やりがいはありそうだけど [本]
梁瀬昌宏『感動を創造する海外添乗員で世界のすべての国を行く働き方』読了。
面白そうだけれど、アフリカはきつい……これは無理だと思う。
近藤史恵『震える教室』読了。
ほぼラノベ? この作家さんがこういうのも書くのは知らなかった。怖さとしてもちょっと中途半端な感じ。
面白そうだけれど、アフリカはきつい……これは無理だと思う。
近藤史恵『震える教室』読了。
ほぼラノベ? この作家さんがこういうのも書くのは知らなかった。怖さとしてもちょっと中途半端な感じ。
退職旅行と称して -青春18きっぷ春紀行 W鉄印ゲットの旅 その2ー [旅行]
さて、福山からの出発はあまり早朝ではないので、寒いけれどもビジホの真ん前の福山城に行ってみることにしました。
まず、福山からJR福塩線に乗り、神辺へ。
ここからタクシーで向かったのは……
大きすぎて全景が入りませんが、設計は高松伸。植田正治さんの作品は、恵比寿の東京都写真美術館の壁に大きく飾られていますが、なんとも不思議な演出の妙に魅せられ、いつかこの美術館に行ってみたいと思っていたのです。遠い道のりだったなあ。招待券は持ってたけど。
展覧会、当然ながら撮影NGでしたが、楽しかったー!!
大山ハムのアウトレットのお店とかもあって、本当はすごく買いたかったのですが、ここで荷物を増やしてもねえ……全国一律880円で発送できますよ、とも言われたのですが、今うちにはなぜかハムがてんこ盛りなので、泣く泣く諦めました。冷蔵しなくてよいサラミだけは2本も買っちゃったけど。
岸本⇒植田正治美術館まではタクシーで5分(上り坂)でしたが、帰りは全部下りだし、帰りの電車には死ぬほど余裕があったので、大山を背に、40分歩いて駅まで戻りました。お天気が良くて、どこからでも美しい山が見え、気持ちの良い散歩でした(途中何か所か堆肥臭かったけど)。
岸本から岡山に向かい、ビジホにチェックインするともう20時過ぎ。近くのお好み焼き屋さんで、カキ入りお好み焼きとビールで、この日は終了です。
翌日は早めに出発し、岡山⇒加古川⇒粟生へと移動します。
この日は乗り継ぎがあわただしすぎてお昼ご飯が食べられず、16時半ころになってようやく豊橋でラーメンを食べました。豊橋からは力尽きて新幹線を取って帰りました。月曜なのに混んでたな。
今回の青春18きっぷ区間は、
3/10 福山⇒神辺 210円、清音⇒岸本 2,310円、岸本⇒新見 1,180円 合計 3,700円
3/11 岡山⇒粟生 2,310円 粟生⇒豊橋 6,050円 合計 8,360円
2日間合計で12,060円です。
きっぷの値段が12,050円なので、まあ元は取ったといえましょう。とはいえ、まだ3日間も使えるんだよなあ。どうしようかなあ。4月10日の期限までにもう一回くらいどこか遠出してみようかなあ。
と、たくらむ今日この頃です。
ぐにょぐにょした松も立派だ
ちょっと嫌な名前……
まあこの辺はカープでっしゃろな
まず、福山からJR福塩線に乗り、神辺へ。
JRの駅
井原線の駅
かわいい電車に乗って
井原駅へ。新美みたいなデザイン
あー、岡山はデニムが有名だよね
ここでまずは鉄印ゲット!
時間があれば降りてみたかった川辺宿駅。横溝正史先生の疎開宅等があります
井原⇒清音⇒新見⇒と、井原線・JR戦を乗り継いで到着した岸本駅
ここからタクシーで向かったのは……
一度来たかった植田正治写真美術館
大きすぎて全景が入りませんが、設計は高松伸。植田正治さんの作品は、恵比寿の東京都写真美術館の壁に大きく飾られていますが、なんとも不思議な演出の妙に魅せられ、いつかこの美術館に行ってみたいと思っていたのです。遠い道のりだったなあ。招待券は持ってたけど。
展覧会、当然ながら撮影NGでしたが、楽しかったー!!
