青春18きっぷ春の陣-信州編その2 [旅行]
さて、岡谷→小淵沢と移動して、その後いよいよ今回の目玉の一つ、小海線に乗り込むわけです。
ここで駅弁を買っておけば良かった~!! と激しく後悔するような自体が小諸に着くと待っているのですが……おろかにも16時過ぎにそばだけ食べて小海線に乗り込んでしまいました。
キハE200型ハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンで発電した電気と蓄電池に充電した電気を効果的に使用して走る環境に優しい電車なのだそうです。音は確かに静かな感じ。
プレモルはともかく、「櫻守」は単なる安酒だったなあ。
18時41分に小諸到着の頃には、もう真っ暗。駅に着くと、かなり寒い! ヒートテック着てて良かった~。
が、しかーし! 小諸には私の最大の選択ミスが待っていました。
いつもの一人旅だと、場所は便利だけれども居住性はどうでもいい、チョー安宿を選ぶのですが、今回ちょっと色気を出して「展望風呂」のあるホテルにしてしまったのです。そうしたら、そこが駅からそう遠いわけではないのですが、何しろ寒い、暗いで、部屋に入ったら外に出られなくなってしまった。しかも、レストランは朝も夜もバイキングしかない……って、そんなに食べたくないし。
翌朝は8時半の開園を待って、懐古園へ。お天気も良く、暖かくなる予感。
なるほど、この有機的な雰囲気の設計は、村野藤吾だったのですね。八ヶ岳高原美術館の感じと少し似てるな、と思ったら、あっちも同じ人でした。
まあ、あまり派手な動物のいないファミリータイプの動物園でした。小田原城にもこんなのがあったな。
10時に小諸を出る小海線に乗るので、あまりゆっくりはしていられません。で、小諸駅前でちゃっちゃっと何か買うか食べるかしようと思ったら、何にもない! コンビニもなけりゃ立ち食いそばもない! 小諸駅前に立ち食いそばがないって、どういうこと? で、仕方なく空きっ腹を抱えて乗車。
駅からタクシーで20分ほどもかかるでしょうか、どんどん人家のあるところから離れて行くと……今回のもう一つの目玉、藪内正幸美術館に着きます。
小さい頃図鑑少女だった私は、動物やお魚の絵本も大好きでした。何年か前に蓼科→小淵沢を自転車で走ったときに、どこかの駅前でこの美術館の看板を見かけて、いつか行ってやろう、と思っていたのでしたが、今回行って、さらに新しい発見いっぱい! 昔たくさん読んだ福音館の動物本のイラストが故・藪内画伯の手になるものだったのもそうですが、更に大好きだった『冒険者たち』(テレビアニメの『ガンバの冒険』の原作)の挿絵も、藪内先生だったのですね。うわー、がんばって行ってよかった!!
愛知からのお客さんが置いていってくれたっていう桜の塩漬けのついた春らしいおまんじゅうをお茶菓子でいただきました。ごちそうさま!
館長(あとで調べたら、故藪内画伯の息子さん)といろいろお話をしましたが、今年は雪がとてもひどかったとのこと。長野はもともと豪雪地帯ということで、雪に対する備えもよくできているけれど、山梨はそうでもないので、停電やら雪かきやらとても大変だったそうです。私も不安だったので、事前にメールで問い合わせて行ったのですが、「やっぱりこういうのってずるずるすると4月になっちゃうから、とにかくがんばって開館しました!」とのことです。7月にはまたコレクションの入れ替えがあるということだから、夏にも来たいなあ。
故・藪内正幸さんは、正規の絵の勉強をやったことのない人です。が、高校を卒業する時点ですでに図鑑の出版を企画していた福音館から直々に手紙でスカウトをもらうという大変な才能の持ち主でした。本当に動物が好きでたまらなくて、描いて描いて描きまくっていたんでしょうね。
本当は甲府でもう一件行きたい美術館があったのですが、残念ながら時間切れでした! 青春18きっぷ、ここまでで5分の4を使ったので、あと1回分あります。これは、リベンジか?
