いいお顔 [本]
岩合光昭『いい猫だね』読了。
古い作品から比較的新しい作品まで、文章と写真を掲載。撮ったときの苦労話なども入って、いつもながらついにやにやしながら眺めてしまう。
蝉谷めぐ『化け物心中』読了。
92年生まれの女性がこれを書いてしまうことにはびっくりというか脱帽だが(こっちが年とっただけか)、澤村田之助を思わせる女形をネタに取ったミステリというかホラーというか……妙にトランスジェンダーのこと等も絡めて来るのがちょっと余計な感じ。なんとなく中途半端な読後感。人物紹介でいきなり主人公の名前に誤植があって脱力。
佐藤優『外務省ハレンチ物語』読了。
「官能小説の体を取った」と書いてあるが、それほどでもない。むしろ、ほとんどこれ、誰を指しているかわかっちゃうだろ! というような外務省の上層部のまさに「ハレンチ」な部分をえぐるように書いている。大丈夫なのかなあ、こんなに書いて。本当ならこれは確かに「伏魔殿」。すごく面白かったけど、作者本人らしき人も登場し、えらいかっこいいんですけど。
深沢七郎『みちのくの人形たち』読了。
あとがきにもあるが、なんともたとえようがないというか、人と比べようがない小説。表題作の不思議さ・悲しさが際立つが、『和人のユーカラ』『いろひめの水』等も、なんとも悲しい空気と旅情があって、気に入った。
古い作品から比較的新しい作品まで、文章と写真を掲載。撮ったときの苦労話なども入って、いつもながらついにやにやしながら眺めてしまう。
蝉谷めぐ『化け物心中』読了。
92年生まれの女性がこれを書いてしまうことにはびっくりというか脱帽だが(こっちが年とっただけか)、澤村田之助を思わせる女形をネタに取ったミステリというかホラーというか……妙にトランスジェンダーのこと等も絡めて来るのがちょっと余計な感じ。なんとなく中途半端な読後感。人物紹介でいきなり主人公の名前に誤植があって脱力。
佐藤優『外務省ハレンチ物語』読了。
「官能小説の体を取った」と書いてあるが、それほどでもない。むしろ、ほとんどこれ、誰を指しているかわかっちゃうだろ! というような外務省の上層部のまさに「ハレンチ」な部分をえぐるように書いている。大丈夫なのかなあ、こんなに書いて。本当ならこれは確かに「伏魔殿」。すごく面白かったけど、作者本人らしき人も登場し、えらいかっこいいんですけど。
深沢七郎『みちのくの人形たち』読了。
あとがきにもあるが、なんともたとえようがないというか、人と比べようがない小説。表題作の不思議さ・悲しさが際立つが、『和人のユーカラ』『いろひめの水』等も、なんとも悲しい空気と旅情があって、気に入った。
「古民家再生」を読みました。すごいですね~数々の失敗を乗り越え、よく完成しましたもんです(笑)ちょっと感動しました。
「いい猫だね」面白そうです。借ります。
by 溺愛猫的女人 (2021-05-16 00:03)
溺愛猫的女人さん
あの本読むと、ほとんどの部分、一発でうまくいっていないというか……よくめげなかったなあ、と感心しました。『いい猫だね』は、いろいろな猫フォトエッセイのまとめ読みっぽいですが、猫好きにはまたそれも幸せです。
by あーる (2021-05-16 07:43)