オーストラリア土産は…… [旅行]
オーストラリアに行ったら、4月25日のアンザックデーを記念して、各スーパーがいろいろな缶のアンザッククッキーを売り出していました。我々は、初日に近くのスーパーで買ったのですが、なんと現地のSさんもお土産に持たせてくれたりして……
きっと、もっとたくさんのバリエーションがあるんだろうな。私は一番右のやつを会社に持っていって、「お土産です、食べてください」と付箋を貼ってパントリーに置いたのですが(うちの部署は人数が多いので、基本、お土産は早い者勝ちです)、評判は上々でした。
オーストラリアに留学したことのある人には、「うわー、なつかしー! あたし、これで15キロ太りました」と言われて、ビビりましたが……がっつり硬くて、ココナッツ風味で、食べ応えがあるのです。もっとも彼女はあとで、「アンザッククッキーだけでそんなに太ったわけじゃない」と付け足していましたが……何しろ、向こうの食事の量が多いからねえ。
缶は、かわいいからもって帰ろうかなあなんて考えているうちに、でかい付箋を貼られて「これもらっていいですか?」と書かれていたので、書いた同僚にプレゼントしました。
ところで、この缶を持って会社に行ったら、テロ対策の金属探知機に引っ掛かって、警備員に荷物をあけさせられるというおまけつきでした
ごく軽く、風邪引いてしまいました。会社でマスクをしていたら、「オーストラリア風邪」と恐れられました。有袋型ウイルスとか、希少種かもしれないしね……
いろいろな柄がそろっちゃいました
これが、中身
きっと、もっとたくさんのバリエーションがあるんだろうな。私は一番右のやつを会社に持っていって、「お土産です、食べてください」と付箋を貼ってパントリーに置いたのですが(うちの部署は人数が多いので、基本、お土産は早い者勝ちです)、評判は上々でした。
オーストラリアに留学したことのある人には、「うわー、なつかしー! あたし、これで15キロ太りました」と言われて、ビビりましたが……がっつり硬くて、ココナッツ風味で、食べ応えがあるのです。もっとも彼女はあとで、「アンザッククッキーだけでそんなに太ったわけじゃない」と付け足していましたが……何しろ、向こうの食事の量が多いからねえ。
缶は、かわいいからもって帰ろうかなあなんて考えているうちに、でかい付箋を貼られて「これもらっていいですか?」と書かれていたので、書いた同僚にプレゼントしました。
ところで、この缶を持って会社に行ったら、テロ対策の金属探知機に引っ掛かって、警備員に荷物をあけさせられるというおまけつきでした
おみやげって……(ポ)
それだけじゃにゃいでしょ?(マ)
う、うん……
(紋)
帰国後油断して薄着でソファで転寝したもんだから……
ごく軽く、風邪引いてしまいました。会社でマスクをしていたら、「オーストラリア風邪」と恐れられました。有袋型ウイルスとか、希少種かもしれないしね……
おもしろうて、やがて悲しき [本]
井上ひさし『おれたちと大砲』読了。
この大長編をすいすいすいっと読ませてしまうのはやはり先生の手腕! だが、幕末に生まれたこのちょっと抜け作の幼馴染たちの何とも滑稽で、最後にまた悲しさといったら……井上ひさし文学の真骨頂だと思う。なんでご存命中に読めなかったのかなあ、この長編。
この大長編をすいすいすいっと読ませてしまうのはやはり先生の手腕! だが、幕末に生まれたこのちょっと抜け作の幼馴染たちの何とも滑稽で、最後にまた悲しさといったら……井上ひさし文学の真骨頂だと思う。なんでご存命中に読めなかったのかなあ、この長編。
シドニーにて:その3 [旅行]
さて、あっという間に最終日です。
はっきり言ってちょっと二日酔いだったのですが、朝元奥さんとお嬢さんの妹さんが迎えに来てくれて、朝ごはんを一緒に食べました。
美味しいけど、アボカドもポーチドエッグもフェタチーズもトマトも載って、はっきり言って腹いっぱいです。
その後はダーリングハーバーの国立海事博物館へ。
オーストラリアは、野良猫なんかは貴重な在来種を食べちゃうのでほとんどいないらしい。というわけで、今回はまったく猫さんの姿は見ませんでした。
この後はまたSさんが車を出してくれて……
後は空港まで送ってもらいました。帰りのカンタスは約1時間遅れでシドニーを出て、行きよりさらに強烈にまずい機内食が出て、朝6時半近くに羽田着。