館内はとてもスタイリッシュ
帽子をかぶった大山の写真が撮れます
館の内外のどこからでも雄大な大山が望めて絶好のロケーションです
しかも隣には大山ハムの大きな工場とデリがあって
(寒かったけど)大山を見ながらこんなの食べられます
大山ハムのアウトレットのお店とかもあって、本当はすごく買いたかったのですが、ここで荷物を増やしてもねえ……全国一律880円で発送できますよ、とも言われたのですが、今うちにはなぜかハムがてんこ盛りなので、泣く泣く諦めました。冷蔵しなくてよいサラミだけは2本も買っちゃったけど。
岸本⇒植田正治美術館まではタクシーで5分(上り坂)でしたが、帰りは全部下りだし、帰りの電車には死ぬほど余裕があったので、大山を背に、40分歩いて駅まで戻りました。お天気が良くて、どこからでも美しい山が見え、気持ちの良い散歩でした(途中何か所か堆肥臭かったけど)。
岸本から岡山に向かい、ビジホにチェックインするともう20時過ぎ。近くのお好み焼き屋さんで、カキ入りお好み焼きとビールで、この日は終了です。
あんまり、かわいくない……
翌日は早めに出発し、岡山⇒加古川⇒粟生へと移動します。
これは読めないよねえ
ここからは北条鉄道に乗って
終点の北条町駅で
鉄印ゲット
のどかな田園風景を走る電車でした
この日は乗り継ぎがあわただしすぎてお昼ご飯が食べられず、16時半ころになってようやく豊橋でラーメンを食べました。豊橋からは力尽きて新幹線を取って帰りました。月曜なのに混んでたな。
今回の青春18きっぷ区間は、
3/10 福山⇒神辺 210円、清音⇒岸本 2,310円、岸本⇒新見 1,180円 合計 3,700円
3/11 岡山⇒粟生 2,310円 粟生⇒豊橋 6,050円 合計 8,360円
2日間合計で12,060円です。
きっぷの値段が12,050円なので、まあ元は取ったといえましょう。とはいえ、まだ3日間も使えるんだよなあ。どうしようかなあ。4月10日の期限までにもう一回くらいどこか遠出してみようかなあ。
と、たくらむ今日この頃です。
退職旅行と称して -青春18きっぷ春紀行 W鉄印ゲットの旅 その1ー [旅行]
仕事、やめちゃったよ~ん! ということで、とりあえず青春18きっぷを握りしめて旅に出てしまいました。
駅前のバスターミナルから、土日祝しか出ていない「みろくの里」(遊園地)と「神勝寺」行の直行バスに乗り込みます。ところが! えらい行列で、サッカー小僧と引率の先生・父兄みたいなのがいっぱいです。バスの運転士さんが会社に(?)電話をして、「すんません、積み残しが出ますわー」なんて言っている。「みろくの里」近くにサッカー場があって、どうもこの日はそこでイベントがあるらしい。高校生くらいの若い女の子たちもたくさん並んでいたのですが、みんな「アルバイト乗車券」というのを持っているところを見ると、遊びに行くのではなく、働きに行くようです。一般客の私は、サッカー小僧ひしめく中に無理無理割り込ませてもらって、無事乗車です。
しかしまあ、子供たちも親たちも、東京の電車のようにリュックを前に抱える習慣がないのだろうか……そのせいで余計狭苦しくなってるんじゃないの? という気もします。この程度の乗車率、80年代の上海の殺人的な混雑に比べたらスッカスカだけどよ、なんて年寄りはつぶやきながらバスに揺られること約25分、神勝寺到着です。
何年か前の展覧会で紹介されていたここ、一回来てみたかったんだ! 晴れてはいるがものすごーく寒い日、ようやく訪れることができました。
食べる前に雲水の作法なんか教わりましたが、うどんを出す「五観堂」の室内は団体客のためにリザーブされていて、ふりの客は外です。気温が低かったので、お店の人もいろいろ気を遣って早めに出してくれましたが、それより私の食べるのが早く、ずるずるっと食べて立ち上がったら、慌てて最後のご飯をもって走ってきました。雲水だって、食うの早いんじゃないのかな。まあ、本式にやると、物音を立てちゃいかんとかいろいろお作法はあるようですが。