さて、前回と今回の青春18きっぷですが、
(東北編)
仙台→盛岡(¥3,260:東北本線)+八戸→青森(¥2,220:青い森鉄道)+青森→秋田(¥3,260)=¥8,740.-
(信州編)
立川→白馬(¥4,620)+白馬→駒ヶ根(¥2,210)+駒ヶ根→岡谷(¥740)+岡谷→小諸(¥2,210)+岡谷→小淵沢(¥1,450)+韮崎→菊名(¥2,220)=¥13,450.-
(東北編)+(信州編)=¥22,190.-なので、すでに¥11,690.-は得をしています。とっくに元は取れているので、そんなにもうがんがん乗らなくてもいいといえばいいのですが……
のれんがしわしわで読めませんが
小淵沢駅で山菜そばを食べました(まあ、普通)
小淵沢駅が押しているのはむしろ駅弁だというのですが……
買ったのはこんなラインナップ
ここで駅弁を買っておけば良かった~!! と激しく後悔するような自体が小諸に着くと待っているのですが……おろかにも16時過ぎにそばだけ食べて小海線に乗り込んでしまいました。
世界初のハイブリッド車両だという小海線
キハE200型ハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンで発電した電気と蓄電池に充電した電気を効果的に使用して走る環境に優しい電車なのだそうです。音は確かに静かな感じ。
プレモルはともかく、「櫻守」は単なる安酒だったなあ。
車窓には見事な山が続きますが……
18時41分に小諸到着の頃には、もう真っ暗。駅に着くと、かなり寒い! ヒートテック着てて良かった~。
が、しかーし! 小諸には私の最大の選択ミスが待っていました。
いつもの一人旅だと、場所は便利だけれども居住性はどうでもいい、チョー安宿を選ぶのですが、今回ちょっと色気を出して「展望風呂」のあるホテルにしてしまったのです。そうしたら、そこが駅からそう遠いわけではないのですが、何しろ寒い、暗いで、部屋に入ったら外に出られなくなってしまった。しかも、レストランは朝も夜もバイキングしかない……って、そんなに食べたくないし。
あー、もういい! 飲んで寝る!
お風呂だけは確かに良かったんだけどね
翌朝は8時半の開園を待って、懐古園へ。お天気も良く、暖かくなる予感。
こんなご当地アニメは知らなかったな
重厚な石積み
福寿草が咲き始めています
園内には島崎藤村記念館もありました
外の手水鉢は氷が張ってました
近くにあった小諸寅さん記念館。休館中
これもほど近い小山敬三美術館(設計は村野藤吾)
見下ろすのは千曲川
隣にアトリエも移築してあります
なるほど、この有機的な雰囲気の設計は、村野藤吾だったのですね。八ヶ岳高原美術館の感じと少し似てるな、と思ったら、あっちも同じ人でした。
なんかこんなのもあった
懐古園内には歌碑が多い
懐古神社の
社務所の前には……
ここんちの方ですか?
そのとおりですにゃ()
もうすぐご飯ですにゃ()
噴水も半ば凍っています
敷地内には動物園もあります
入り口近くにはなぜかわんちゃん(本犬はお散歩中でした)
テレサ・テン(うそ)
なんか表情の弱いキツネ
いらっしゃい(猿)
クジャク。朝うるさいんだよね、この鳥
あまりにやる気のない顔出し
……
モルモット
まあ、あまり派手な動物のいないファミリータイプの動物園でした。小田原城にもこんなのがあったな。
10時に小諸を出る小海線に乗るので、あまりゆっくりはしていられません。で、小諸駅前でちゃっちゃっと何か買うか食べるかしようと思ったら、何にもない! コンビニもなけりゃ立ち食いそばもない! 小諸駅前に立ち食いそばがないって、どういうこと? で、仕方なく空きっ腹を抱えて乗車。
かわいい名前の駅もある
今日はお天気が良くて山々がくっきりです
途中JRで標高が一番高い駅も通るのです
小淵沢駅前でようやくとろろそばにありついて……
駅からタクシーで20分ほどもかかるでしょうか、どんどん人家のあるところから離れて行くと……今回のもう一つの目玉、藪内正幸美術館に着きます。
今シーズンは3月21日開館!
