ハイブリッド

　辻芳樹『和食の知られざる世界』読了。

　新書だが、さっさと読める。っていうか、勢いで読んでしまうので、本当に知識をいろいろ頭に入れようと思ったらもっとじっくり読まなければならない。良くも悪くも読みやすい文章だからだろうな、それは。和食が世界に出るには、（そして世界遺産とまでなるには）おそらく世界に出ていくための様々な努力が必要だった。それは心ならずも外人の口に合わせることでもあったろうし……ただ、そうして変化（進化）した和食は、むしろ「ハイブリッド」になったのだ、というのはちょっと新しい見方だったりして。海外で食べる日本食って、高級なものは食べたことはないけれど、全然期待せずに食べたら、見た目は全然違うのに、けっこうそれらしい味でびっくりしたりするんだよなあ。
。そうだよなあ、合気道なんかやりに来ている外人だって、一緒に飲むとポテトフライとか食べてるしなあ。

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タグ：辻芳樹 和食の知られざる世界 新書 世界遺産