パイオニアの孤独 [本]
桜木紫乃『緋の河』読了。
時代というか……カルーセル麻紀がモデルで新聞連載小説。ご本人は年齢もあってかあまりテレビでは姿を見ることがなくなったけれど、どんな世界でもパイオニアは大変なんだなあ、としみじみ。「精神的にも肉体的にも死ぬような苦労をしている」とはっきり言ってたし。今の時代のトランスジェンダーの若い人たちも、まだまだ生きやすいとは言えないと思うが。力作。
澤宮優『打撃投手』読了。
まさに子供のころからエースで四番みたいな人たちが、プライドを捨てて滅私奉公……日本にしかない職業だというのはよくわかる。ON、OHに貢献した時代の人たちの現役時代・その後の話など、一人ひとりとても丁寧に書いているのでちょっと長いが、本の終盤であの女川の星・中條君の軌跡が描かれていて、久しぶりに知り合いに出会ったような気がした。今も横浜に住んでいるのかなあ。
時代というか……カルーセル麻紀がモデルで新聞連載小説。ご本人は年齢もあってかあまりテレビでは姿を見ることがなくなったけれど、どんな世界でもパイオニアは大変なんだなあ、としみじみ。「精神的にも肉体的にも死ぬような苦労をしている」とはっきり言ってたし。今の時代のトランスジェンダーの若い人たちも、まだまだ生きやすいとは言えないと思うが。力作。
澤宮優『打撃投手』読了。
まさに子供のころからエースで四番みたいな人たちが、プライドを捨てて滅私奉公……日本にしかない職業だというのはよくわかる。ON、OHに貢献した時代の人たちの現役時代・その後の話など、一人ひとりとても丁寧に書いているのでちょっと長いが、本の終盤であの女川の星・中條君の軌跡が描かれていて、久しぶりに知り合いに出会ったような気がした。今も横浜に住んでいるのかなあ。