もう10周年なんですね
こぢんまりしたかわいい美術館です
小さい頃図鑑少女だった私は、動物やお魚の絵本も大好きでした。何年か前に蓼科→小淵沢を自転車で走ったときに、どこかの駅前でこの美術館の看板を見かけて、いつか行ってやろう、と思っていたのでしたが、今回行って、さらに新しい発見いっぱい! 昔たくさん読んだ福音館の動物本のイラストが故・藪内画伯の手になるものだったのもそうですが、更に大好きだった『冒険者たち』(テレビアニメの『ガンバの冒険』の原作)の挿絵も、藪内先生だったのですね。うわー、がんばって行ってよかった!!
1杯100円でセルフでコーヒーや紅茶を飲めます
愛知からのお客さんが置いていってくれたっていう桜の塩漬けのついた春らしいおまんじゅうをお茶菓子でいただきました。ごちそうさま!
館長(あとで調べたら、故藪内画伯の息子さん)といろいろお話をしましたが、今年は雪がとてもひどかったとのこと。長野はもともと豪雪地帯ということで、雪に対する備えもよくできているけれど、山梨はそうでもないので、停電やら雪かきやらとても大変だったそうです。私も不安だったので、事前にメールで問い合わせて行ったのですが、「やっぱりこういうのってずるずるすると4月になっちゃうから、とにかくがんばって開館しました!」とのことです。7月にはまたコレクションの入れ替えがあるということだから、夏にも来たいなあ。
ほしくなって、いろいろ買っちゃったよ~
故・藪内正幸さんは、正規の絵の勉強をやったことのない人です。が、高校を卒業する時点ですでに図鑑の出版を企画していた福音館から直々に手紙でスカウトをもらうという大変な才能の持ち主でした。本当に動物が好きでたまらなくて、描いて描いて描きまくっていたんでしょうね。
サントリーの白州工場もほど近いのですが
寄っている場合じゃないくらいバスがない
こんな景色を見ながらバスで韮崎まで30分ほどでしょうか
本当は甲府でもう一件行きたい美術館があったのですが、残念ながら時間切れでした! 青春18きっぷ、ここまでで5分の4を使ったので、あと1回分あります。これは、リベンジか?
さて、前回と今回の青春18きっぷですが、
(東北編)
仙台→盛岡(¥3,260:東北本線)+八戸→青森(¥2,220:青い森鉄道)+青森→秋田(¥3,260)=¥8,740.-
(信州編)
立川→白馬(¥4,620)+白馬→駒ヶ根(¥2,210)+駒ヶ根→岡谷(¥740)+岡谷→小諸(¥2,210)+岡谷→小淵沢(¥1,450)+韮崎→菊名(¥2,220)=¥13,450.-
(東北編)+(信州編)=¥22,190.-なので、すでに¥11,690.-は得をしています。とっくに元は取れているので、そんなにもうがんがん乗らなくてもいいといえばいいのですが……
長毛猫さん・・・なんだか、ツンデレみたいで可愛いですね♪
この手の子を見ると、アキを当てはめて仕舞います(><)
サントリー白州蒸溜所、ちょっと残念でしたね。
ここの有料試飲(シングル¥300)の 樽出原酒 ≪15年貯蔵≫
物凄く美味しいですよ(^^)
ネット通販で600ml、税抜き1万円です^^;Aアセアセ
次回は是非、ストレートでお召し上がり下さい。
by kontenten (2014-03-24 18:38)
「冒険者たち」のさし絵に思わず声を上げてしまいました。
懐かしいです。リアルで、でもきれいで、惹きこまれてしまいます。
表情の弱いきつね・・・ぷっ^m^
by チャコ&ミニ (2014-03-24 19:07)
高校の頃、小山田いくさんという漫画家さんにハマってまして、
(少年マンガだけどね)、この方が、小諸出身ということで、
よく、小諸が舞台になっていました。一度行ってみたいなーなんて、
その頃、思っていたものです。
またもや長旅でしたねー。しかし、まだ1枚残ってるのですね!
