あまり古さは感じない [本]
吉行淳之介『娼婦の部屋』読了。
表題作が一番初めに来ていて、一番印象的。古い小説だけれど、内容のせいなのか、あまり古さは感じさせない。というわけで、作者がこの間亡くなったばかり、というのも何となく信じられない。
高橋克彦『ジャーニー・ボーイ』読了。
イザベラ・バードの日本旅行に随行した通訳にしてSPという主人公。鳥のように自由なバードに驚きあこがれながら、日本人としてきちんと物申す。さらに、腕っぷしも強く頭もよくて、バードに迫る危険を毛ほども感じさせないというスーパー・コンシェルジュ。ちょっと人物的にはすごすぎてリアリティはないが、とても痛快な小説。当時の日本の状況や、日本人の考え方(は、ちょっと超えているかな)がよくわかる。イザベラ・バード、旅好きとしては尊敬するパイオニアだけれど、確か、混浴だけは受け入れがたかったんじゃなかったかなあ。
表題作が一番初めに来ていて、一番印象的。古い小説だけれど、内容のせいなのか、あまり古さは感じさせない。というわけで、作者がこの間亡くなったばかり、というのも何となく信じられない。
高橋克彦『ジャーニー・ボーイ』読了。
イザベラ・バードの日本旅行に随行した通訳にしてSPという主人公。鳥のように自由なバードに驚きあこがれながら、日本人としてきちんと物申す。さらに、腕っぷしも強く頭もよくて、バードに迫る危険を毛ほども感じさせないというスーパー・コンシェルジュ。ちょっと人物的にはすごすぎてリアリティはないが、とても痛快な小説。当時の日本の状況や、日本人の考え方(は、ちょっと超えているかな)がよくわかる。イザベラ・バード、旅好きとしては尊敬するパイオニアだけれど、確か、混浴だけは受け入れがたかったんじゃなかったかなあ。
週末のまとめ……実家の庭に [猫]
週末は、久しぶりに帰省したので、何となく慌ただしくて、更新をサボってしまいました。とはいえ、けっこういろいろあったので、まとめちゃえ。
さて、今回の金曜の深夜バスは、いつもの最低料金からプラス500円ほど出して、ちょっと贅沢。そうしたら、いつもナ☆トライナーで、「ゲロ吐いたら金取るから」なんて高飛車なこと言われて不愉快な思いをして乗っていたのが、今回のWill☆rだと、丁寧な3カ国語のアナウンス、各椅子にキャノピー、コンセントつきで、全然違う! トイレ休憩は3回とります、と言われていたのですが、酒も飲まずに一度も起きることなく、熟睡で、しかも、翌土曜の朝は、時間ぴったりの到着でした。停まった場所も西口で、実家に歩いて帰る私には都合の良い場所。次からは、絶対こっちだな。
そうして実家に帰って、リビングでゴロゴロしながら弟の置いてくれていた漫画なんか読んでいると、荒れ果てた庭から何かが動く気配!
まー、ちゃんと埋めてたからいいか……って、よくないな。お母さんはさび猫、子供たちは白っぽい子と黒猫ちゃん。お母さんがレオン君と同じくらいの年代でしょうか。草むらで散々遊んで、どこかに行ってしまいました。またどこかで、網に引っかかったりしないでほしいなあ。月1回実家に帰るかどうかじゃ、我々には面倒見てあげられないしねえ。生後3ヶ月程度でしょうか。無事に育ってほしいものです。
11時に伯母の家に行く用事があったので、ちょっと時間あり。そこで、友達が前にfacebookでなかなかいいよ、と教えてくれた仙台文学館まで、2キロほどのお散歩に出ました。
常設展も、井上ひさしとか仙台在住作家の特集とかあって、マニアにはなかなか楽しかったのです。場所は若干不便だけどねえ。
伯母の家の用事を済ませてからは、弟と一緒にいつも通り母の見舞いです。ちょっとなー、だんだん反応は悪くなっていくような気はするけど……身体的には特に前以上には悪くなっていないようですが。
その後、猫マスターからリクエストのあったホヤを買って、新幹線へ。
翌日は、仕事の関係で見に行っとけ、といわれていたISSEI MIYAKE展へ。新国立美術館でした。
見応えはありましたけどね-、思ったより。ファッション展って、あまり見たことがありませんでしたが、例のプリーツ生地を加工する機械なんかも見られて、なかなか面白かったです。その後、どうせ来たので、ルノアール展も見ました。
しかしなあ、どちらの展覧会も、グッズ類に一つも心引かれるものなし。特に、ルノアールの方の、絵の中に登場する猫のぬいぐるみ(ちっちゃい!)を1200円で売ろうとしているのは、ちょっといただけないなあ。半額なら買ったかもしれないけど……
乗り物ではいずれも爆睡したのですが、やっぱり、疲れていると日本酒は効くんだなあ。でも、ホヤを出しちゃうと、飲み物はほかに考えられないしなあ。というわけで、慌ただしい週末は終わってしまいました。
さて、今回の金曜の深夜バスは、いつもの最低料金からプラス500円ほど出して、ちょっと贅沢。そうしたら、いつもナ☆トライナーで、「ゲロ吐いたら金取るから」なんて高飛車なこと言われて不愉快な思いをして乗っていたのが、今回のWill☆rだと、丁寧な3カ国語のアナウンス、各椅子にキャノピー、コンセントつきで、全然違う! トイレ休憩は3回とります、と言われていたのですが、酒も飲まずに一度も起きることなく、熟睡で、しかも、翌土曜の朝は、時間ぴったりの到着でした。停まった場所も西口で、実家に歩いて帰る私には都合の良い場所。次からは、絶対こっちだな。
そうして実家に帰って、リビングでゴロゴロしながら弟の置いてくれていた漫画なんか読んでいると、荒れ果てた庭から何かが動く気配!