名和晃平/SANDWICHが設計したという建物で、中で瞑想をイメージしたインスタレーションが見られます。どうなんだろうなあ、よくわかんなかったなあ、暗いし、というのが正直な感想ですが、まあ見られてよかった。
どこもかしこも相当お金がかかっていますが、趣味がいいので成金臭くなっていない。広いお庭のお散歩もなかなか楽しかったです。それにしても、若いカップルが結構来ていて驚きます。禅寺とか、渋すぎないか? 逆に、年寄りはあまり見なかった。気温のせいかしら。
午後は、鞆の浦に行きました。
写真を撮っていたら、ご住職が猫ちゃんに、「おう、愛想よくすれば飼い猫になれるかも知らんぞ!」と声をかけました。
あ「たくさんいますね」
ご住職「いや、三匹だけ」
あ「うちは四匹ですよ」
ご住職「五匹目、どう?」
いやいや、ご住職に無茶苦茶なついているじゃないですかー。
鞆の浦のレトロな街並み散歩、楽しかったのですが、いかんせん、寒い。
再びバスで鞆の浦から福山駅前へ。楽天で予約したビジネスホテルは、福山城の真ん前でした。フロントのお兄さんに、「この辺の地のものが食べられて日本酒が飲めるところはありますか?」と聞いて、近くのお店に行きました。
このほか、イカ焼きも食べたかな。地酒を2合ほど燗でいただきましたが、これもうまかった。福山のお酒、天寶一、いい感じです。
地方に行くとありがちですが、つまみが安くて多い! 一人旅だとちょっと不利なところです。
カウンターでにやにやしながら一人で飲んでいましたが、混んできたので退散。人気店だなあ。
翌日に続きます。
いいお天気! 初日はさすがに新幹線を使ったら、見事な富士山です
降りたのは福山駅。前にも降りたことはある
駅前のバスターミナルから、土日祝しか出ていない「みろくの里」(遊園地)と「神勝寺」行の直行バスに乗り込みます。ところが! えらい行列で、サッカー小僧と引率の先生・父兄みたいなのがいっぱいです。バスの運転士さんが会社に(?)電話をして、「すんません、積み残しが出ますわー」なんて言っている。「みろくの里」近くにサッカー場があって、どうもこの日はそこでイベントがあるらしい。高校生くらいの若い女の子たちもたくさん並んでいたのですが、みんな「アルバイト乗車券」というのを持っているところを見ると、遊びに行くのではなく、働きに行くようです。一般客の私は、サッカー小僧ひしめく中に無理無理割り込ませてもらって、無事乗車です。
しかしまあ、子供たちも親たちも、東京の電車のようにリュックを前に抱える習慣がないのだろうか……そのせいで余計狭苦しくなってるんじゃないの? という気もします。この程度の乗車率、80年代の上海の殺人的な混雑に比べたらスッカスカだけどよ、なんて年寄りはつぶやきながらバスに揺られること約25分、神勝寺到着です。
何年か前の展覧会で紹介されていたここ、一回来てみたかったんだ! 晴れてはいるがものすごーく寒い日、ようやく訪れることができました。
総門をくぐるといきなり藤森照信先生の「松堂」。かわいい
手入れの行き届いた見事な庭園。まだ花が咲いていないのが残念ですが
腹が減ったのでいきなりうどんを食いました
食す前に唱えるお経
一本一本味わって食べられるよう、サイズはごん太
最後はうどんのお出汁にご飯を入れて雑炊風
食べる前に雲水の作法なんか教わりましたが、うどんを出す「五観堂」の室内は団体客のためにリザーブされていて、ふりの客は外です。気温が低かったので、お店の人もいろいろ気を遣って早めに出してくれましたが、それより私の食べるのが早く、ずるずるっと食べて立ち上がったら、慌てて最後のご飯をもって走ってきました。雲水だって、食うの早いんじゃないのかな。まあ、本式にやると、物音を立てちゃいかんとかいろいろお作法はあるようですが。
境内、クヌギが多いと見た
これが目玉です。なんかUFOのマザーシップみたいですが
飲み込まれるー!!