帰ったら、猫世話のために忙しいのに泊まり込んでくれていた弟がまだいてくれました。金曜日は名古屋日帰り出張の後に来てもらい、土・日とうちから仕事に行ってもらって……すまんねえ。そのうえ、リビングに簡易ベッドを置いたら、マーリィに襲われて寝られなかったので、別の部屋に移して引きこもって寝たそうです(それでもドアをバンバン叩かれたようですが……)。
シドニー行き、あっという間でしたが、「来てくれてよかったー」と言ってもらえたので、うれしいです。久しぶりにいろいろ話もできたし。
でも、今回は本当に初めてというくらい、何から何までお世話になって、自分では何の用意もしなかったので(なんと、飛行機もホテルも猫マスターが手配しました)、ちょっと旅気分がないなあ……ゼイタクだけど。
はっきり言ってちょっと二日酔いだったのですが、朝元奥さんとお嬢さんの妹さんが迎えに来てくれて、朝ごはんを一緒に食べました。
日本だったらこの半量が一人前だと思うけど……
美味しいけど、アボカドもポーチドエッグもフェタチーズもトマトも載って、はっきり言って腹いっぱいです。
その後はダーリングハーバーの国立海事博物館へ。
ハーバーなので、至る所にカモメ
大きな碇が目印です
周囲にはたくさんの船
今回の旅、外猫さんには全然会えなかったので……
オーストラリアは、野良猫なんかは貴重な在来種を食べちゃうのでほとんどいないらしい。というわけで、今回はまったく猫さんの姿は見ませんでした。
博物館のフリーエリアは、猫マスターの大好きな……
狭いところとか
NAVY関係の展示とか
アボリジニの海洋アートとか
キャプションタイトルは゛China from Japan "でした
企画展は「魚をX線で見てみよう」みたいなの
シュモクザメとかペリカンウナギとか面白いのがありました
次はワイルドライフ・シドニー動物園
蝶が
猫マスターにとまりました
オーストラリアは希少種がたくさんいるんだよねー
鳥のエサやりが見られたり
ワラビーの子供(?)に触れたり
ハリモグラがもそもそ歩いたり
このへんはいかにもオーストラリアかな
これは偽物ですが
暗いところで寝ていたウォンバット
そして真打登場!
この後はまたSさんが車を出してくれて……
シドニーで最も
評判の悪い道場をそーっと覗きます
天気が悪くて残念ですが、有名なボンダイビーチも眺めました
後は空港まで送ってもらいました。帰りのカンタスは約1時間遅れでシドニーを出て、行きよりさらに強烈にまずい機内食が出て、朝6時半近くに羽田着。
帰ったら、猫世話のために忙しいのに泊まり込んでくれていた弟がまだいてくれました。金曜日は名古屋日帰り出張の後に来てもらい、土・日とうちから仕事に行ってもらって……すまんねえ。そのうえ、リビングに簡易ベッドを置いたら、マーリィに襲われて寝られなかったので、別の部屋に移して引きこもって寝たそうです(それでもドアをバンバン叩かれたようですが……)。
シドニー行き、あっという間でしたが、「来てくれてよかったー」と言ってもらえたので、うれしいです。久しぶりにいろいろ話もできたし。
でも、今回は本当に初めてというくらい、何から何までお世話になって、自分では何の用意もしなかったので(なんと、飛行機もホテルも猫マスターが手配しました)、ちょっと旅気分がないなあ……ゼイタクだけど。
作者は亡くなっても [本]
ダヴィド・ラーゲルクランツ『ミレニアム4―蜘蛛の巣を払う女(上・下)』読了。
あ、新刊が出た。なんて思って借りて読んで、しばらくして、あれ? 作者のスティーグ・ラーソンって、50歳の若さで亡くなったんじゃなかったっけ? と思い出した。ラーゲルクランツが引き継いでこの4を書いているのだな。リスベットのキャラクターはしっかり受け継いでいるし、そんなに違和感なく読めてしまった。どちらかといえばさらにシンプルになったかもしれないけど。これはこれで、アリだと思う。
黒川博行『ぎゃんぶる考現学』読了。
なんというか、ギャンブルがやりたくなる本。で、ここにも亡くなった鷺沢萌が登場する。年齢の違いを超えて、本当に仲良しだったんだなあ。あと、この中の登場人物でいうと、藤原伊織も死んでるなあ。
麻雀の配牌がそのままストーリーになりそうなところが、なんだかすごい。
あ、新刊が出た。なんて思って借りて読んで、しばらくして、あれ? 作者のスティーグ・ラーソンって、50歳の若さで亡くなったんじゃなかったっけ? と思い出した。ラーゲルクランツが引き継いでこの4を書いているのだな。リスベットのキャラクターはしっかり受け継いでいるし、そんなに違和感なく読めてしまった。どちらかといえばさらにシンプルになったかもしれないけど。これはこれで、アリだと思う。
