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世界は偶然と突然に満ちている [本]

 田中真知『たまたまザール、またコンゴ』読了。

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 やだなあ、サルの燻製。でも、「なあに、ただの肉ですよ」といえるように努力する作者は、やっぱり昔ながらの旅人だ。親子ほども違う昔のバックパッカーと今どきの男の子(まあ、変わりもんだが)のコンゴ川を下る旅というのが、なんとも面白かった。偶然と突然に、「まあ、そんなもんか」とすべてを許せるようになれば、本当に強いだろうなあ。でも日本のストレスって、そういうのと違うし。

 米原万里『米原万里ベストエッセイⅡ』読了。

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 Ⅰから読んでもⅡから読んでもおんなじだと思って、まず目についたⅡを手に取った。やっぱり面白くて……惜しい人を亡くしたとつくづく思う。特に仕事で接したロシアの要人たちシリーズが秀逸! おしゃべりで海外のほうばかり向いているゴルビー、本当に酔っ払いのエリツィン、そして老いてから再婚した妻を心から愛するサハロフと、なんかみんなクセがすごい。


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