名和晃平/SANDWICHが設計したという建物で、中で瞑想をイメージしたインスタレーションが見られます。どうなんだろうなあ、よくわかんなかったなあ、暗いし、というのが正直な感想ですが、まあ見られてよかった。
ここの荘厳堂には白隠のコレクションもあります
まあ、立派な境内なのです
どこもかしこも相当お金がかかっていますが、趣味がいいので成金臭くなっていない。広いお庭のお散歩もなかなか楽しかったです。それにしても、若いカップルが結構来ていて驚きます。禅寺とか、渋すぎないか? 逆に、年寄りはあまり見なかった。気温のせいかしら。
午後は、鞆の浦に行きました。
海のそばには猫がつきもの
常夜灯に灯がともるまでいればよかったが、寒くて退散
この辺では、「保命酒」という漢方酒がたくさんつくられています
材料の生薬が干してあった
家々のひな人形がイベントとして町中に飾られています。夜動きそうで怖い
お寺の黒猫ちゃん
写真を撮っていたら、ご住職が猫ちゃんに、「おう、愛想よくすれば飼い猫になれるかも知らんぞ!」と声をかけました。
あ「たくさんいますね」
ご住職「いや、三匹だけ」
あ「うちは四匹ですよ」
ご住職「五匹目、どう?」
いやいや、ご住職に無茶苦茶なついているじゃないですかー。
鞆の浦のレトロな街並み散歩、楽しかったのですが、いかんせん、寒い。
展覧会はもう終わっているけど、やっぱりここは猫が多いんだな
腹が減ったので、カキフライ串をいただきました
再びバスで鞆の浦から福山駅前へ。楽天で予約したビジネスホテルは、福山城の真ん前でした。フロントのお兄さんに、「この辺の地のものが食べられて日本酒が飲めるところはありますか?」と聞いて、近くのお店に行きました。
名前から、いいね!
まずはビールでうがい
差し盛り一人前。1,380円。安い! 新鮮!
日替わりサービスもずく酢250円。比較物がないけれどもかなり大きな鉢
シャコのてんぷらは初めて見ました。おいしい
このほか、イカ焼きも食べたかな。地酒を2合ほど燗でいただきましたが、これもうまかった。福山のお酒、天寶一、いい感じです。
地方に行くとありがちですが、つまみが安くて多い! 一人旅だとちょっと不利なところです。
カウンターでにやにやしながら一人で飲んでいましたが、混んできたので退散。人気店だなあ。
翌日に続きます。
天才だなあ [本]
矢部太郎『「大家さんと僕」と僕』読了。
なんかもう、天才だよなあ、この抜け方。絵本作家のお父さんも出演していて、そのほのぼの間のルーツもわかる。なんでこんな漫画を描けるのか。『楽屋のトナ』もいい味出しているし。
山田章博『十二国記絵師山田章博の世界』読了。
『人魚變生』を見てひえーっとなった山田章博。一時期なんだかアメコミっぽい漫画を描いていてちょっと離れたけど、今十二国記の挿絵を見ると、またググっと引き戻される力がある。絵がうまい人って、尊敬する。ちょっと昔と絵柄は変わったけど、これはこれであり。
明野照葉『誰?』読了。
とにかく主人公のサイコパスぶり、息をするようにうそをつくこの女が怖すぎる。人の不幸をかぎつける嗅覚といい、なんかもう、怖い、怖い。
ジェフリー・ディーヴァー『眠れぬイヴのために(上・下)』読了。
かのリンカーン・ライムシリーズの作者のかなり初期の(?)作品。ちょっと冗長な感じはしたけれども、最後は怖いし、やはりどんでん返しが聞いている。解説の人が、「この人は何に向いているのかな」みたいなことを書いていたけれど……。
浅田次郎『夕映え天使』読了。
短編集。ほのぼの、というにはちょっと怖すぎるのもあったけれど、紅涙を絞るという感じまではなく、このくらいが読みやすいかも。ただ、樹海の中で未来の自分に会ったかも……という話は怖かったなあ。
萱森直子『さずきもんたちの唄 最後の弟子が語る瞽女・小林ハル』読了。
瞽女さんの何か凄絶なイメージは、水上勉の『はなれ瞽女おりん』からきているのかな。まあ、確かに昔目の見えない女の子が生まれたらどうなっていたかを考えると、大変だったろうなあという想像はできるが……この作家の師事した小林ハルさんはまたちょっと違っているような。いろいろと、イメージを覆されるし、また、このような民間の伝承文化のあり方を考えさせられる本でもある。ハルさんの唄、聞いてみたかった。