黒川博行『ぎゃんぶる考現学』読了。
なんというか、ギャンブルがやりたくなる本。で、ここにも亡くなった鷺沢萌が登場する。年齢の違いを超えて、本当に仲良しだったんだなあ。あと、この中の登場人物でいうと、藤原伊織も死んでるなあ。
麻雀の配牌がそのままストーリーになりそうなところが、なんだかすごい。
シドニーにて:その2 [旅行]
翌22日はいよいよお嬢さんの大学の卒業式。
まあ、おねえさんの位置づけは、親戚のおばさんてなもんでしょう。
卒業式に入るにはチケットがいるとのことで、お嬢さんが早くから並んで、我々も入れる分のチケットを取ってくれました。
一人一人卒業証書をステージの上で授与するのではなくて、名前を呼ばれて進み出て、学長(?)と写真を撮るという流れになっています。読み上げられる名前を聞いていると、アジア系もあればムスリムっぽい名前もあって、本当にさまざまな卒業生・親が来場しています。我々の前に座っていたエジプト人(?)らしい一家は、全員体格がよすぎて椅子からお尻がはみ出していましたが、卒業生の名前を呼ばれると、ひときわ大きく拍手をして、盛り上がっていました。日系(に聞こえる)の名前は、猫マスターのお嬢さん一人だけだったなあ。
白人のドレッドヘア、ひげ伸ばしほうだいの卒業生がいて、なんだかなーと思っていたら、その人が成績がぶっちぎりのトップの優秀な人らしい。もしかして、学業に専念するにはいい髪型なのか?
式は1時間半ほどで終了し、その後出張写真屋さんのような人が卒業生・一家の記念写真を撮ってくれました。式で着るガウン・学帽のレンタル、写真撮影などいろいろあって、卒業式自体が一大ビジネスになっているようです。
その後はお嬢さんが街を案内してくれて、今度はNSW州立美術館へ。こちらは現代アートや個展を取り交ぜてありましたが、前日見た現代美術館よりも圧倒的にボリュームがありました。
2016 Art Expressという展示があって、各高校の美術展の一番の作品を展示していて、面白かった。
その後は、シドニータワーに登りました。
観光地ですが、中国人観光客が圧倒的にうるさい……展望台に上がる前に3Dシアターがあって、シドニーの簡単な紹介があるのですが、「あ、あれあれ、空港から撮影してるのよ」「この鳥、きっと○○鳥よ」「そうそう、クラゲはきれいだけどうちで飼うとすぐ死んじゃうのよねー」などと大声でまくしたてるのが気になってしようがない。日本人同様、家でTVを見ているのとおんなじ調子なんだよな……
夕方にはお嬢さんのBF(日本に来た時に一度会っています)が合流して、メキシコ料理屋へ。
お料理はまずまず。ただ、オーストラリア人は辛いものが苦手らしいので、割とマイルド。人気店を予約してくれて、ありがとうね。
ビールが美味しかったのですが、店の中に入ったら、カウンターの高さに驚きました。やはり人間のサイズが違うんだな。
Sさんがさらに追加で差し入れてくれたワインを2本開けちゃいました。いやー、飲んだ飲んだ。
3日目に続きます。
朝ごはんは、昨日近くのスーパーで買ったパンとヨーグルト
Sさんご一家
猫マスター+おねえさんも
まあ、おねえさんの位置づけは、親戚のおばさんてなもんでしょう。
大学の向かいのビルが環境共生っぽくてすごい
卒業式に入るにはチケットがいるとのことで、お嬢さんが早くから並んで、我々も入れる分のチケットを取ってくれました。
卒業式の様子
一人一人卒業証書をステージの上で授与するのではなくて、名前を呼ばれて進み出て、学長(?)と写真を撮るという流れになっています。読み上げられる名前を聞いていると、アジア系もあればムスリムっぽい名前もあって、本当にさまざまな卒業生・親が来場しています。我々の前に座っていたエジプト人(?)らしい一家は、全員体格がよすぎて椅子からお尻がはみ出していましたが、卒業生の名前を呼ばれると、ひときわ大きく拍手をして、盛り上がっていました。日系(に聞こえる)の名前は、猫マスターのお嬢さん一人だけだったなあ。
白人のドレッドヘア、ひげ伸ばしほうだいの卒業生がいて、なんだかなーと思っていたら、その人が成績がぶっちぎりのトップの優秀な人らしい。もしかして、学業に専念するにはいい髪型なのか?
