動物行動学

　松原始『カラスの教科書』読了。

　
　面白い！　カラスってよく見るけど、じっくり観察したことはないし、種類の名前は知っていても、ハシブトとハシボソの細かな違いなんて考えたこともなくて……本当は、こういう勉強がしたかったのかなあ、自分。それにして、この手の動物関係のマニアック本は、京大卒の独壇場だな。

　佐伯一麦『震災と言葉』読了。

　
　仙台在住の作家さん。叔父と出身校が同じ。仙台文学館の常設展で見なければ、名前も知らなかったような人で、実際、小説は読んだことがない。薄いブックレットだが、内容は濃かったような……「災害(戦争も含め）」を経験した人たちが、それを「文学」なりなんなり言葉として残すことができるようになるには、ある程度時間がかかる、という意見に賛成。面白かった。

　村上春樹著・安西水丸イラスト『夜のくもざる』読了。

　J・プレスに連載されたものというが、こういうので一冊の本を出してしまうのって、やっぱりちょっとバブルな感じがする。静物イラストはかわいらしいし、話もちょっとひねってあって面白いことは面白いが。

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混んでる！！

　いよいよ東京都の共通入浴割引券の使用期限（6月30日）が近づいてきたので、最後の1枚を消費しなければ！　ってんで、天気の悪い日曜日に無理無理一人で出かけます。

ボ、ボケた！　でも、人の顔が写らないからいいんだもん（負け惜しみ）

　東急目黒線武蔵小山駅。降りたのは初めてかもしれません。駅前の再開発が進んでいるようなのですが……

再開発予定地に住んでいた野良猫たちの保護活動が進められているようです

武蔵小山駅から徒歩4分ほどで、武蔵小山温泉清水湯に到着

　黒湯とか黄金の湯とか露天風呂とかあってとても良い銭湯です。建物も新しくて、とてもきれい……ですが、腹が立つほど混んでいた！！　まあ、別に怒る筋じゃないし、消えゆく銭湯文化を保っていくにはたくさんの来客が必要というのはわかるのですが……ここは本当に異常に混んでいて、脱衣場のロッカーがいっぱいでしばし待たされたくらい！　で、まあ待つのはいいのですが、あ、鍵があるからこのロッカー使える、と思って開けてみると、誰かの荷物が入っている！　と、マナー違反も甚だしいわけです。ここのロッカーは100円返却式のものだったのですが、それにしたって、ただもう荷物を入れておくのはルール違反でしょう！　とまあ、これが腹の立った一つ目のポイント。
　二つ目は、洗い場が混んでいてけっこうみんな遠慮しながら交代で使っているのに、まったくこれを考えずに体を洗いもせずカランの前を占領してダラダラしゃべっている婆ちゃんたちがいたこと。これは、いかんでしょう！　いくら常連でも、いかんでしょう！！
　と、なんか腹立ったし、人が多くて手足もろくに伸ばせないしで、割とてきぱき上がってきてしまいました。
　まあ、自分の学生時代を考えると、あの頃は普通にみんな風呂なしアパートに住んで銭湯に通っていたので、銭湯も時間帯によっては混雑しているのが普通だったのですが……でもなあ、こんなルール違反はしなかったぜ！！

　というので、お湯は良かったのに、なんとなくプンスカしながら電車に乗って家に帰りました。

まあまあ、そんなにカリカリしなさんな（ポ）

せっかくさっぱりしたんですから（紋）

また別なところに行けばいいじゃない（マ）

まあ、また来年までの共通券、買ったからね

　ところで、amazonのアウトレットでねこじゃらしの新しいのを買ったのですが……

これが大ブレーク！

マーリィ姉ちゃんにはあげないよ！（ラ）　何よ、ちょっと貸してくれてもいいでしょ（マ）

動きが速くてブレブレですが……

　マーリィちゃんもこれがたいそう気に入っているのですが、ライチがこれをくわえて「うー！（ラ）」と唸るので、なかなか取り返せません。どの辺が琴線に触れたのか……まあ、大当たりなのですが、遊んで、遊んでと大変な騒ぎです

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そろそろ、季節か

普通に寛いでいるように見えるライチ君ですが

ここにご注目

なんかちっちゃい甲虫をバルコニーから見つけてきたようです

　バルコニーの植木鉢を掘り返したら、根切り虫も出てきたし……そろそろ虫の出る季節になってきました。本格的に雨も降りだしたし、もうすぐ夏だね。

タグ：虫 ライチ

せっかくの絵なのに

　清水勲『北斎漫画：日本マンガの原点』読了。

　北斎漫画を日本マンガの原点ととらえ、その素晴らしさ、伸びやかさを分析するとても良い本だと思うけれど、新書という大きさの制約なのか何なのか、絵と説明文の位置が離れすぎていてストレス。もうちょっとデザインがうまくいかなかったのかなあ。惜しい！

久々、居酒屋

　怒涛の一週間が終了。おねえさんの仕事が忙しかったこともありますが、猫マスターの身内に不幸があったりもして……絶賛有休消化中の猫マスターもいろいろ動き回らなければならなかったりして。
　というわけで、久々に……

外呑みです。お疲れ―！

　

