旅の残り写真と……牡蠣！ かき！ カキ！

　短かい行程だし、お天気も悪かったので、旅行記はあらかた終わってしまいましたが……

はあ？　犬が三毛？（ポ）

何それ、へんなのー(レ)

平成生まれの君たちは横溝正史シリーズなんてよく知らないよね……

　まだ写真残りがあるので載せちゃいます。出野屋旅館でもう一か所、映画『犬神家の一族』のロケに使われた洗面所。

「遅かったか……」(金田一）なんて言ったかなあ

玄関の中から見たところ

これがないと寒かった

　kontentenさんもコメントで書いてくれていた通り、この宿は中山道望月宿にあります。

宿の周囲はこんな蔵のある家が多かったり

そういえば夕食に高麗人参のてんぷらが出た(見づらいけれども高麗人参卸問屋の札が出ています）

馬事公苑もあって、馬も有名らしい。馬刺しは出なかったけど

観光タクシー直通の電話がありました

帰りに乗った長野北陸新幹線の車内。とてもきれいでした

佐久平の駅のガラスに鯉の模様。名物だもんね

　日曜日は悪天候のため結構早めに家についたのですが、その後宅急便で生牡蠣がたくさん送られてきました。一つは猫マスターのふるさと納税(石巻市）、もう一つは私の復興牡蠣オーナー制度の品。おんなじ時期に一気に来なくてもいいようなものですが……

でかい！　粒ぞろいです

石巻のはこんな缶に入っている

　缶の中には、金網と牡蠣がいっぱい入っていて、そのまま火にかけて蒸し焼きにできるという優れものです。

じゅじゅっと蒸気が上がってきたら

付属のナイフで剥いて

お好みの調味料を添えていただきます

　ポン酢、レモン汁、ガーリックマーガリンなんかで食べてみましたが、美味しい！
　私がもらった方は生食用だったので、もちろん生もいただきました。こちらももちろん抜群の美味しさでした。何より震災でめちゃくちゃにやられた宮城の牡蠣が、ここまで持ち直したのがうれしいのです。白ワインを合わせましたが、シャブリじゃないあんまり高くないやつでも美味しかったなあ。いやあ、食いすぎましたが、二人とも当たらない腹なのでした。美味しいものは明日への活力だ！

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タグ：牡蠣 望月宿 出野屋旅館 長野 佐久 新幹線 震災 宮城

映画のシーンのように

　小山薫堂『フィルム』読了。

　売れっ子脚本家？であるだけあって、いかにも短編フィルムとして完成されたものになりそうな……ただ、それだけなんだよなあ。すごく感動するわけではないのは、洗練されすぎだからか。なんか片岡義男みたいな。

　黒沢哲哉編著『伝説の70～80年代バイブル　よみがえるケイブンシャの大百科』読了。

　絶対この中の数冊は持っていたんだろうなあ。特に、怪獣とか怪人関係のやつ。この時代はこういう、なんというか、今では絶対いろいろあって作れなそうな胡散臭い本がいっぱい出ていたなあ、と懐かしく思う。

　小橋建太『今日より強い自分になる』読了。

　時々こういうのを読む。実際苦労人だし、説得力はあるのだと思うけど、なんとなく自己啓発本めいていて、感動しない。ゴーストが下手なのか、あるいはちゃんと書いていて本人がまじめすぎるのか。語り口も、なんだか本人を炙りだしてこない。やたらスポーツ新聞の清原みたいに、「本人だったらきっとこんなふうにしゃべるぜ」みたいなのもわざとらしくていやだけれど。

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タグ：小山薫堂 フィルム 短編集 よみがえるケイブンシャの大百科 黒沢哲哉 資料 小橋建太 今日より強い自分になる

青春18きっぷ春の陣第二弾―金田一耕助の宿を訪ねて

　さあて、残り使用期間も少なくなってきた青春18きっぷの春のやつを引っ提げて、このくそ忙しいのに無理無理出かけます。
　土曜日は朝早起きして、横浜線⇒中央本線で小淵沢へ。そこからは再びの小海線です。

途中高尾で朝ご飯。加賀野菜かきあげそば

　北陸新幹線開通を記念したメニューらしい。イカが入っていて美味しかったりして。
　小海線、あいにくのお天気で小淵沢からずーっと見えるはずの山々が見えず、ちょっと残念。桜もまだだし。

駅弁「山のごはん」は美味しかったけどね

久々の懐古園

弓道場ではベテランが汗を流していました

的に当たると、タン！　といい音がします

展望台からは雄大な千曲川の流れを望みますが

ここまで来ると桜は後1週間というところでしょうか

こんな花とか梅はあったけどねえ

ここには信州最古の動物園があります。ポニーのすみれちゃん

これはちょっと咲き始めかな

　本当はしなの鉄道に乗って大谷地鉱泉等にも行ってみたかったのですが、天気が悪く、風も冷たいので、早々に宿に電話してしまいました。佐久平から行くつもりだったのですが、小諸まで車で迎えに来てくれるというのでお言葉に甘えました。