なんかもう、天才だよなあ、この抜け方。絵本作家のお父さんも出演していて、そのほのぼの間のルーツもわかる。なんでこんな漫画を描けるのか。『楽屋のトナ』もいい味出しているし。
山田章博『十二国記絵師山田章博の世界』読了。
『人魚變生』を見てひえーっとなった山田章博。一時期なんだかアメコミっぽい漫画を描いていてちょっと離れたけど、今十二国記の挿絵を見ると、またググっと引き戻される力がある。絵がうまい人って、尊敬する。ちょっと昔と絵柄は変わったけど、これはこれであり。
明野照葉『誰?』読了。
とにかく主人公のサイコパスぶり、息をするようにうそをつくこの女が怖すぎる。人の不幸をかぎつける嗅覚といい、なんかもう、怖い、怖い。
ジェフリー・ディーヴァー『眠れぬイヴのために(上・下)』読了。
かのリンカーン・ライムシリーズの作者のかなり初期の(?)作品。ちょっと冗長な感じはしたけれども、最後は怖いし、やはりどんでん返しが聞いている。解説の人が、「この人は何に向いているのかな」みたいなことを書いていたけれど……。
浅田次郎『夕映え天使』読了。
短編集。ほのぼの、というにはちょっと怖すぎるのもあったけれど、紅涙を絞るという感じまではなく、このくらいが読みやすいかも。ただ、樹海の中で未来の自分に会ったかも……という話は怖かったなあ。
萱森直子『さずきもんたちの唄 最後の弟子が語る瞽女・小林ハル』読了。
瞽女さんの何か凄絶なイメージは、水上勉の『はなれ瞽女おりん』からきているのかな。まあ、確かに昔目の見えない女の子が生まれたらどうなっていたかを考えると、大変だったろうなあという想像はできるが……この作家の師事した小林ハルさんはまたちょっと違っているような。いろいろと、イメージを覆されるし、また、このような民間の伝承文化のあり方を考えさせられる本でもある。ハルさんの唄、聞いてみたかった。
辞めました [イベント]
今月末付で会社を辞めました。定年まではまだ少々年数があるのですが、結局ここにいてもやりたいことには出会えないなー、と。それに、際限なく続く球拾い生活に嫌気がさしたこともあります(トンネル前提で構える外野手気分の日々はちょっともう限界……)。
最終日にはPCやら貸与携帯電話やら社員証やら防災用品やら全部返却のためビルの各階を行脚し、くたびれましたが、最後はボスにバカ高そうな(おいしいけど)焼き鳥屋さんでごちそうしていただいてフィニッシュ!
2月はビッグイベントが続いて部署中疲弊していたので、3月中に2回くらい別メンバーで送別会をやってもらえることになり、それ以外はほぼ毎日有休消化しつつ、次の仕事に備える日々です。つっても、まだ説明会だの面接だの段階ですが。毎日寒くて、外歩きは堪える。
「辞める!」と発表になってから、いろいろな人がランチや宴会にお誘いくださいましたが、同年代の女性だと、「本当にここでずっと働いていていいのかと思うけど、かと言ってやりたいことが見つからない」とか、「好きなことをやらせてもらっているけど、今の職では給料が上がるわけでもないし、どうしようか」など、いろいろ悩んでいる人が多い。男性だと、「子供も大きくなって独立したから、海外赴任に志願しようかと思っている」なんていう人もいて、やっぱりみんな日常からの脱却を考えているのかなあ。中国人社員の元同僚からのチャットには、「自己都合で辞めると退職金って満額出るの?」と、非常に現実的なことが書いてあいてありましたが……。
私の場合は、昨年の夏の段階で会社にWワークを申し出て、NGを出されたのが早期の退職を考え始めたきっかけですが、背中を押したのは、夜にひそかに見ていたイギリスのTVドラマの「ダウントン・アビー」かな。大きなお屋敷に住む貴族とその使用人たちのドラマなのですが、若いメイドが「Change my life」と言って、タイピストか何かの仕事に志願してお屋敷を出て行ったのを見て、なんとなく「ようし!」と思ったんだよな。
というわけなんだよ、みんな!
