念願の祭りへ―相馬野馬追見物記 [旅行]
あー、忙しい忙しい。でも、今週の土日は出社は免れました。っていうか、また「待ち」だから出社したってできることはそんなにないんだもん(いや、考えてみたらやれることはけっこうあるな。ま、いいか……)つーかさ、この週末はあこがれの相馬野馬追の今年の本番なわけです。
祭りは23、24、25日の三日間行われますが、メインは24日の本祭り。ここはやはりそれをめがけていくしかない、ということで、23日土曜日の24時10分バスタ新宿発の深夜バスで出発です。
でもって、こういう深夜バスを使って0泊みたいな強行な旅には、猫マスターは誘いません。一人弾丸ツアーです。
本当は原ノ町駅まで行くバスなのですが、祭りの間は交通規制があって、南相馬市役所までしか行きません。それでも、山の中を2時間近く走らないと、着かない。
沿道から、「この馬素敵ねー」と声がかかると、馬上の武者がにっこりして「お目が高い!」と言っていました。
道がさほど広くなくて、かなりかぶりつきで見ること観客からの距離が極めて近いので、大迫力です。時々前の方から伝令で走ってきたりするし。「野馬追功労者」の人たちも騎馬武者となって出てくるのですが、最高齢は88歳のおじいさまというので、びっくりです。女性も、未婚で二十歳未満なら参加できるとのことで、総勢400騎あまりのうち20騎あまりは女武者だったようです。
お行列の最初から最後まで見ると3時間くらいかかるのですが、全然飽きなかった。足腰には来たけど。小さな弟のちびっこ武者を載せた馬をそのお姉さんが引いていたり、若い女性でも軽やかに馬を乗りこなして颯爽とやってくる姿もあって、観客席からは歓声が上がりっぱなしです。
会場に入ると、南相馬市長からのご挨拶がありました。復興支援への感謝、ただしまだまだ道半ばであることなどが語られ、今日参加していた武者の皆さんも、状況はまだまだ大変だということがわかります。が、この日のために一所懸命練習してきた成果をばっちり見せてくれました。
こちらも女武者がけっこう出ていたみたい。先祖伝来の旗差物を携えて……アナウンスで、「この風に旗がなびく音が、相馬の夏です」なんて詩的なことを言っていたけど、実際そうなんだろうな。やっぱり旗差物は落としてはいけないらしくて、試合結果で二着になっても、「旗差物が早い段階で落ちてしまったので、三着とする」という判定が出ていました。
祭場地には競馬のようなゲートはないので、甲冑競馬のスタートは、スタートのサインに各馬の呼吸を合わせなければいけないのですが、ときどき勝手に走り出しちゃう馬がいます。それに対しては場内アナウンスで、
審判長「今行ったやづは、次の回に回すのでいいか!」
出馬長「承知!」
等というやりとりが交わされます。
次の神旗争奪戦では、
ここでは、落馬者がいたらしく、
審判長「救急車の必要はあるか!」
とアナウンスが入ったので、ちょっと緊張しました。実際、けが人が担架で運ばれてたし、救急車両の出動もあったみたい……馬は、サラブレッドが多いように見受けられたので、体高も高いし、落馬したら怖いよね……
祭りの会場では、焼きそばとかいろいろ売っていたのですが、ごった返してとても買えず、朝非常食として買っておいたソイ・ジョイ一本で我慢しました。そこで、もう15時近くになっていたけれど、バスに乗るまでの時間で急いでソースかつ丼をかっ込みました。
木陰のない会場で、絶対暑いだろうと思って、日焼け止めやらなにやら暑さ対策をむちゃくちゃ整えていったのに、行ってみたら涼しくて、Tシャツの上からウィンドブレーカーや、途中で買った雨カッパを羽織っても全然暑くありませんでした。おかげで、体力の消耗ははなはだ少なくて済んだ気がする。
さあ、今週もがんばるぞ!
