電車で読む本 [本]
酒井順子『女流阿房列車』読了。
緩いめの鉄女・酒井順子さんに、新潮社がいろいろ無茶な注文を出して、それを淡々とこなすという本。一日で都内の地下鉄を全部乗るのは辛そうだなあ。景色もないし。でも、この鉄女ぶりは、自分の者にも通じるような……鉄男と違って、寝ちゃ行けないポイントで爆睡、というのがとても近いかも。
高橋克彦『蒼夜叉』読了。
いわゆる伝奇ロマン系の本。殺人はあるが、これは怨霊の絡む話なので、ホラーであってミステリではない。日本最大の怨霊は崇徳院……そうなのかなあ。
蔵前仁一『スローな旅にしてくれ』読了。
タイトルから言っても古いのだけれど、ずーっとこういう旅を愛する人がいてもいいよなあ、と安心してしまう。そう、ちゃんとしたところに泊まると妙な罪悪感があって、小汚い安宿に倒れ込むと安らいでしまう。何でなんだろ。いたよねー、行く先々で有名なたちの悪い旅人。みんな、まだ生きてどこかをさまよっているのかしら。メーワクだけど、ちょっと懐かしくもある。
緩いめの鉄女・酒井順子さんに、新潮社がいろいろ無茶な注文を出して、それを淡々とこなすという本。一日で都内の地下鉄を全部乗るのは辛そうだなあ。景色もないし。でも、この鉄女ぶりは、自分の者にも通じるような……鉄男と違って、寝ちゃ行けないポイントで爆睡、というのがとても近いかも。
高橋克彦『蒼夜叉』読了。
いわゆる伝奇ロマン系の本。殺人はあるが、これは怨霊の絡む話なので、ホラーであってミステリではない。日本最大の怨霊は崇徳院……そうなのかなあ。
蔵前仁一『スローな旅にしてくれ』読了。
タイトルから言っても古いのだけれど、ずーっとこういう旅を愛する人がいてもいいよなあ、と安心してしまう。そう、ちゃんとしたところに泊まると妙な罪悪感があって、小汚い安宿に倒れ込むと安らいでしまう。何でなんだろ。いたよねー、行く先々で有名なたちの悪い旅人。みんな、まだ生きてどこかをさまよっているのかしら。メーワクだけど、ちょっと懐かしくもある。
2013-09-08 20:18
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コメント(2)
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日本最大の怨霊・・・私は神田神社にお祀りされている
お江戸の守り神さまだと思いますが・・・^^;Aアセアセ
by kontenten (2013-09-09 10:53)
kontentenさん
祟るべき悪霊を神とあがめることによって守ってもらうという発想もあるようです。作者によると、平将門や菅原道真なんて、崇徳院に比べればまだやさしいらしい。
by あーる (2013-09-09 12:30)