映画のシーンのように [本]
小山薫堂『フィルム』読了。
売れっ子脚本家?であるだけあって、いかにも短編フィルムとして完成されたものになりそうな……ただ、それだけなんだよなあ。すごく感動するわけではないのは、洗練されすぎだからか。なんか片岡義男みたいな。
黒沢哲哉編著『伝説の70~80年代バイブル よみがえるケイブンシャの大百科』読了。
絶対この中の数冊は持っていたんだろうなあ。特に、怪獣とか怪人関係のやつ。この時代はこういう、なんというか、今では絶対いろいろあって作れなそうな胡散臭い本がいっぱい出ていたなあ、と懐かしく思う。
小橋建太『今日より強い自分になる』読了。
時々こういうのを読む。実際苦労人だし、説得力はあるのだと思うけど、なんとなく自己啓発本めいていて、感動しない。ゴーストが下手なのか、あるいはちゃんと書いていて本人がまじめすぎるのか。語り口も、なんだか本人を炙りだしてこない。やたらスポーツ新聞の清原みたいに、「本人だったらきっとこんなふうにしゃべるぜ」みたいなのもわざとらしくていやだけれど。
売れっ子脚本家?であるだけあって、いかにも短編フィルムとして完成されたものになりそうな……ただ、それだけなんだよなあ。すごく感動するわけではないのは、洗練されすぎだからか。なんか片岡義男みたいな。
黒沢哲哉編著『伝説の70~80年代バイブル よみがえるケイブンシャの大百科』読了。
絶対この中の数冊は持っていたんだろうなあ。特に、怪獣とか怪人関係のやつ。この時代はこういう、なんというか、今では絶対いろいろあって作れなそうな胡散臭い本がいっぱい出ていたなあ、と懐かしく思う。
小橋建太『今日より強い自分になる』読了。
時々こういうのを読む。実際苦労人だし、説得力はあるのだと思うけど、なんとなく自己啓発本めいていて、感動しない。ゴーストが下手なのか、あるいはちゃんと書いていて本人がまじめすぎるのか。語り口も、なんだか本人を炙りだしてこない。やたらスポーツ新聞の清原みたいに、「本人だったらきっとこんなふうにしゃべるぜ」みたいなのもわざとらしくていやだけれど。
青春18きっぷ春の陣第二弾―金田一耕助の宿を訪ねて [旅行]
さあて、残り使用期間も少なくなってきた青春18きっぷの春のやつを引っ提げて、このくそ忙しいのに無理無理出かけます。
土曜日は朝早起きして、横浜線⇒中央本線で小淵沢へ。そこからは再びの小海線です。
北陸新幹線開通を記念したメニューらしい。イカが入っていて美味しかったりして。
小海線、あいにくのお天気で小淵沢からずーっと見えるはずの山々が見えず、ちょっと残念。桜もまだだし。
本当はしなの鉄道に乗って大谷地鉱泉等にも行ってみたかったのですが、天気が悪く、風も冷たいので、早々に宿に電話してしまいました。佐久平から行くつもりだったのですが、小諸まで車で迎えに来てくれるというのでお言葉に甘えました。
建物は、築91年になり、もともとはお料理屋さんだったとのことで、押入れがありません。
「畳が傷むので机を引きずらないでください」とか「古い建物で防音ができていないので、夜はお静かに」的なことがところどころに貼ってあります。
お待ちかねのお夕飯ですが、事前に「馬刺しは手に入らなそうなので、その代わりに鯉の洗いになるかも」というメールをいただいていましたが……
鯉の洗いや鯉こくは食べたことがあったのですが、鯉の煮つけは初めて。とても脂がのって、おいしいものでした。臭みは全くなくて、内臓はぷりぷりしてまるでお魚ではないようです。骨が松葉状に枝分かれしているのが若干危険ではありますが、それさえ気を付ければ、本当に美味しいものでした。さすが佐久は鯉が名物だけのことはあります。
翌日は、お天気さえよければしなの鉄道+別所線と乗り継いで、別所温泉あたりで一風呂浴びるつもりでしたが、あいにく冷たい雨が降ったので……
上田城など、信州の桜まつりはまだ先でした。ちょっとお天気が悪くて残念だったなあ。
それにしても、行きは青春18きっぷ使用、帰りは新幹線でしたが、佐久平から「あさま」で東京まで1時間程度。近いんだなあ、実は。
金田一耕助の宿、なかなか渋くてお料理もおいしくてよかったです。でもなあ、朝ごはんにあったのは卵焼きで、「生卵」じゃなかったんだよなあ。マニアの人はわかると思いますが。
土曜日は朝早起きして、横浜線⇒中央本線で小淵沢へ。そこからは再びの小海線です。
途中高尾で朝ご飯。加賀野菜かきあげそば
北陸新幹線開通を記念したメニューらしい。イカが入っていて美味しかったりして。
小海線、あいにくのお天気で小淵沢からずーっと見えるはずの山々が見えず、ちょっと残念。桜もまだだし。
駅弁「山のごはん」は美味しかったけどね
久々の懐古園
弓道場ではベテランが汗を流していました
的に当たると、タン! といい音がします
展望台からは雄大な千曲川の流れを望みますが
ここまで来ると桜は後1週間というところでしょうか
こんな花とか梅はあったけどねえ
ここには信州最古の動物園があります。ポニーのすみれちゃん
これはちょっと咲き始めかな
本当はしなの鉄道に乗って大谷地鉱泉等にも行ってみたかったのですが、天気が悪く、風も冷たいので、早々に宿に電話してしまいました。佐久平から行くつもりだったのですが、小諸まで車で迎えに来てくれるというのでお言葉に甘えました。
ここです!
