終わると、いよいよお待ちかね、人間のご飯です。
伯楽星の純米吟醸を選ばせていただきました。宿のご主人、かなりのお酒好きのようで、全部のお酒についてさらっと解釈していただきました。民宿でこれほどのお酒を見たのは初めてかも。
夜7時ころから食べ始めたのですが、8時近くになって生シラスが届いたというので、それも出してくださいました。
あれれ? 江ノ島の料理屋なんかで食べたシラスと全然違うよ? 歯ごたえといいなんといい……別物です。さすがは獲れたてだなー、と感心。
ワカメしゃぶしゃぶも、弟がよく南三陸のボランティアの時に食べると言っていたのですが、正直よくわかっていませんでした。食べてみたら、厚みがあってしっかりしていて、とんでもなく美味い!
ご主人は「残してもいいよ」なんておっしゃったのですが、悔しいので98%間食したと思う。いやあ、食った食った。それにしても、全部海で獲れたものばかり。海の幸は奥が深いなあ。
どうにもこうにもお腹いっぱいで、よろよろ階段を上って、寝ました。
石巻駅前からタクシーに乗り換え、離島に行く網地島ラインの乗り場に向かいます。
行きの船はマーメイド号
石巻側の営業所にはにゃんこが飼われていました
向こうの連中によろしくにゃ、むしゃむしゃ()
石巻を12時に出港して、田代島にある二か所の港のうち、われわれの目指す大泊に着くのは12時53分。ゆっくりした船です。さして揺れもせず、お天気も最高でした。
さて、猫の楽園・田代島を訪れるのは我々は2回目です。最初の時は2009年の夏で、その時は仁斗田の民宿に泊まって、美味しいものをたくさん食べ、猫と戯れてさんざんいい思いをしましたが、なにしろあの震災の前。震災では牡蠣の筏がひどく被害を受けたという田代島、どうなっているのかちょっと心配でしたが……
港にある看板
港ではすぐににゃんこのお出迎え
船の発着所は、一部損傷した箇所が残っているようでしたが、ちゃんと直っています。
民宿の方が迎えに来てくださっていたのですが、その場所は本当に大泊港の目と鼻の先……
お世話になった民宿「はま屋」さん
なんでも23匹飼っていらっしゃるとのことで……
とっても人懐こい子がいたりして
まだ時間も早く、奥様が石巻の方に買出しに行っていて部屋が片付かないとのことで、荷物だけ置いて島をお散歩することにしました。
小さな島で、大泊からもう一つの港の仁斗田までは、緩やかな坂道を歩いても2キロ程度です。
道沿いにはきれいなシダが茂っていたり
菜の花(?)がやたらでかかったり
昔の小中学校の名残
今は使われない校庭に八重桜が咲いていました
猫は
いろいろなところにいるのですが
基本的には民家のそばにいます
猫神社
なぜか神社の番をするように社のそばにいた子
神社の周辺には民家はないのにねえ
レオン君似の子はやっぱり恥ずかしがりや?
もっさもさです
マンガアイランドという広場
ここには漫画家数名のデザインしたロッジがあります
これはわかりやすい
二階の室内にこんな絵も描かれているし
ちなみにロッジのデザインやペインティングは、里中満智子、ちばてつや、志賀君江、御茶漬海苔、木村直己の諸先生方だそうです。窓から中をのぞくことができましたが、建物は古くても、十分使用に耐えるロッジのよう。ロッジ群の真ん中には共用設備としてのセンター棟が置かれていて、そこにシャワーがあったり、貸出用の調理器具等があったりするようです。電気自動車の充電設備もありました。
仁斗田の港まで行って引き返し、山道を歩いていたら、大泊の港で会ったお兄さんがトラックに乗ってやってきて、「はま屋まで戻るんでしたら、荷台に載せていきましょうか?」と言ってくれました。夕食の7時まではまだけっこうあったので、ありがたいお申し出でしたがお断りしました。やさしいなあ。
いろいろなところで出会った猫たち
歩いている途中で中国語が聞こえました。女子二人連れで、熱心に花や猫の写真を撮る二人。話しかけてみると、北京出身と福建出身の二人連れの若い女の子。北京の子は日本は初めて、福建の子は今横浜の研究所に勤めているという。「なんでこの島の子と知ったの?」と聞くと、北京の子が「ネットで調べたの」とのこと。彼女は立派なデジ一を持っていて、撮った猫写真をたくさん見せてくれました。「猫好きなの?」と尋ねると、「ううん、写真が好きなの」ときっぱり言われましたが……にしても、初めての来日で田代島とは、マニアックな!
宿に帰ると、奥様が最終の船で帰ってこられたところでした。お部屋の片づけをやっていただいている間に、旦那さんが飼い猫たちにご飯をあげるというので、見学。
お父さんだ!(……)
わーい、わーい(……)
まさに、猫まっしぐら……
大きなお魚を煮たようなのをあげていました
ひゃー、うめえ()
これは、遠目で見ているよそのおうちの猫
とはいえ、この子たちもちゃんとお相伴にあずかっていたようですが。
さて、にゃんこのお食事タイムが終わると、いよいよお待ちかね、人間のご飯です。
なんという充実した地酒コレクション!