あれ? なんでおねえさんおうちにいるの?(ル)
ごめん、起こしちゃったかな
ふーん、そうなんだ(マ)
マリン君はそんなことよりお庭の風景に夢中だね
少しはゆっくりできるの?(ラ)
そうだねえ、次のお仕事が決まるまでは少しだらだらしたいねえ
ただ、あまり家に居続けると外に出たくなくなってしまいそうなので、さっさと次の働き口だけでも決めてしまうべく、くそ寒い中出かけるおねえさんでした。
本当は、もう少しこの子たちとゴロゴロしたいんだけどねえ
できてないな [本]
油断するとまたたまってしまう。
西谷格『香港少年燃ゆ』読了。
なんとなく、フルーツ・チャンの映画を思わせる、香港のごく普通の少年の民主化デモへの参加の様子とその後を追ったドキュメント。借り物の時間、借り物の土地の中で、それでも出ていくこともできず生きていかなければならない少年。気持ちがわかるような、わからないような。それにしても、民主化デモの時、香港の人たちも全然一枚岩ではなかったんだな。
ルーク・ジェニングス『キリング・イヴ1:コードネーム・ヴィラネル』読了。
アマゾンプライムでドラマを見ようとして、主人公があまりに独特の顔過ぎてやめてしまった作品だが、読んだら面白い! 早く2と3も読もう。
恩田陸『木洩れ日を泳ぐ魚』読了。
ミステリ的な展開だけれど、なんというか、全然乗っかれず、最後まで暗いだけで面白みがわからずに終わってしまって、残念。
宮部みゆき『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之』読了。
最後の和製ゾンビみたいなのはかなり怖い。でも、怖いだけではなくてその中に人々の心の機微が細やかに描かれているのがさすが。面白かったが、このシリーズも、おちかが出産間近で、もう終了なのかな。ちょっと寂しい。
西谷格『香港少年燃ゆ』読了。
なんとなく、フルーツ・チャンの映画を思わせる、香港のごく普通の少年の民主化デモへの参加の様子とその後を追ったドキュメント。借り物の時間、借り物の土地の中で、それでも出ていくこともできず生きていかなければならない少年。気持ちがわかるような、わからないような。それにしても、民主化デモの時、香港の人たちも全然一枚岩ではなかったんだな。
ルーク・ジェニングス『キリング・イヴ1:コードネーム・ヴィラネル』読了。
アマゾンプライムでドラマを見ようとして、主人公があまりに独特の顔過ぎてやめてしまった作品だが、読んだら面白い! 早く2と3も読もう。
恩田陸『木洩れ日を泳ぐ魚』読了。
ミステリ的な展開だけれど、なんというか、全然乗っかれず、最後まで暗いだけで面白みがわからずに終わってしまって、残念。
宮部みゆき『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之』読了。
最後の和製ゾンビみたいなのはかなり怖い。でも、怖いだけではなくてその中に人々の心の機微が細やかに描かれているのがさすが。面白かったが、このシリーズも、おちかが出産間近で、もう終了なのかな。ちょっと寂しい。
やったぜ、ルーちゃん! [猫]
さて、猫ドアに苦戦していたルーちゃんですが、今朝になって大成功でした。あるいは夜中に特訓したのかも? 猫マスターのお部屋のドアも4にゃんいずれも潜り抜け成功したらしく、昼間、自慢げな写真が携帯に送られてきました。
ルーちゃんの名誉のために、成功した画像を撮ろうと待ち構えていましたが、案外待っているとやってくれない
これで全員猫ドアくぐりをマスターです。
ほんと、ここ数日の寒さで、戸建ては冷えることを実感しているおねえさんと猫マスター、猫ドアをみんなが使いこなしてくれれば大助かりです。
猫マスターのお部屋に集まる猫たち……くそう
ルーちゃんの名誉のために、成功した画像を撮ろうと待ち構えていましたが、案外待っているとやってくれない
リビングの猫ベッドでくつろぐルーちゃんですが