式は1時間半ほどで終了し、その後出張写真屋さんのような人が卒業生・一家の記念写真を撮ってくれました。式で着るガウン・学帽のレンタル、写真撮影などいろいろあって、卒業式自体が一大ビジネスになっているようです。
大学の中庭
お昼は近くのタイ料理屋で。美味しくて量が多い
その後はお嬢さんが街を案内してくれて、今度はNSW州立美術館へ。こちらは現代アートや個展を取り交ぜてありましたが、前日見た現代美術館よりも圧倒的にボリュームがありました。
ハイドパークの噴水
外観はそう大きく見えませんが
地下にも展示室があって、作品が多い
2016 Art Expressという展示があって、各高校の美術展の一番の作品を展示していて、面白かった。
その後は、シドニータワーに登りました。
地上263メートルと低いのですが、街の全景が見えてそれなりに楽しい
観光地ですが、中国人観光客が圧倒的にうるさい……展望台に上がる前に3Dシアターがあって、シドニーの簡単な紹介があるのですが、「あ、あれあれ、空港から撮影してるのよ」「この鳥、きっと○○鳥よ」「そうそう、クラゲはきれいだけどうちで飼うとすぐ死んじゃうのよねー」などと大声でまくしたてるのが気になってしようがない。日本人同様、家でTVを見ているのとおんなじ調子なんだよな……
夕方にはお嬢さんのBF(日本に来た時に一度会っています)が合流して、メキシコ料理屋へ。
ビールとメキシカン
お料理はまずまず。ただ、オーストラリア人は辛いものが苦手らしいので、割とマイルド。人気店を予約してくれて、ありがとうね。
二次会はパブっぽいところ
ビールが美味しかったのですが、店の中に入ったら、カウンターの高さに驚きました。やはり人間のサイズが違うんだな。
三次会はホテルの部屋で
Sさんがさらに追加で差し入れてくれたワインを2本開けちゃいました。いやー、飲んだ飲んだ。
3日目に続きます。
シドニーにて:その1 [旅行]
4月22日は、猫マスターのお嬢さんの大学の卒業式がオーストラリア・シドニーで行われるとのことで、ついでにおねえさんも遊びに行かせていただきました。猫マスターの元の奥さんもよく知ってるし、お嬢さんも小さいときから知ってるし……そうめったに先進国なんて自分じゃ旅しないから、ワクワクです。
4月20日夜に羽田をたつカンタスの便に乗り、21日朝にシドニー到着。寝てりゃいいんだから、楽なもんです。しかしなあ、この機内食は不味かったなあ。なんだ、あの米。
空港まで元奥さんの今の旦那さん(ややこしいな。この人もよく知っているのですが)のSさんに車を出してもらって、まずはサーキュラーキーへ。
今時は、現代アートの作品はたいてい「写真を撮ってSNSで拡散してね」という姿勢なので、撮っちゃいます。しかも、かなり広い常設スペースは無料で見られるというのでありがたい。
現代美術館からぐるっと湾沿いに歩いて、ボタニカルガーデンに入り、お散歩。広大な敷地ですが、ここもボランティアによって管理されていて、入場料は取りません。なんて太っ腹なんだ!
こっちではウナギは蛇みたいなイメージで、食べないらしい。もっとも、ここまで大きいと美味しくないとは思うのですが。
日本では40年ぶりに天然もののトキのひなが孵化したと話題になっているようですが、これもその仲間には違いない……ただ、こちらは人間に生息域を奪われて、野良トキのようになって、人間周りで餌をあさってうろついているのだという……
あまりに独自の発達の仕方をしてしまって、言われなければ寿司とは思えません……美味いとか不味いとかじゃなくて、まあ別な料理だな。
Sさん、水たまりのオタマジャクシをペットボトルですくっていきました。家でカエルにするのが趣味らしい。
フロントでチェックインの時に゛Big, good room”と言われたので、何のことかと思ったら、ホテル側の都合でスイートを割り振ってくれたらしい。追加料金なら払わんよ。
夕食の待ち合わせ時間まで、ホテルからほど近いハイドパークを散歩しました。
その後街を散歩して買い物をしましたが、月曜日がアンザック・デーというので、アンザック・クッキーがたくさん売られていました。アンザック・デーというのは、毎年4月25日、第一次世界大戦のガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の兵たちと、当時国の為に尽力した人々のために追悼を行う日で、オーストラリアやニュージーランドではお休みになるようです。記念のクッキーがいろいろな模様の缶に入って売られているので、お土産に買いました。