ここです！

玄関入って右側。古い下足入れもある

左は石坂浩二・坂口良子のサイン

　建物は、築91年になり、もともとはお料理屋さんだったとのことで、押入れがありません。
「畳が傷むので机を引きずらないでください」とか「古い建物で防音ができていないので、夜はお静かに」的なことがところどころに貼ってあります。
　お待ちかねのお夕飯ですが、事前に「馬刺しは手に入らなそうなので、その代わりに鯉の洗いになるかも」というメールをいただいていましたが……

地ビールなんか飲んで待ちます

おおー！

やっぱり鯉の洗い

鯉の煮つけ

ニジマスの塩焼きに

天ぷらに

最後は手打ちのおそば

箸置きがかわいかった

日本酒を飲んで爆睡我ながら……疲れていたんだねえ……

飲んだのは、これと「牧水」というお酒でした

　鯉の洗いや鯉こくは食べたことがあったのですが、鯉の煮つけは初めて。とても脂がのって、おいしいものでした。臭みは全くなくて、内臓はぷりぷりしてまるでお魚ではないようです。骨が松葉状に枝分かれしているのが若干危険ではありますが、それさえ気を付ければ、本当に美味しいものでした。さすが佐久は鯉が名物だけのことはあります。

　翌日は、お天気さえよければしなの鉄道＋別所線と乗り継いで、別所温泉あたりで一風呂浴びるつもりでしたが、あいにく冷たい雨が降ったので……

佐久平から「あさま」に乗って引き上げました

　上田城など、信州の桜まつりはまだ先でした。ちょっとお天気が悪くて残念だったなあ。
　それにしても、行きは青春18きっぷ使用、帰りは新幹線でしたが、佐久平から「あさま」で東京まで1時間程度。近いんだなあ、実は。
　金田一耕助の宿、なかなか渋くてお料理もおいしくてよかったです。でもなあ、朝ごはんにあったのは卵焼きで、「生卵」じゃなかったんだよなあ。マニアの人はわかると思いますが。

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タグ：佐久 犬神家の一族 鯉 日本酒 北陸長野新幹線

そう言えば独身だった

　酒井順子『地震と独身』読了。

　そういえば、3.11の時には独身だったなあと思うけれど、あのときは手術なんかもあってしばらくは何もできず、歯がゆい思いをした。その後のボラ行き等は、確かに家族がいないのでフットワークは軽かったけれど。
　いろいろな独り者の災害に対する取り組みやスタンスが紹介されていて、面白かった。決して重くならずに書けるのは、やはり立った時間のなせるわざか。

　五木寛之『金沢あかり坂』読了。

　北陸新幹線開通に合わせ、朝日新聞で紹介されていた金沢関連図書の中から読んでみた。短編集。金沢という町の不思議なしたたかさのようなものを描いているけれど、住んだことないからなあ……。特に女性が強い、と言えるのかしら。

　ファン・ドンヒョク監督『トガニ　幼き瞳の告発』を見る。

　ろう学校における性的虐待事件という実話に基づいた作品。かなり怖い。日本でもないとは言い切れないと思うけれど、とにかくもう子供たちがかわいそうで、かわいそうで……判事や弁護士まで買収されちゃってるし、もう。

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タグ：酒井順子 五木寛之 ノンフィクション 短編集 金沢あかり坂 トガニ 韓国 地震と独身

日向ぼっこと怖がりと

　週も半ばになってから、ちょっぴりまた寒の戻りですが、土日は本当に暖かかった。週明けから泣きそうに忙しくて、今日からは新部署にも席はあるものの、引継ぎが終わっていなくて50階と10階の間を往復している私……ろくに写真も撮れません。ので、温かかった土日の写真をちょっと載せたりして。

おいしーい(レ)　春の味わいだね(紋）

この季節の草は美味しいのかしら？

ころん(レ)

やっぱりこの季節、お外が最高！(レ)

ぼくはこっちの方が好きだな(紋)

あたしはキッチン(ポ)

お手手がうらめしや～になってるね

　おまけ　

ねえ、まだあの人たちいる？(レ)

ははは、大丈夫だよ～

　お昼休みにエアコンの職人さんたちが出ていったすきに、姿を現したレオン君です。まだまだ怖くて、すっかり出てくるには至っていません。この顔……
　なんだか雑駁な仕上がりですが、まだまだ仕事も落ち着きません。出勤時間は遅くなったのですが、今朝は度の電車に乗ればいいのかよくわかんなくて、早く着きすぎちゃったし、前の部署も引き継ぎも当分終わりそうにないし……疲れるなあ

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