おや? 君たちは誰?
あの、ここはトイレじゃないんですけど……
まー、ちゃんと埋めてたからいいか……って、よくないな。お母さんはさび猫、子供たちは白っぽい子と黒猫ちゃん。お母さんがレオン君と同じくらいの年代でしょうか。草むらで散々遊んで、どこかに行ってしまいました。またどこかで、網に引っかかったりしないでほしいなあ。月1回実家に帰るかどうかじゃ、我々には面倒見てあげられないしねえ。生後3ヶ月程度でしょうか。無事に育ってほしいものです。
11時に伯母の家に行く用事があったので、ちょっと時間あり。そこで、友達が前にfacebookでなかなかいいよ、と教えてくれた仙台文学館まで、2キロほどのお散歩に出ました。
途中に咲いていた花。仙台の紫陽花はまだこんな感じ
企画展は、まどみちおさんでした
展示室は撮影できませんでしたが
常設展も、井上ひさしとか仙台在住作家の特集とかあって、マニアにはなかなか楽しかったのです。場所は若干不便だけどねえ。
伯母の家の用事を済ませてからは、弟と一緒にいつも通り母の見舞いです。ちょっとなー、だんだん反応は悪くなっていくような気はするけど……身体的には特に前以上には悪くなっていないようですが。
その後、猫マスターからリクエストのあったホヤを買って、新幹線へ。
仙台工場作り一本飲んで、がーっと寝て帰ると……
おかえり~(マ)
お、マーリィちゃん、遊んでくれているね
で、猫マスターに捌いてもらって、酢の物に
こんなの飲んで、ぐっすり
翌日は、仕事の関係で見に行っとけ、といわれていたISSEI MIYAKE展へ。新国立美術館でした。
中は撮影できませんが、有り体に言ってこういうのが展示されてます
見応えはありましたけどね-、思ったより。ファッション展って、あまり見たことがありませんでしたが、例のプリーツ生地を加工する機械なんかも見られて、なかなか面白かったです。その後、どうせ来たので、ルノアール展も見ました。
こちらは更にボリュームがあった
しかしなあ、どちらの展覧会も、グッズ類に一つも心引かれるものなし。特に、ルノアールの方の、絵の中に登場する猫のぬいぐるみ(ちっちゃい!)を1200円で売ろうとしているのは、ちょっといただけないなあ。半額なら買ったかもしれないけど……
お疲れでちか?(ラ)
ライチ君、紋次郎兄ちゃんにも遊んでもらえたんだね
ポンちゃんにも優しく(?)してもらって……よかったねえ……
なんて、蒸しホヤ(左)と焼きホヤ(右)でまた飲んじゃったのでした
乗り物ではいずれも爆睡したのですが、やっぱり、疲れていると日本酒は効くんだなあ。でも、ホヤを出しちゃうと、飲み物はほかに考えられないしなあ。というわけで、慌ただしい週末は終わってしまいました。
小説とあとがき [本]
町田康『夫婦茶碗』読了。
表題作よりも、後に収録されている『人間の屑』の方が面白かったかも。しかし、この言語センス、「町田康だけは良さがわからない」と言っていた編集者の方がいらしたけれど、面白いと思うんだけどなあ。猫好きだし。で、この小説のあとがきが筒井康隆先生というのが、組み合わせの妙だった。
辻村深月『ツナグ』読了。
最初は「?」って感じだったが、最後まで行くと、とてもよく考えられた小説だとわかる。面白いじゃん、この人。ドラマや映画はどの程度これを再現で来ているのか知らないが。
表題作よりも、後に収録されている『人間の屑』の方が面白かったかも。しかし、この言語センス、「町田康だけは良さがわからない」と言っていた編集者の方がいらしたけれど、面白いと思うんだけどなあ。猫好きだし。で、この小説のあとがきが筒井康隆先生というのが、組み合わせの妙だった。
辻村深月『ツナグ』読了。
最初は「?」って感じだったが、最後まで行くと、とてもよく考えられた小説だとわかる。面白いじゃん、この人。ドラマや映画はどの程度これを再現で来ているのか知らないが。
タッグ、そして快進撃 [猫]
よくもそこまで、ひとが新聞読む邪魔ができるね……