夜は、Sさん一家が、典型的なオーストラリア料理のお店というのに連れていってくれたのですが、まあイギリスの名残というか、パブみたいな感じで……
とにかく、何でもフレンチフライと揚げ物! ステーキが一番野菜があってヘルシーかも。味は美味しいのですが、日本人にはちょっとヘビーだなあ。ビールもぐびぐび飲めました。
Sさんはオーストラリアで合気道を教えている人で、われわれ日本人の酒のみ連中のことはよくわかっておられる……というので、ワインを赤白1本ずつ差し入れしてくれました。こっちのはみんなスクリューキャップになったらしくて、開けるのも簡単だし、美味しい。
羽田発のカンタス、朝8時半にはシドニーに到着するので、一日目いっぱい使えて、便利です。飯は不味いけど。
翌日に続く。
4月20日夜に羽田をたつカンタスの便に乗り、21日朝にシドニー到着。寝てりゃいいんだから、楽なもんです。しかしなあ、この機内食は不味かったなあ。なんだ、あの米。
空港まで元奥さんの今の旦那さん(ややこしいな。この人もよく知っているのですが)のSさんに車を出してもらって、まずはサーキュラーキーへ。
やっぱりシドニーといえばこれ、オペラハウス
近くによると、こんなタイル張り
現代美術館に行きました
カフェでスコーンを食べて、朝食を補います
アボリジニによる現代アートを取り上げていたり
なんかこのコーヒーのが面白かった
今時は、現代アートの作品はたいてい「写真を撮ってSNSで拡散してね」という姿勢なので、撮っちゃいます。しかも、かなり広い常設スペースは無料で見られるというのでありがたい。
現代美術館からぐるっと湾沿いに歩いて、ボタニカルガーデンに入り、お散歩。広大な敷地ですが、ここもボランティアによって管理されていて、入場料は取りません。なんて太っ腹なんだ!
池にはぶっといウナギ
こっちではウナギは蛇みたいなイメージで、食べないらしい。もっとも、ここまで大きいと美味しくないとは思うのですが。
アイビスがたくさんいました
日本では40年ぶりに天然もののトキのひなが孵化したと話題になっているようですが、これもその仲間には違いない……ただ、こちらは人間に生息域を奪われて、野良トキのようになって、人間周りで餌をあさってうろついているのだという……
昼ごはんは、スーパーのフードコートで、わけのわからない寿司
あまりに独自の発達の仕方をしてしまって、言われなければ寿司とは思えません……美味いとか不味いとかじゃなくて、まあ別な料理だな。
午後はSさんの案内でいくつかビーチを見たり
自然公園内の木には白アリの造った大きなアリ塚が
ワライカワセミみたいのがいました
水たまりにはオタマジャクシ
シドニーの市街地が見渡せる場所もありました
Sさん、水たまりのオタマジャクシをペットボトルですくっていきました。家でカエルにするのが趣味らしい。
その後チェックインしましたが
なんと次の間付の部屋。あと2人来るのか?
フロントでチェックインの時に゛Big, good room”と言われたので、何のことかと思ったら、ホテル側の都合でスイートを割り振ってくれたらしい。追加料金なら払わんよ。
夕食の待ち合わせ時間まで、ホテルからほど近いハイドパークを散歩しました。
アンザック戦争記念碑の前で
その後街を散歩して買い物をしましたが、月曜日がアンザック・デーというので、アンザック・クッキーがたくさん売られていました。アンザック・デーというのは、毎年4月25日、第一次世界大戦のガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の兵たちと、当時国の為に尽力した人々のために追悼を行う日で、オーストラリアやニュージーランドではお休みになるようです。記念のクッキーがいろいろな模様の缶に入って売られているので、お土産に買いました。
夜は、Sさん一家が、典型的なオーストラリア料理のお店というのに連れていってくれたのですが、まあイギリスの名残というか、パブみたいな感じで……
チキン・シュニッツェル
ステーキ
シーフードバスケット
とにかく、何でもフレンチフライと揚げ物! ステーキが一番野菜があってヘルシーかも。味は美味しいのですが、日本人にはちょっとヘビーだなあ。ビールもぐびぐび飲めました。
Sさんの家でとれたパッションフルーツをいただいて
切って食べました。美味しかった!
