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海外にもイヤミス [本]

 ギリアン・フリン『ゴーン・ガール(上・下)』読了。

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 松田青子さんの図書紹介で呼んでみたけれども、ちょっとイメージが違って、これは究極のイヤミスだった。怖いな、この奥さん。海外にもこんな恐ろしいイヤミスが! 後味極めて悪し。

 ジェフリー・ディーヴァー『煽動者』読了。

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 キャサリン・ダンスシリーズは、リンカーン・ライム物より少しおとなしいイメージがあったが、これはかなり怖い。それにしてもこの人の書く犯人はいつも本当にヤバいなあ。

 成田名璃子『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』読了。

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 メディアワークス文庫ってこういう感じなんだ……と分かった。成田さんのデビュー作。さすがの文章力だけれど、なんかちょっと、意外。

 柚木麻子『王妃の帰還』読了。

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 前に読んだ三浦しをん氏の『秘密の花園』と同じような世界を描いているが、こちらの方が断然リアリティがあるというか……女子高生という時代のなんとも残酷な感情の交錯、なんだかわかんないけどつるみたがる性質等、とても生き生きと描かれていて、面白かった! それに何と言ってもラストの感動がまたよし。でもなあ、昭和オタクの女の子の選んだ上映映画が『Wの悲劇』『天国に一番近い島』じゃなあ……どっちもダメだと思うんだけど。


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コメント 2

JUNJUN

ゴーン・ガールは映画で観ました。
確かにこれ、クソ女でしたね(笑)。
でも、アメリカではまんざらあり得なくないかも?と思えてしまうのが怖いです。
by JUNJUN (2023-06-28 07:44) 

あーる

JUNJUNさん
そうか、映画化されているんですね。ここまで嫌な女は、ちょっと日本人だと太刀打ちできなそう。
by あーる (2023-06-28 12:15) 

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