新聞を読んでいたら、いきなりこんなふうに2匹で遊ばれて、何にも読めない……まあ、マーリィとライチが仲良くなれればそれでいいんですけどね。
ライチ君、あっという間にキャットタワーの上の部屋も制覇し
よくマーリィちゃんの寝ているところにも登れるようになりました
あー、お腹ちゅいた(ラ) よしよし、食べなさい、食べなさい(紋)
生後わずか2か月とは思えないような快進撃を続けるライチ君。実に身軽です。本当に、このくらいの月齢の子猫は、日一日と、体も能力も伸びていくなあ。
接近 [猫]
ライチ君がやってきてから6日が経ち、最初は大騒ぎしていたマーリィも、あまり唸ったりしなくなってきました。
最初は心配しましたが、マーリィとの距離、確実に縮まりつつあるようです。
とことこ……(ラ) 最近、こんなのばっかりね(マ)
一生かけて償うらしいでち(ラ)
ほんとかしらねえ(マ)
なんて、2匹で不倫報道をウォッチしたり
W不倫って何でちか?(ラ) どっちも結婚してたんだってよ(マ)
へー、ダメでちね……(ラ)
ところで、ちっぽ触ってもいいでちか?(ラ) それとこれとは話が別よ!(マ)
ライチ、一人遊びも上手になりました(おねえさんのお昼寝枕……)
最初は心配しましたが、マーリィとの距離、確実に縮まりつつあるようです。
クライム・ノベルでした [本]
桜木紫乃『硝子の葦』読了。
ここのところ割合気に入っている、桜木紫乃さんの本。読んでいるうちに忘れそうになったが、最後にちゃんとクライムノベルであることを思い出した。何とも重苦しいストーリーだけれど、骨太で、読みごたえがある。
ここのところ割合気に入っている、桜木紫乃さんの本。読んでいるうちに忘れそうになったが、最後にちゃんとクライムノベルであることを思い出した。何とも重苦しいストーリーだけれど、骨太で、読みごたえがある。
いい傾向かな [猫]
ライチ君、誰が教えたわけでもないのに、籠でくつろいだりして
(ラ)
場所を譲ってくれたの?
なあに、当然のことをしたまでですよ(紋)
紋次郎、調子がいいと籠で丸まらずにのびのびしているような気がします。空いた籠に、ライチ君が入ったのかな。
ライチ君、あっという間に階段ダンスの上も制覇しました
男の子は、元気がいいわね(ポ)
ふーん、よく見るとまだ小さいわね(マ) まだ、2か月でち(ラ)
マーリィちゃん、まだウー、シャー、ちょっと言いますが、だいぶ距離は縮まってきた様子です。よしよし、いい傾向かな。
危ういバランス [本]
荻原浩『ママの狙撃銃』読了。
割とハードなエンタテインメント。最後のどんでん返しも効いている。
銃社会のアメリカなら、こんなこともあると思わせるが、日本でしかも主婦が銃を扱うというというところに、何ともいえない危うさがある。とはいえ、いじめっ子をやっつける母の場面などは爽快だし、エンタメとしてとても面白かった。
割とハードなエンタテインメント。最後のどんでん返しも効いている。
銃社会のアメリカなら、こんなこともあると思わせるが、日本でしかも主婦が銃を扱うというというところに、何ともいえない危うさがある。とはいえ、いじめっ子をやっつける母の場面などは爽快だし、エンタメとしてとても面白かった。
ポン姐さんは、やさしいね [猫]
日曜日は、なんだか梅雨が始まったようなお天気。
さて、まだマーリィの態度は硬いのですが……
マーリィ、相変わらずシャーシャー言っているものの、言われた方のライチがほとんどビビらなくなりました。慣れたのかしら。もうすっかり我が家の探検も済んだようだし、案外図太い2か月です。
ご近所で見つけたきれいな紫陽花
ちょっと冷えますね(紋)
って……
紋次郎、巻貝と言うかやどかりと言うか……ヘンなものになってしまった
さて、まだマーリィの態度は硬いのですが……
あたしはあんな子、認めないわよ(マ)
あんたねえ、しつこいよ
紋次郎先輩とは、隣り合ってご飯を食べたりしているのに
ポンちゃんに至っては、しっぽで遊んでくれるし
お尻にくっついて寝ても怒りません
仕事から帰ってきた猫マスターに……
全員集まりました!