なんだ、ルー。行かないのか?(ラ) ふふ、後で(ル)
コロコロしてないで通ってみてよー
どうしようかなー(ル) おねえさん、待ってるぞ(ラ)
あらよっと!(ル) わ! びっくりした!(マ)
やった! 猫マスターが撮影に成功です
ね? 教えた通りやったら簡単でしょ?(海)
海先輩、さすが名コーチ
これで全員猫ドアくぐりをマスターです。
ほんと、ここ数日の寒さで、戸建ては冷えることを実感しているおねえさんと猫マスター、猫ドアをみんなが使いこなしてくれれば大助かりです。
今度こそまめに [本]
片島麦子『未知生さん』読了。
捉えどころのない未知生さんを、周囲の人たちが語る。『悪女について』スタイルの小説だが、なんというか、じんわりと面白かった。もっと読んでみたくなる作家。
安田菜津紀『国籍と遺書、兄への手紙――ルーツを巡る旅の先に』読了。
父も兄も自死……そして自らの出自を知って、と、なかなかにショッキングな出来事の連続だが、ルーツを探っていくことによっていろいろな問題が見えてくる。驚くことが多すぎてちょっとピントがぼけるほど。
捉えどころのない未知生さんを、周囲の人たちが語る。『悪女について』スタイルの小説だが、なんというか、じんわりと面白かった。もっと読んでみたくなる作家。
安田菜津紀『国籍と遺書、兄への手紙――ルーツを巡る旅の先に』読了。
父も兄も自死……そして自らの出自を知って、と、なかなかにショッキングな出来事の連続だが、ルーツを探っていくことによっていろいろな問題が見えてくる。驚くことが多すぎてちょっとピントがぼけるほど。
寒い連休 [猫]
まただいぶ更新の間が開いてしまいましたが、何しろいろいろとやることがありました。
ただでさえ短い2月なのに2回も3連休があって、それもまたあっという間に過ぎ去ってしまいました。たいして荷物の片付けも終わっていませんが。
本当はもっとちゃんとしたプレゼントも用意しようとしたのですが、まだ品切れ中で入荷されません。だいぶかかりそうだなあ、すまんなあ
とはいえ、この画像を見てわかるように、ライチも海ちゃんも新しいおうちにはすっかりなじんでいます。
さて、戸建ては結構寒いことが判明し、暖房効率を上げるため、リビングと、終日在宅で仕事をする猫マスターの部屋には工事で猫ドアを付けました。
猫ドア、画像はないのですが、一番最初にマスターしたのは海ちゃんでした。いとも簡単にやってのける海ちゃん、やはり文武両道です。
というわけで、ルビーちゃんだけはまだ猫ドアを自力で潜り抜けられていません。ちょっと猫マスターが甘やかしたりもしているのですが……
さて、連休最後の今日、凍るような寒さでしたが、近くの漁港で海産物フェスタが開催され、ちょいと出かけてきました。
寒かったのですが、地元の食材を使ったおいしいさつま揚げの入った汁物で暖まり、大人気の生わかめが変えました。大好きなメカブもついていたので……
ルビーちゃん、海ちゃんからしっかり習って、ちゃんと猫ドアが使えるようにしようね。
ただでさえ短い2月なのに2回も3連休があって、それもまたあっという間に過ぎ去ってしまいました。たいして荷物の片付けも終わっていませんが。
もうとっくに過ぎてしまいましたが、今年の猫マスターのお誕生日はこれでした
本当はもっとちゃんとしたプレゼントも用意しようとしたのですが、まだ品切れ中で入荷されません。だいぶかかりそうだなあ、すまんなあ
猫の日もお祝いしてくださいよ(ラ)
ごめん、ごめん、特に大したこともできなかったなあ
とはいえ、この画像を見てわかるように、ライチも海ちゃんも新しいおうちにはすっかりなじんでいます。
さて、戸建ては結構寒いことが判明し、暖房効率を上げるため、リビングと、終日在宅で仕事をする猫マスターの部屋には工事で猫ドアを付けました。
……(ル)
ルーちゃん、やってみなよ。怖くないよ
あ、ライチ兄ちゃんが入ってきた
マリンもマスターしたね
ルーちゃん、やっぱりまだ怖いの?