やれやれ、お疲れ様
Sさんはオーストラリアで合気道を教えている人で、われわれ日本人の酒のみ連中のことはよくわかっておられる……というので、ワインを赤白1本ずつ差し入れしてくれました。こっちのはみんなスクリューキャップになったらしくて、開けるのも簡単だし、美味しい。
羽田発のカンタス、朝8時半にはシドニーに到着するので、一日目いっぱい使えて、便利です。飯は不味いけど。
翌日に続く。
人間っぽい [猫]
さっき気がついたら、紋次郎がマッサージチェアの上で横になっていました。
なんていうか、この寝方、とっても人間くさいんですけど。
紋次郎、抜歯はしたもののまだときどき口を痛がるので、土曜日におねえさんが横浜に戻った後、病院に連れていきました。抗生物質のお注射のほか、ステロイドの錠剤をもらいました。抜歯直後の通院では体重3.7キロだったのが、今回は3.9キロになっていました。よし、よし。
お注射後は調子がいいらしく、缶詰の柔らかごはんをわしわし食べるばかりでなく……
ウエットなごはんならともかく、カリカリを前足でちょいちょいして食べるのは、どのくらいちゃんと口に入っているのかわかりませんが……
おそるべし、洋猫! 毛のボリュームが多いとはいえ、なんだかどんどん大きくなっているような……。
ところで、明日の夜からオーストラリアに行ってきます。猫マスターのお嬢さんが大学を卒業するのです。オーストラリアは21歳が大人ということで、3月生まれのお嬢さんの新成人をお祝いする意味もあって、ちょいと出かけてきます。仕事でもプライベートでもほとんど先進国に行ったことのないおねえさん、ちょっと緊張しております。
この間、にゃんずのお世話は、おねえさんの弟がうちに泊まりこんでくれることになっています。忙しいのにすまんなあ。
それと、宣伝。このたび、うちから歩いて10分ほどのところで女性専用のシェアハウス始めました。本当はにゃんこ付きシェアハウスを考えたのですが、自分に仕事のあるうちはまだまだちゃんと面倒が見られないので、今は古い住宅をリノベしただけの、普通の全7室のシェアハウスですが。暇になって大家一本でやれるようになったら、猫付きにしたいんですけどねー。まだまだ空室だらけですので、もし横浜方面で子女が下宿を探しているような方がいらしたら、ぜひぜひ。最寄駅から徒歩6分、交通至便で、家賃もそんなに高くないと思うけど……猫好き、酒好き大歓迎です。
相変わらず枕が大活躍です
なんていうか、この寝方、とっても人間くさいんですけど。
紋次郎、抜歯はしたもののまだときどき口を痛がるので、土曜日におねえさんが横浜に戻った後、病院に連れていきました。抗生物質のお注射のほか、ステロイドの錠剤をもらいました。抜歯直後の通院では体重3.7キロだったのが、今回は3.9キロになっていました。よし、よし。
お注射後は調子がいいらしく、缶詰の柔らかごはんをわしわし食べるばかりでなく……
カリカリおやつもちょっとずつ食べています
ウエットなごはんならともかく、カリカリを前足でちょいちょいして食べるのは、どのくらいちゃんと口に入っているのかわかりませんが……
ま、なんにせよよかったわね(ポ)
痛くて跳ねまわったりするのは、かわいそうで見ていられなかったもんねー
紋次郎兄ちゃん、スリムでかっこいい(マ)
……っていうか、マーリィ、確実に紋次郎の大きさに迫ってない?
おそるべし、洋猫! 毛のボリュームが多いとはいえ、なんだかどんどん大きくなっているような……。
ところで、明日の夜からオーストラリアに行ってきます。猫マスターのお嬢さんが大学を卒業するのです。オーストラリアは21歳が大人ということで、3月生まれのお嬢さんの新成人をお祝いする意味もあって、ちょいと出かけてきます。仕事でもプライベートでもほとんど先進国に行ったことのないおねえさん、ちょっと緊張しております。
この間、にゃんずのお世話は、おねえさんの弟がうちに泊まりこんでくれることになっています。忙しいのにすまんなあ。
それと、宣伝。このたび、うちから歩いて10分ほどのところで女性専用のシェアハウス始めました。本当はにゃんこ付きシェアハウスを考えたのですが、自分に仕事のあるうちはまだまだちゃんと面倒が見られないので、今は古い住宅をリノベしただけの、普通の全7室のシェアハウスですが。暇になって大家一本でやれるようになったら、猫付きにしたいんですけどねー。まだまだ空室だらけですので、もし横浜方面で子女が下宿を探しているような方がいらしたら、ぜひぜひ。最寄駅から徒歩6分、交通至便で、家賃もそんなに高くないと思うけど……猫好き、酒好き大歓迎です。
こんな事件があったのか…… [本]
奥野修司『心にナイフをしのばせて』読了。
昭和44年に私立男子校で起こった残忍な殺人事件……加害者は少年法の壁に守られ、一度も被害者遺族に謝罪することなく弁護士になり、被害者家庭はボロボロに……『酒鬼薔薇』事件をきっかけに、古い事件を取材され、被害者の家族の壊れた悲しい家庭が掘り起こされたような……こんなふうな明暗の別れ方をするなんて……
昭和44年に私立男子校で起こった残忍な殺人事件……加害者は少年法の壁に守られ、一度も被害者遺族に謝罪することなく弁護士になり、被害者家庭はボロボロに……『酒鬼薔薇』事件をきっかけに、古い事件を取材され、被害者の家族の壊れた悲しい家庭が掘り起こされたような……こんなふうな明暗の別れ方をするなんて……
復活の瑞巌寺 [旅行]
15日の夜は、月に一度の帰省・母の見舞いです。今度は、新宿に「バスタ」ができたっていうから、楽しみだ!
