こんな時に、旅ーー冬のごほうびその2

　翌朝。始発の代行バスで出発です。

宿にあったぬいぐるみが妙にリアルだった

福島民友新聞の漫画は、バリバリ福島弁だった

朝ごはんも美味しかった

バスの車窓から。雪まつりのあとかな？

本当に来年の3月には全線復旧するのでしょうか

確かに断裂したところを再びつなごうとしている

でも、工事が始まってまだ2年程度だって

　代行バスの前のほうに乗って写真を撮っていたら、運転士さんがいろいろ説明してくれました。水害のあったのは2011年ですが、赤字路線でもあり、全面復旧の工事をするかどうかはだいぶ逡巡したらしい。ファンとしては直してほしいですが、沿線はずいぶんお金を負担しなくちゃいけないらしい。

会津川口からはまた只見線

途中強風で徐行運転がありましたが、再び会津若松へ

ここで猫マスターと合流です

　寒さにビビる猫マスターを口説き落とし、会津若松まで来てもらいました。週末切符もあるしね。

まずは白虎隊自刃の地へ

飯盛山の上にはいろいろな碑やなんかが立っています

ここから見たら、お城が燃えて見えちゃったんだな

　まあ、もちろんここも見たかったんですが、今回の私の目的は、通称さざえ堂。

真横から見ると、こんな

斜め前から見ても、こんな不思議な建物

天井。三社札はやめようよー

　中に入れるのですが、ぐるぐるぐるぐるスロープで斜めに上っていける。で、降りてくる人とすれ違わないルートになっている。なんだろうなあ、この建築。不思議、不思議。なんかぐらぐらしてきます。前に展覧会に模型が展示されてから、一回行ってみたいと思っていたので、満足です！

出てきたら、福島の民芸品「小法師」みたいなカラーコーンがあった

近くのお店で喜多方ラーメンを食べて温まり

今度は鶴ヶ城に上りました

火縄銃を構える猫マスター

　寒いので、次は末廣酒造という酒蔵にちょっと寄ってお土産を買って送り（試飲はもちろんしましたが）、いったんホテルに退避しました。お天気が晴れたり降ったりで不安定です。

結構大きな雪が舞っています

さあ、ここからが本番！　この日は「籠太」に行きました

お通し

紅葉漬け（鮭を麹につけたもの）

玉ねぎのオーブン焼き

しめ鯖

ニシンの山椒漬け

塩豆腐

田舎煮

ぷはー、うめえ

　最初は燗酒を合わせ、3合目からは冷酒をいただきました。この何とも言えない薄濁りは、会津娘の雪の郷。カウンターの隣のお兄さんが頼んだのがおいしそうで、まねっこ。
　この籠太、もちろんネットの口コミも大変評判が良いのですが、本当にいいお店でした。最初のお目当ての盃爛処が満席だというので、こちらを調べていったのですが、大当たりでした。結構高級そうな店構えなのに、中に入るととても人当たりがよくて、お酒もお料理もとてもリーズナブルです。
　大満足で、そのまま帰ればいいものを、ついもう一軒。

やっぱりここに来たら、馬刺しの「吉し多」でしょう

勢いでこづゆも頼んだりして

　どうやって帰ったものやら、ちゃんと翌朝のおにぎりとお茶も買って帰っている！　すごいなあ。
　翌朝はさすがにちょっと二日酔いで、9時台の磐越西線と新幹線を乗り継いで帰りました。
　こんな時に不要不急の外出をしてしまった会津の旅、今回はこれでおしまいです。

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