うん……(ル)
こんなのかんたんだよ!(マ) なーによ、自慢げに(ル)
猫ドア、画像はないのですが、一番最初にマスターしたのは海ちゃんでした。いとも簡単にやってのける海ちゃん、やはり文武両道です。
あんなの、なんでできないかなあ(海)
海ちゃんは運動もできるし、賢いよねえ(親ばか)
というわけで、ルビーちゃんだけはまだ猫ドアを自力で潜り抜けられていません。ちょっと猫マスターが甘やかしたりもしているのですが……
さて、連休最後の今日、凍るような寒さでしたが、近くの漁港で海産物フェスタが開催され、ちょいと出かけてきました。
アナゴ獲るやつだな、これ
雨も降っていて、あまりに寒くてまともに写真を撮っていません
寒かったのですが、地元の食材を使ったおいしいさつま揚げの入った汁物で暖まり、大人気の生わかめが変えました。大好きなメカブもついていたので……
さっと茹でてフードプロセッサーにかけ、冷凍しました。ご飯にかけてたべようっと
海ねえさああん(ル) 猫ドア、今度教えてあげるわよ(海)
ルビーちゃん、海ちゃんからしっかり習って、ちゃんと猫ドアが使えるようにしようね。
うっかりしてまたためた [本]
金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』読了。
なんとなく『蛇にピアス』でアレルギーを起こして、読んでいなかった金原ひとみ。なんだ、全然面白いじゃん。読まないできて損したな。もう少し読もう。
村山由佳『命とられるわけじゃない』読了。
母が亡くなった家の近くで運命的な出会いをした外猫ちゃん……この人の『猫メンタリー』を見ていなかったのを思い出して、慌てて見たりして。猫ちゃんとの出会いや迎え入れ方も面白かったが、恋愛小説家で二度離婚して、最終的にはいとこ婚って……
『スタートライン: 始まりをめぐる19の物語』読了。
オムニバスの短編集。やっぱり万城目さんが変だったり、恒川さんが良かったり。
清岡卓行『邯鄲の庭』読了。
図書館で「二胡」と検索してこの本が出てきて、読んだが、面白かった。そういう検索をしなければ手に取ることもなかったような本だけれど、まだ姜建華が天才少女と呼ばれていた時の演奏を聴いたり、故・小澤征爾が中国の中央楽団を振ったのを聞いていたりして、なんだかうらやましいような。
原田マハ『たゆたえども沈まず』読了。
溺愛猫的女人さんが紹介していて、読んでしまった。大学生時代になぜか弟のテオの手紙の本を読んだな、と思い出した。ゴッホ自身はなんだか想像通りの描き方だけれど、日本人の画商たちの描かれ方のほうがおもしろかった(想像上の人物も入っているけれど)。
浅田次郎『流人道中記(上・下)』読了。
なんでこんなに面白い小説を書けちゃうのか、大変な才能だと思ってしまった。侍の生き方、生きづらさを体感する主人公たちの道中が、面白くてまた悲しい。
金仁淑『アンニョン、エレナ』読了。
なんとなくマイブームの韓国の女流作家たち。この人のは面白いけれど、ちょっと観念的過ぎたような。表題作は面白かった。
なんとなく『蛇にピアス』でアレルギーを起こして、読んでいなかった金原ひとみ。なんだ、全然面白いじゃん。読まないできて損したな。もう少し読もう。
村山由佳『命とられるわけじゃない』読了。
母が亡くなった家の近くで運命的な出会いをした外猫ちゃん……この人の『猫メンタリー』を見ていなかったのを思い出して、慌てて見たりして。猫ちゃんとの出会いや迎え入れ方も面白かったが、恋愛小説家で二度離婚して、最終的にはいとこ婚って……
『スタートライン: 始まりをめぐる19の物語』読了。
オムニバスの短編集。やっぱり万城目さんが変だったり、恒川さんが良かったり。
清岡卓行『邯鄲の庭』読了。
図書館で「二胡」と検索してこの本が出てきて、読んだが、面白かった。そういう検索をしなければ手に取ることもなかったような本だけれど、まだ姜建華が天才少女と呼ばれていた時の演奏を聴いたり、故・小澤征爾が中国の中央楽団を振ったのを聞いていたりして、なんだかうらやましいような。
原田マハ『たゆたえども沈まず』読了。
溺愛猫的女人さんが紹介していて、読んでしまった。大学生時代になぜか弟のテオの手紙の本を読んだな、と思い出した。ゴッホ自身はなんだか想像通りの描き方だけれど、日本人の画商たちの描かれ方のほうがおもしろかった(想像上の人物も入っているけれど)。
浅田次郎『流人道中記(上・下)』読了。
なんでこんなに面白い小説を書けちゃうのか、大変な才能だと思ってしまった。侍の生き方、生きづらさを体感する主人公たちの道中が、面白くてまた悲しい。
金仁淑『アンニョン、エレナ』読了。
なんとなくマイブームの韓国の女流作家たち。この人のは面白いけれど、ちょっと観念的過ぎたような。表題作は面白かった。