なんでだ? [本]
真梨幸子『鸚鵡楼の惨劇』読了。
なんだこりゃ。確か、前読んだやつは結構面白かったんだと思うけれども、こんな雑な小説じゃなかったと思うし。それにまた黒木瞳があとがきなんか書いて、本当に面白いと思ってるのかなあ。
井上都『ごはんの時間ーー井上ひさしがいた風景』読了。
父・井上ひさしと最後は断絶してしまった長女の書いた、食と父との思い出を描いたエッセイ。おいしそうなものがたくさん出ているはずなのに、ちっとも食欲がわいてこないのは、和解しないままに父を亡くしてしまった作者の苦い思いや、夫に先立たれ、息子の腎臓に障害があるという苦労ばかりが伝わってきてしまうからかな。なんか、心休まらない。
桂歌丸『座布団一枚! 桂歌丸のわが落語人生』読了。
真金町の女郎屋の坊ちゃんが、落語協会の会長になって、『笑点』の司会者になって……と、なんだかもとの圓楽や小圓遊なんかも出てきて、むやみやたらと懐かしい。三好演芸場もにぎわい寄席も行っていないのはちょっと肩身が狭いので、行かなくちゃ、行かなくちゃ。もう、この歳になったら役者買い位許されるよな、うん。
浅田次郎『五郎治殿御始末』読了。
幕末という、案外近い時代の人たちが西洋やいろいろなものと折り合いをつけていくための苦労がしのばれる短編集。映画化された作品もあるのは知らなかったな。
なんだこりゃ。確か、前読んだやつは結構面白かったんだと思うけれども、こんな雑な小説じゃなかったと思うし。それにまた黒木瞳があとがきなんか書いて、本当に面白いと思ってるのかなあ。
井上都『ごはんの時間ーー井上ひさしがいた風景』読了。
父・井上ひさしと最後は断絶してしまった長女の書いた、食と父との思い出を描いたエッセイ。おいしそうなものがたくさん出ているはずなのに、ちっとも食欲がわいてこないのは、和解しないままに父を亡くしてしまった作者の苦い思いや、夫に先立たれ、息子の腎臓に障害があるという苦労ばかりが伝わってきてしまうからかな。なんか、心休まらない。
桂歌丸『座布団一枚! 桂歌丸のわが落語人生』読了。
真金町の女郎屋の坊ちゃんが、落語協会の会長になって、『笑点』の司会者になって……と、なんだかもとの圓楽や小圓遊なんかも出てきて、むやみやたらと懐かしい。三好演芸場もにぎわい寄席も行っていないのはちょっと肩身が狭いので、行かなくちゃ、行かなくちゃ。もう、この歳になったら役者買い位許されるよな、うん。
浅田次郎『五郎治殿御始末』読了。
幕末という、案外近い時代の人たちが西洋やいろいろなものと折り合いをつけていくための苦労がしのばれる短編集。映画化された作品もあるのは知らなかったな。
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