むしろ、冤罪の本

　清水潔『殺人犯はそこにいる　隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』読了。

　別に、新たな事実が浮かび上がって犯人逮捕につながる、ということではなく、警察の捜査のずさんさと冤罪の恐ろしさをおもに書かれている本。昨年末に恒例のテレビ番組で、「横山ゆかりちゃん失踪事件」が取り上げられていたので、この本に書かれていることが割合鮮明に頭に入った。なるほど、DNA鑑定とDNA型鑑定は違うんだな。

　椎川唯『テティスの逆鱗』読了。

　四人の女の様々な美容に対する欲望を受け止める整形外科医、という内容。通俗的だが、読み物としては面白い。最後のどんでん返しはまずまず。しかしなあ、こんなにいろいろ修正できるのか？

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タグ：椎川唯 清水潔 殺人犯はそこにいる テティスの逆鱗 ホラー 冤罪 ノンフィクション