何よりきれいでわかりやすい! 前はバス会社によって場所が違って、新宿駅から遠かったり近かったりで苦労したものですが、これなら駅から間近で便利この上ありません。ただ、どこかの外人が「Do you know where is smoking place ?」なんて聞いてきましたが、どうも喫煙場所はないみたいだなあ。まあ、いいけど。
連休前のせいか、空いたバスで、隣の席が空いていて楽ちん……で、仙台着もほぼ時間通りで早朝5時に仙台駅東口に到着しました。
せっかく早く着いたので、実家まで歩いて行って、コンビニで買った朝食を食べ、父の仏壇に線香をあげて小休止。
その後出かけましたが、今回のお見舞い以外のお楽しみは、ここ。
中は写せないのですが、素晴らしい障壁画をたくさん見ることができました。700円払っても、あの絢爛たる世界は見る価値があります! ただ、外国人向けの「ここでは帽子を取ってください」の注意書きの中国語が一文字間違っていて……惜しい……
その後、再生を図って立ち入り禁止になっている瑞巌寺参道の杉林の脇を抜けて、案内所のところに行くと……
みんなに親しまれたシロちゃんは、昨年亡くなってしまったそうです。このミーちゃんも野良ちゃんで、案内所のおばさんが、「これでもずいぶん馴れたんですよ」と。ちょっとびくびくしてましたが、ちゃんと撫でさせてくれました。もちろん、ミーちゃん募金にも些少ながら……
その後は東北本線の松島駅まで歩いて、母親の施設まで電車で向かいました。
施設に行くと、母はなんかまたボーっとしてたけど、二人で熊本地震報道一色のTVを見て、あまり噛み合わないおしゃべりをします。おそらく東日本大震災があったことは、忘れちゃってるな……買ってきた大きな芳香剤を部屋に置いて、母の昼ごはんの時間に合わせて退散。
今年はたくさん収穫できるといいな。
なんてのんびりしている間にも、木曜日の夜からの熊本の地震、大変なことになっています。津波こそ起きていないものの、阿蘇やあの素晴らしい熊本城の近辺が悲惨なことに……仙台のニュースでも、東日本大震災の時に世話になった熊本への恩返しとして、石巻赤十字病院のスタッフが出動したり、物資を運んだりと、いち早く支援が始まっているようです。東京の熊本アンテナショップには、朝から人が詰めかけて物産を買って支援している……自分に出来ることを、早くやらなくちゃ。
新宿駅南口の目の前!
こんな電光掲示板に全部のバスが掲示されます
何よりきれいでわかりやすい! 前はバス会社によって場所が違って、新宿駅から遠かったり近かったりで苦労したものですが、これなら駅から間近で便利この上ありません。ただ、どこかの外人が「Do you know where is smoking place ?」なんて聞いてきましたが、どうも喫煙場所はないみたいだなあ。まあ、いいけど。
連休前のせいか、空いたバスで、隣の席が空いていて楽ちん……で、仙台着もほぼ時間通りで早朝5時に仙台駅東口に到着しました。
工事がだいぶ完成したみたい
こんなの、あったっけ?
せっかく早く着いたので、実家まで歩いて行って、コンビニで買った朝食を食べ、父の仏壇に線香をあげて小休止。
自宅のあれた庭にも、春の花
その後出かけましたが、今回のお見舞い以外のお楽しみは、ここ。
溺愛猫的女人さんに、瑞巌寺が直ったって伺ったので……
まだ一部修理はしていましたが……
臥龍梅の
残り一輪
中は写せないのですが、素晴らしい障壁画をたくさん見ることができました。700円払っても、あの絢爛たる世界は見る価値があります! ただ、外国人向けの「ここでは帽子を取ってください」の注意書きの中国語が一文字間違っていて……惜しい……
裏庭の桜は、まだキレイでした
修理の様子がパネルで紹介されていました
こちらは庫裏
中の様子(こちらは撮影禁止とは書いていなかったのです)
隣の円通院も行きました
重文の三慧殿は、静かなたたずまい
いろいろな花が咲いています
その後、再生を図って立ち入り禁止になっている瑞巌寺参道の杉林の脇を抜けて、案内所のところに行くと……
こんな子がいました
ミーちゃんです
みんなに親しまれたシロちゃんは、昨年亡くなってしまったそうです。このミーちゃんも野良ちゃんで、案内所のおばさんが、「これでもずいぶん馴れたんですよ」と。ちょっとびくびくしてましたが、ちゃんと撫でさせてくれました。もちろん、ミーちゃん募金にも些少ながら……
その後は東北本線の松島駅まで歩いて、母親の施設まで電車で向かいました。
松島駅近くで会った猫ちゃん。首輪してました
施設に行くと、母はなんかまたボーっとしてたけど、二人で熊本地震報道一色のTVを見て、あまり噛み合わないおしゃべりをします。おそらく東日本大震災があったことは、忘れちゃってるな……買ってきた大きな芳香剤を部屋に置いて、母の昼ごはんの時間に合わせて退散。
帰ると、バルコニーのモッコウバラが咲いてました
そして……
ミョウガも!