マーリィ、相変わらずシャーシャー言っているものの、言われた方のライチがほとんどビビらなくなりました。慣れたのかしら。もうすっかり我が家の探検も済んだようだし、案外図太い2か月です。
ライチ! [猫]
可哀そうな猫マスターは、土曜日一日休んで、日曜日はまたお仕事です。残業はせずに、潔く休日出勤して、電話がかかってこないような静かな環境で集中して仕事をはかどらせる、というのが猫マスターのスタイルのようですが。
というわけで、朝から雨降りでもあるし、おねえさんはお家でお留守番。
昨日、おーあみ避難所から里子でお届けいただいた、生後約2か月のライチ君です。避難所でのお名前はなぜか「コーエン君」だったのですが、猫山姓を継いでもらって、可愛いけどちょっと語感が力強い「ライチ」と命名。
レオン君亡きあと、力のあり余ったマーリィお嬢さんの遊び相手を務められる若い子いなくなり、ポンちゃんや紋次郎に襲いかかられても困る、というので子猫ちゃんを探していました。何カ所か譲渡会を回ったのですが、世の中は空前の猫ブーム(?)で、競争率が高すぎて、なかなかご縁をいただけませんでした。
おーあみ避難所さんの譲渡会にも参加して、その時にコーエン君を希望していましたが、ほかのお家に縁付いたということで、あきらめかけていました。が、その後サイトに載っていたほかの子の希望でメールを差し上げたところ、コーエン君の行くはずだったお宅が新たに猫を保護してしまったので、改めていかがですか、と言っていただき、昨日さっそく猫マスターと一緒に横浜のシェルターへ。
さて、ほかの子たちの反応ですが……
年かさの連中は、全く動じません。しかし、遊び相手ができたはずの、肝心のマーリィちゃんですが……
打ち解けるまでは、もうちょっと時間がかかりそうですが……早く一緒に遊べるようになるといいなあ。
というわけで、朝から雨降りでもあるし、おねえさんはお家でお留守番。
早朝からポンちゃんにおやつを要求され、負けたおねえさん
おやおやお? 猫は三匹ですが……
この子は誰でしょう?
誰よ、あんた!(マ)
まあ、まあ、そう怒りなさんな
ちょこまか、ちょこまか
お名前は?
猫山ライチ!
昨日、おーあみ避難所から里子でお届けいただいた、生後約2か月のライチ君です。避難所でのお名前はなぜか「コーエン君」だったのですが、猫山姓を継いでもらって、可愛いけどちょっと語感が力強い「ライチ」と命名。
漢字で書くと「茘枝」でち!(ラ)
おねえさん、腐ってないライチは大好物です
レオン君亡きあと、力のあり余ったマーリィお嬢さんの遊び相手を務められる若い子いなくなり、ポンちゃんや紋次郎に襲いかかられても困る、というので子猫ちゃんを探していました。何カ所か譲渡会を回ったのですが、世の中は空前の猫ブーム(?)で、競争率が高すぎて、なかなかご縁をいただけませんでした。
おーあみ避難所さんの譲渡会にも参加して、その時にコーエン君を希望していましたが、ほかのお家に縁付いたということで、あきらめかけていました。が、その後サイトに載っていたほかの子の希望でメールを差し上げたところ、コーエン君の行くはずだったお宅が新たに猫を保護してしまったので、改めていかがですか、と言っていただき、昨日さっそく猫マスターと一緒に横浜のシェルターへ。
おトイレも一発で覚えました
にゃんだこれ?(ラ)
引っ張らない、引っ張らない
ぺろぺろ(ラ)
子供はコーヒーはやめときなさい
さて、ほかの子たちの反応ですが……
ポン姐たん まだずいぶんちっちゃいのね(ポ)
ぼくは、別に気になりませんけど(紋)
年かさの連中は、全く動じません。しかし、遊び相手ができたはずの、肝心のマーリィちゃんですが……
子供フードは美味しいけどさ(マ)
なーんか、生意気なのよね(マ)
うーうー唸ったり、シャーかましたり……
打ち解けるまでは、もうちょっと時間がかかりそうですが……早く一緒に遊べるようになるといいなあ。