なんかなあ、と、面白かったのと [本]
唯川恵『100万回の言い訳』読了。
結婚7年目の夫婦の倦怠を描いた作品。悪くないし、きっとそうなんだろうなあと思う(自分の7年目は忘れてますけど)。でも、なんかそんなに盛り上がらないし、一番共感できないのは、何でこんな若いだけでゴーマンな男と何度も食事をするかみたいなヤツの存在。バカじゃないの、大人の女が。おろかな男と付き合うくらい時間の無駄もないじゃないか。その部分のせいで、だいぶ興味をそがれてしまったかな。
中村柊斗『異聞・本能寺の変 夢幻の如く』読了。
作者を知っていて、ちょっといい人ということを割り引いても、面白かった。舞台関係の人なので、どの場面も舞台っぽいシーンに描かれているのはしょうがないけど、信長という人間をクローズアップするのなら、むしろそのくらいの外連味があってもいいのかも。映画・芝居になりそう。この程度の歴史のマイナー・チェンジならあるのかなあ。
ところで、本日は、小松左京先生がお亡くなりになってしまった。いろいろ読んだけど、『日本アパッチ族』が一番好きだったかも。ある意味関西の戦後開発のタブーともいえる部分を描いているけど、そこが立派にSFになっている。同じ題材は、開高健も描いていて、こちらも相当面白いけど(映画でもあって、タイトル、忘れちゃった。山本太郎が出ていた)。80歳じゃしょうがないけど、ああいう変な人が亡くなるのは、とっても惜しい。
結婚7年目の夫婦の倦怠を描いた作品。悪くないし、きっとそうなんだろうなあと思う(自分の7年目は忘れてますけど)。でも、なんかそんなに盛り上がらないし、一番共感できないのは、何でこんな若いだけでゴーマンな男と何度も食事をするかみたいなヤツの存在。バカじゃないの、大人の女が。おろかな男と付き合うくらい時間の無駄もないじゃないか。その部分のせいで、だいぶ興味をそがれてしまったかな。
中村柊斗『異聞・本能寺の変 夢幻の如く』読了。
作者を知っていて、ちょっといい人ということを割り引いても、面白かった。舞台関係の人なので、どの場面も舞台っぽいシーンに描かれているのはしょうがないけど、信長という人間をクローズアップするのなら、むしろそのくらいの外連味があってもいいのかも。映画・芝居になりそう。この程度の歴史のマイナー・チェンジならあるのかなあ。
ところで、本日は、小松左京先生がお亡くなりになってしまった。いろいろ読んだけど、『日本アパッチ族』が一番好きだったかも。ある意味関西の戦後開発のタブーともいえる部分を描いているけど、そこが立派にSFになっている。同じ題材は、開高健も描いていて、こちらも相当面白いけど(映画でもあって、タイトル、忘れちゃった。山本太郎が出ていた)。80歳じゃしょうがないけど、ああいう変な人が亡くなるのは、とっても惜しい。
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