それにしても、相馬野馬追、とてもよかったです。今度は泊まり込みで見たいなあ。
祭りは23、24、25日の三日間行われますが、メインは24日の本祭り。ここはやはりそれをめがけていくしかない、ということで、23日土曜日の24時10分バスタ新宿発の深夜バスで出発です。
でもって、こういう深夜バスを使って0泊みたいな強行な旅には、猫マスターは誘いません。一人弾丸ツアーです。
福島って近いから、朝5時前には着いちゃうんだよね
福島駅東口から南相馬行きのバスに乗ります。片道1,300円(往復だと300円引き)
本当は原ノ町駅まで行くバスなのですが、祭りの間は交通規制があって、南相馬市役所までしか行きません。それでも、山の中を2時間近く走らないと、着かない。
通りのマンホールは、馬が滑らないようにカバーしてありました
9時半からはお行列。会場の雲雀ケ原祭場地まで3キロほどを騎馬武者が歩きます
子供武者や女武者もいます
斎王は白馬にまたがります
この馬がカッコよかった
沿道から、「この馬素敵ねー」と声がかかると、馬上の武者がにっこりして「お目が高い!」と言っていました。
道がさほど広くなくて、かなりかぶりつきで見ること観客からの距離が極めて近いので、大迫力です。時々前の方から伝令で走ってきたりするし。「野馬追功労者」の人たちも騎馬武者となって出てくるのですが、最高齢は88歳のおじいさまというので、びっくりです。女性も、未婚で二十歳未満なら参加できるとのことで、総勢400騎あまりのうち20騎あまりは女武者だったようです。
お行列の最初から最後まで見ると3時間くらいかかるのですが、全然飽きなかった。足腰には来たけど。小さな弟のちびっこ武者を載せた馬をそのお姉さんが引いていたり、若い女性でも軽やかに馬を乗りこなして颯爽とやってくる姿もあって、観客席からは歓声が上がりっぱなしです。
途中にあった、建設中の復興公営住宅
会場に入ると、南相馬市長からのご挨拶がありました。復興支援への感謝、ただしまだまだ道半ばであることなどが語られ、今日参加していた武者の皆さんも、状況はまだまだ大変だということがわかります。が、この日のために一所懸命練習してきた成果をばっちり見せてくれました。
群舞の後は
いよいよ甲冑競馬です!
第四コーナーが急で難しいんだって
こちらも女武者がけっこう出ていたみたい。先祖伝来の旗差物を携えて……アナウンスで、「この風に旗がなびく音が、相馬の夏です」なんて詩的なことを言っていたけど、実際そうなんだろうな。やっぱり旗差物は落としてはいけないらしくて、試合結果で二着になっても、「旗差物が早い段階で落ちてしまったので、三着とする」という判定が出ていました。
祭場地には競馬のようなゲートはないので、甲冑競馬のスタートは、スタートのサインに各馬の呼吸を合わせなければいけないのですが、ときどき勝手に走り出しちゃう馬がいます。それに対しては場内アナウンスで、
審判長「今行ったやづは、次の回に回すのでいいか!」
出馬長「承知!」
等というやりとりが交わされます。
次の神旗争奪戦では、
空に打ちあがったのろしから落ちてくる神旗を
各騎が取り合います
ここでは、落馬者がいたらしく、
審判長「救急車の必要はあるか!」
とアナウンスが入ったので、ちょっと緊張しました。実際、けが人が担架で運ばれてたし、救急車両の出動もあったみたい……馬は、サラブレッドが多いように見受けられたので、体高も高いし、落馬したら怖いよね……
祭りの会場では、焼きそばとかいろいろ売っていたのですが、ごった返してとても買えず、朝非常食として買っておいたソイ・ジョイ一本で我慢しました。そこで、もう15時近くになっていたけれど、バスに乗るまでの時間で急いでソースかつ丼をかっ込みました。
極薄かつ2枚盛りソースかつ丼です。案外うまかった
店の中から、祭りを終えた騎馬武者たちが帰っていくのが見えます
祭りの後ののどかな雰囲気
タオル買っちゃった。1,500円
木陰のない会場で、絶対暑いだろうと思って、日焼け止めやらなにやら暑さ対策をむちゃくちゃ整えていったのに、行ってみたら涼しくて、Tシャツの上からウィンドブレーカーや、途中で買った雨カッパを羽織っても全然暑くありませんでした。おかげで、体力の消耗ははなはだ少なくて済んだ気がする。
さあ、今週もがんばるぞ!
それにしても、相馬野馬追、とてもよかったです。今度は泊まり込みで見たいなあ。