サザエさん猫マスターが今治で食べていたのが羨ましかったので

ゴーカ、刺盛り！

ちゅるっと生ガキ！

お魚からあげセットは、カワハギ、マグロ、メヒカリ

　こんなんで、ビールと日本酒を飲んで、ご機嫌でお店を出たわけですが……

もう一軒！　（写真は、ルンピア）

　うちのごく近所の居酒屋が、最近「居酒屋⇒Philippines & Japanese IZAKAYA」に看板をかけ替えたので、かなり気になっていました。何か勢いでもつけないと入れないので、二次会で乱入してみました。店内のしつらえは元の純和風居酒屋の時からあまり変わっていませんが、小柄なフィリピン人の女性がお料理を作っています。会社の同僚が、「ルンピア（フィリピン風春巻き）って、美味しいんだよ！」と言っていたので、頼んでみたら、中身のひき肉がよく詰まっていてとてもおいしかったです。そんなに高くないし、いわゆるフィリピンパブとも違う感じだから、また行けそうだな。

ふうーん（ラ）

また自分たちだけおいしいもの食べて！（ラ）

すみません

邪魔されても（マ）　文句言えませんよね（ラ）

それとこれとは、別……

　久々だし、いいじゃん……またしばらく忙しいんだし。

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トカイナカ、いいな

　グレゴリ青山『京都「トカイナカ」暮らし』読了。

　同じ（？）バックパッカーをやってきたグレゴリさん、たぶん年も同じくらい。京都人と東北人という違いはあれど……居職だと比較的若いうちからこんなことが可能なのかなあ。本当の田舎暮らしではなく、都会までの距離があまり遠すぎない、適度な田舎での暮らし……養蜂なんかもやってみたりして、いい意味、大変そうで羨ましい。

　湊かなえ『夜行観覧車』読了。

　とっくにドラマ化されていたんだ……いつもの心理戦というか……トリックではなくあくまで動機で勝負する展開。面白かったけど、ちょっと小さくまとまりすぎた話に思えてしまった。高級住宅地ではありがちなこと？　なのか。

タグ：ミステリ 夜行観覧車 グレゴリ青山 湊かなえ 京都「トカイナカ」暮らし エッセイ

猫的健康法

　ああああ～、疲れてんなあ。でもって、まだまだ休めないのはわかっているし……と、こんな時には！

（マ）

（マ）

おねえさん、お疲れね（マ）

そんなときはさあ……（マ）

ふわふわボールでもくわえてごらんなさいよ（マ）

マーリィ式健康法なんだね

マッサージチェア、使います？（紋）

ありがとうね

ここ、一緒に入ってもいいわよ（ポ）

そこはちょっと無理かな

それよりぼくと（ラ）

お昼寝しませんか?（ラ）

そろそろバルコニーで寝ても平気かな

　うう、どれも惹かれますねえ。ふわふわボールとにゃんこハウスはちょっと無理だけど……早く解放されたいよう。

タグ：紋次郎 ライチ マーリィ ポン にゃんこハウス ふわふわボール

面白いのもあれば……

　千早茜『男ともだち』読了。

　こんな都合の良い男がいるものか。こんなバカな、死亡フラグ立ってんじゃん……なんて、最近どうも死亡フラグを見間違うことが多い。読み物としては面白いけれど、こんな男ともだちの存在はしょせんファンタジーというか、小説だけというか。

　中川翔子編『にゃんそろじー』読了。

　本当に自分で選んでいるのかどうかはわからないし、あまり好きなセレクトでもない。見損なったぞ！　と言っていいのかどうなのか。時々いい話もあったけどね。

　乃南アサ『しゃぼん玉』読了。

　この人の本は極端に好き嫌いがわかれてしまう（自分の中で）が、これは好きな方。これも一種のファンタジーといえそうな突っ込みどころはたくさんあるが、テーマがよかったかな。人の描き方も。

タグ：乃南アサ しゃぼん玉 アンソロジー にゃんそろじー 中川翔子 男ともだち 千早茜

また、賊が！

あれれ？

しけてますねー（ラ）　まったくよ（マ）

ぞ、賊が二匹も！

あ、お頭（ラ）　ろくなもんがありやせんぜ（マ）　とんだ見込み違いだったわね（ポ）

出たな、黒幕！

　キャッツアイ、ついに長女の登場です。ここ、最近よく賊に押し入られるなあ。たいしたお宝は置いていないのですが。

あっしには関わりのないこって……（紋）

　紋次郎は、そういうのに見事に興味がないんだよねー。

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いいなあ、呑み鉄

　芦原伸『呑み鉄、ひとり旅　乗り鉄の王様がいく』読了。

　六角さんの本もよかったが、やはりこちらは王様なので、文章の格調の高さといい、情報量といい、くらべものにはならないのだった。旅の友にポケ角、いいけど……そのまんま飲んでたら、周囲に引かれるだろうなあ。今度はどこに行こうかしら。

　誉田哲也『黒い羽』読了。

　黒い羽って、まさかあの……ちょいと気色悪系のホラー。多少金のかかったドラマのような感じだが、なんかパーッと読めちゃった。エンタメとしてはよくまとまった中編なのかな。そんなに好きではないけど。


　

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