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せっかくの経済小説に…… [本]

 池井戸潤『アキラとあきら』読了。

アキラとあきら.jpg

 いつもながら大長編でもサクサク読めて楽しい。知らない業界の話だし。っていうか、銀行業界とか、入らなくてよかったなあ(入れてくれないだろうけど)。絶対もう、こんなの無理無理。それにしても、こういう骨太な経済小説にどうしてこういうラノベ風の表紙にしちゃうんだろう。流行り?

 岡崎武志『上京する文學ー漱石から春樹まで』読了。

上京する文學.jpg

 すべてのケースを「上京」とくくっていいのかという疑問はあれど、読み物としては面白かった。自分は本当の意味で「上京」者ではないけれど、東京生まれ東京育ちの人たちの、自分たちのすごいアドバンテージに何も気づいていない様子には時折イラっとさせられる。多くの人がまた、東京以外の場所って、「箱根の先ですか、手前ですか」みたいな感じなんだよな。井の中にいられる幸せな蛙。


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コメント 4

溺愛猫的女人

「上京する文學」予約します。面白そう。
10日から閲覧がOKになりました。が、一日の感染者が300人を超えたら学校は休校、公的施設も再び休業となりそうです。なんか明日にでも300人なりそうで怖い(;´Д`)
by 溺愛猫的女人 (2020-07-12 18:02) 

あーる

溺愛猫的女人さん
その判断、目黒区立の図書館も一緒かなあ。心配です。300人、案外いっちゃいそうだしなあ。
by あーる (2020-07-12 19:06) 

あーちゃ

あきらとアキラは、2年前に読みました。結構結末も含めて好きでした。
上京する文學は、今、図書館に予約をいれました。
やっぱり、図書館はありがたいです。

by あーちゃ (2020-07-12 21:34) 

あーる

あーちゃさん
面白かったですよね。とっくにドラマになっているのは知らなかったですが。図書館、助かります。
by あーる (2020-07-14 12:11) 

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