最後はどこかな~。
by ChatBleu (2014-03-24 19:45)
動物画、本当にかわいくて癒されます♪
長毛ネコも、気になります・・・。
青春18きっぷ、あと1枚の使い道、悩みますね・・・。
by JUNJUN (2014-03-24 19:49)
これだけの写真があったら、私なら10日分の記事にしています(^_^;)
どれも素敵写真と記事、楽しまれましたね~
野辺山に行きたくなります。好きな場所なので。
青春18きっぷ、体力があれば挑戦してみたい~
by green_blue_sky (2014-03-24 20:25)
こんばんは
藪内画伯、私も相方もとても好きな方です。
こんな美術館があったなんて知りませんでした。
あーるさん、ゆっくりと見ることが出来て良かったですね。
by 溺愛猫的女人 (2014-03-24 20:45)
kontentenさん
そうなんですか? うーん、それならば白州醸造所は改めて生き方を考えなければ。車じゃ飲めないし、飲んだら帰るの大変だし……次回は何とかします!
チャコ&ミニさん
ね、ガンバの冒険の絵、本当にすてきですよね。続編(?)のリスのグリックシリーズもありましたが、やっぱり私はガンバの方が好きでしたね。機会があれば是非行ってください。
ChatBleuさん
時間的には長旅でもないですよ。小山田いくさん、調べたら、若干絵柄は覚えているかも。たがみよしひささんのお兄さんなんですね。最後は、リベンジに使うのかなあ。思案中。
JUNJUNさん
動物が、すごくすてきなんですよ。やはり、好きこそものの上手なれとはよく言ったものだと思います。長毛さん、かわいかったですよ。あと一枚、だいたい決まってはいるけど……
green_blue_skyさん
野辺山、今回私は降りなかったので、次は行ってみようかなあ。そんなにいろいろなところに行ったわけではありませんが(美術館は中は撮影できないし)、青春18きっぷ、体力なくてもOKですよ。寝てればいいんですから。
溺愛猫的女人さん
藪内先生の絵、すてきですよねー。館長は息子さんですし、とても気さくな方でした。この美術館、お勧めです。ただ、いけるんだったら車の方がラクかなあ。
by あーる (2014-03-24 21:21)
藪内正幸美術館行ってみたい!
サントリーの白州工場とセットでいつか行きたいですが、やっぱり車じゃないと無理かなぁ…。
by りる (2014-03-24 22:13)
りるさん
お勧めです。今調べたら、小淵沢から白州工場へはシャトルバスがあるみたいhttp://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/access/index.html#limited。うまく使えれば2つ回れるかもしれませんよ。
by あーる (2014-03-25 00:45)
小海線、SLが走ると騒いでたので有名になりましたね。
急峻なところ走るわけではないのでそんなに高いのかなぁ、と思っちゃいますよね。
中央道も最高地点が小淵沢にあるのでスタートが高いんですね。
社務所の猫、きょんに似ている…
「アタシゃそんな目つきしてニャいニョだ」byきょん
by TAKUMA (2014-03-26 17:40)
TAKUMAさん
社務所の子、確かに長毛でちょっときょんちゃん似ですね。確かにあまり高い感じはないのですが、空気はきれいだし、山がとてもよく見えて気持ちの良い鉄道路線でした。
by あーる (2014-03-26 21:15)