玄関入って右側。古い下足入れもある
左は石坂浩二・坂口良子のサイン
建物は、築91年になり、もともとはお料理屋さんだったとのことで、押入れがありません。
「畳が傷むので机を引きずらないでください」とか「古い建物で防音ができていないので、夜はお静かに」的なことがところどころに貼ってあります。
お待ちかねのお夕飯ですが、事前に「馬刺しは手に入らなそうなので、その代わりに鯉の洗いになるかも」というメールをいただいていましたが……
地ビールなんか飲んで待ちます
おおー!
やっぱり鯉の洗い
鯉の煮つけ
ニジマスの塩焼きに
天ぷらに
最後は手打ちのおそば
箸置きがかわいかった
日本酒を飲んで爆睡我ながら……疲れていたんだねえ……
飲んだのは、これと「牧水」というお酒でした
鯉の洗いや鯉こくは食べたことがあったのですが、鯉の煮つけは初めて。とても脂がのって、おいしいものでした。臭みは全くなくて、内臓はぷりぷりしてまるでお魚ではないようです。骨が松葉状に枝分かれしているのが若干危険ではありますが、それさえ気を付ければ、本当に美味しいものでした。さすが佐久は鯉が名物だけのことはあります。
翌日は、お天気さえよければしなの鉄道+別所線と乗り継いで、別所温泉あたりで一風呂浴びるつもりでしたが、あいにく冷たい雨が降ったので……
佐久平から「あさま」に乗って引き上げました
上田城など、信州の桜まつりはまだ先でした。ちょっとお天気が悪くて残念だったなあ。
それにしても、行きは青春18きっぷ使用、帰りは新幹線でしたが、佐久平から「あさま」で東京まで1時間程度。近いんだなあ、実は。
金田一耕助の宿、なかなか渋くてお料理もおいしくてよかったです。でもなあ、朝ごはんにあったのは卵焼きで、「生卵」じゃなかったんだよなあ。マニアの人はわかると思いますが。
そう言えば独身だった [本]
酒井順子『地震と独身』読了。
そういえば、3.11の時には独身だったなあと思うけれど、あのときは手術なんかもあってしばらくは何もできず、歯がゆい思いをした。その後のボラ行き等は、確かに家族がいないのでフットワークは軽かったけれど。
いろいろな独り者の災害に対する取り組みやスタンスが紹介されていて、面白かった。決して重くならずに書けるのは、やはり立った時間のなせるわざか。
五木寛之『金沢あかり坂』読了。
北陸新幹線開通に合わせ、朝日新聞で紹介されていた金沢関連図書の中から読んでみた。短編集。金沢という町の不思議なしたたかさのようなものを描いているけれど、住んだことないからなあ……。特に女性が強い、と言えるのかしら。
ファン・ドンヒョク監督『トガニ 幼き瞳の告発』を見る。
ろう学校における性的虐待事件という実話に基づいた作品。かなり怖い。日本でもないとは言い切れないと思うけれど、とにかくもう子供たちがかわいそうで、かわいそうで……判事や弁護士まで買収されちゃってるし、もう。
そういえば、3.11の時には独身だったなあと思うけれど、あのときは手術なんかもあってしばらくは何もできず、歯がゆい思いをした。その後のボラ行き等は、確かに家族がいないのでフットワークは軽かったけれど。
いろいろな独り者の災害に対する取り組みやスタンスが紹介されていて、面白かった。決して重くならずに書けるのは、やはり立った時間のなせるわざか。
五木寛之『金沢あかり坂』読了。
北陸新幹線開通に合わせ、朝日新聞で紹介されていた金沢関連図書の中から読んでみた。短編集。金沢という町の不思議なしたたかさのようなものを描いているけれど、住んだことないからなあ……。特に女性が強い、と言えるのかしら。
ファン・ドンヒョク監督『トガニ 幼き瞳の告発』を見る。
ろう学校における性的虐待事件という実話に基づいた作品。かなり怖い。日本でもないとは言い切れないと思うけれど、とにかくもう子供たちがかわいそうで、かわいそうで……判事や弁護士まで買収されちゃってるし、もう。