伯楽星の純米吟醸を選ばせていただきました。宿のご主人、かなりのお酒好きのようで、全部のお酒についてさらっと解釈していただきました。民宿でこれほどのお酒を見たのは初めてかも。
これで全部じゃないのです
でっかいのはタラのかぶと焼き
アイナメ、ツブ貝、タラのこぶ締め、メバルだったかな
煮魚はソイ
タラのフライ
珍しい! タラのお刺身
タラの肝
タラの胃袋
新鮮なワカメはしゃぶしゃぶで
浮かれるおねえさん
夜7時ころから食べ始めたのですが、8時近くになって生シラスが届いたというので、それも出してくださいました。
うわー、ピッカピカだあ
なんて豪華なシラス丼
あれれ? 江ノ島の料理屋なんかで食べたシラスと全然違うよ? 歯ごたえといいなんといい……別物です。さすがは獲れたてだなー、と感心。
ワカメしゃぶしゃぶも、弟がよく南三陸のボランティアの時に食べると言っていたのですが、正直よくわかっていませんでした。食べてみたら、厚みがあってしっかりしていて、とんでもなく美味い!
ご主人は「残してもいいよ」なんておっしゃったのですが、悔しいので98%間食したと思う。いやあ、食った食った。それにしても、全部海で獲れたものばかり。海の幸は奥が深いなあ。
どうにもこうにもお腹いっぱいで、よろよろ階段を上って、寝ました。
寝室に飾られた大漁旗
OH!早速、国際交流されましたね・・・偉い(^^)
田代島・・・仙台在住の友人が猫の写真をよく撮りに行きます。
確か、以前は犬派で写真展も犬の写真ばかりでしたのに・・・(^^ゞ
猫神社に祀られている神様の御利益?かも知れませんね(^_-)。
by kontenten (2015-05-03 06:26)
田代島、やはり猫が多い(^▽^;)
人と猫たちの交流の場、よいですね。
よく堪能してください。
by green_blue_sky (2015-05-03 07:27)
田代島、良いなぁ!
以前から行ってみたいと思っているのですが、震災があったりで、なかなか機会を作れません。
ニャンズがわらわらと^^; 猫好きにはたまりませんなぁ。
しかし、ネコ好きでもなく初めての来日で田代島とは、マニアックというか、もったいないぞー^^;
by ChatBleu (2015-05-03 08:29)
こんな島があるのですね。
いろいろな子がいますが、八割れが多いような気が・・・
旅先で猫三昧。魚料理三昧。いいですね。
私は、今のところ家で猫三昧です。
ミニの方が毛が抜けてきたので、
「くしくし」してやりました。
旅行記の続きを楽しみにしています=^_^=
by チャコ&ミニ (2015-05-03 12:29)
わらわらわらと猫がいますね。
わかめのしゃぶしゃぶ、お魚づくし、生シラス
たまらないですね。
by OMOOMO (2015-05-04 14:36)
kontentenさん
猫派に転向されたんでしょうかね。猫シンパが増えて結構なことです。田代島、楽しいですよ。単なる写真好きでもフォトジェニックな場所がたくさんありそう。
green_blue_skyさん
観光客はエサやまたたびで猫の気を引こうとしたりしている様子が見えますが、そういうのは本来は禁止のようです。とにかくのびのびと暮らしている猫の様子がとても気持ちいいです。
ChatBleuさん
震災からはかなり復活しています。仙石線は、もうすぐ何とか完全復旧らしいので、その暁にはぜひ行ってみてください。小さな島ですが、楽しいですよ。
チャコ&ミニさん
そう言われれば、八割れさんが多いかも。色合い的にはモノトーンの子が多くて、茶トラさんなんかはほとんど見かけません。長毛の子もけっこういました。
OMOOMOさん
お魚、本当に新鮮で、おいしかったですよ。やはり島だからこそ、というところがあるんでしょうね。猫三昧、魚三昧で幸せです。
by あーる (2015-05-05 08:19)
こんばんは
あーるさん、1日に行って大正解、3日4日は松島、仙台もどこも激混みでした(/_;)
そして5月30日から4年ぶりに仙石線が全線復旧、田代島に行くのも楽になりますね。いつかは行きたいな。
大漁旗が飾られた寝室、かっこいいなぁー(^^)v
by 溺愛猫的女人 (2015-05-05 21:02)
溺愛猫的女人さん
2日もけっこうな人ででしたよ。松島、大繁盛ですね。
仙石線がもうすぐ全線復旧とのことで、代行バスも最初で最後になりそうです。よかったなあ。
by あーる (2015-05-06 08:57)
田代島、行きたいんだよなぁ…
GWの仙台ツアー、当初はここの行く、って事で企画されたはずなんやが…ま、GWは無理か(-_-)
by TAKUMA (2015-05-10 09:59)
TAKUMAさん
地元の人に聞いたら、夏場はけっこう暇だそうですよ。
by あーる (2015-05-10 22:24)