今年はたくさん収穫できるといいな。
なんてのんびりしている間にも、木曜日の夜からの熊本の地震、大変なことになっています。津波こそ起きていないものの、阿蘇やあの素晴らしい熊本城の近辺が悲惨なことに……仙台のニュースでも、東日本大震災の時に世話になった熊本への恩返しとして、石巻赤十字病院のスタッフが出動したり、物資を運んだりと、いち早く支援が始まっているようです。東京の熊本アンテナショップには、朝から人が詰めかけて物産を買って支援している……自分に出来ることを、早くやらなくちゃ。
面白い本と、すさまじい生き方 [本]
黒川博行『アニーの冷たい朝』読了。
いつもよりやや不気味なのは、猟奇的な殺人犯を追いかけているから。内容はもちろん抜群に面白くて、この大阪の警察官の皆様がまた何とも言えない味を出しているのだが、あとがきでまたほろり。黒川先生を「おっちゃん」と慕った故・鷺沢萌さんのあとがきを、書き手亡き後に掲載している。才能のある人に限って、そんなふうに……
晴留屋明『殴られ屋』読了。
自伝というか、ノンフィクション。確かに、元プロボクサーが借金を返すために新宿で殴られ屋をやっているというのは、一時取り上げられたことがある。が、この本を読んでみると、本当にもう、バカ! と言いたくなる人。1分1000円で15万人に殴られれば1億5000万円が返済できるとか、そういう計算、ないでしょ普通。今は新宿コマ劇場もなくなったし、どこにいるのやら……って、まだ52、3歳だし、どこかでまだがんばっているのだろうなあ。人がよくて単純、というのも突き抜けるとここまで来ちゃうのかなあ。きっといい人なんだろうけど。
北村薫『八月の六日間』読了。
歳を取ってから登山に目覚めたおひとりさま女子は、「山ガール」なんていう軽さでははかれない。しみじみ山の良さを感じさせつつ、ドラマも味わえて、面白かったけど、山登りは嫌いなんだなあ、どうにも。
ピーター・へスラ―『北京の胡同』読了。
白人の中国ルポに対して、なんとなく意味もなく偏見を持っていたけれど、すっごく面白かったし、すごい取材力。参りました。そうだよなー、チベットで会ったハーバード大生の女の子は、中国語すごくうまかったしなあ。
いつもよりやや不気味なのは、猟奇的な殺人犯を追いかけているから。内容はもちろん抜群に面白くて、この大阪の警察官の皆様がまた何とも言えない味を出しているのだが、あとがきでまたほろり。黒川先生を「おっちゃん」と慕った故・鷺沢萌さんのあとがきを、書き手亡き後に掲載している。才能のある人に限って、そんなふうに……
晴留屋明『殴られ屋』読了。
自伝というか、ノンフィクション。確かに、元プロボクサーが借金を返すために新宿で殴られ屋をやっているというのは、一時取り上げられたことがある。が、この本を読んでみると、本当にもう、バカ! と言いたくなる人。1分1000円で15万人に殴られれば1億5000万円が返済できるとか、そういう計算、ないでしょ普通。今は新宿コマ劇場もなくなったし、どこにいるのやら……って、まだ52、3歳だし、どこかでまだがんばっているのだろうなあ。人がよくて単純、というのも突き抜けるとここまで来ちゃうのかなあ。きっといい人なんだろうけど。
北村薫『八月の六日間』読了。
歳を取ってから登山に目覚めたおひとりさま女子は、「山ガール」なんていう軽さでははかれない。しみじみ山の良さを感じさせつつ、ドラマも味わえて、面白かったけど、山登りは嫌いなんだなあ、どうにも。
ピーター・へスラ―『北京の胡同』読了。
白人の中国ルポに対して、なんとなく意味もなく偏見を持っていたけれど、すっごく面白かったし、すごい取材力。参りました。そうだよなー、チベットで会ったハーバード大生の女の子は、中国語すごくうまかったしなあ。