SSブログ

まさかのサバイバル [本]

 加村一馬『洞窟オジさん』読了。

洞窟おじさん.jpg

 昭和35年に家出して以来43年間サバイバル生活を続けた作者……狭い日本のことで、全く人に会わずに暮らしたわけでもなく、世話になった人も少しはいたようだけれども、こんなことが可能な時代だったのかと思う。後のところにイラスト付きで掲載されている蛇の裂き方、干し方など、よく13歳の子供がなにも習うことなくできた者だと思う。小野田さんのことも知らなかったのに。本の中では少しの里心もつかなかったように書かれているが、実際ひどい親だったみたいだなあ。死亡届が出てもいいと思うが、それすら放りっぱなしだったようだし。

 秦 建日子『インシデント 悪女たちのメス』読了。

インシデント.jpg

 やはりテレビ業界の人が作者なので、映像的な感覚がある。善し悪しだが、そのせいか、読みやすいのだがなんだか軽い。万人を救うための一人の死……そしてその真相の意外さ。内容はなかなか面白かったが。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0